ほりうち(ccbu8181) 2012-08-18 22:31:35 |
<本企画における注目の自動演奏楽器>
ワーリッツァー・スタイル“O”フォトプレーヤー ■無声映画時代に映画館で使われていた自動演奏ピアノ この楽器は無声映画に、BGM と効果音をつけるために使われていた自動演奏ピアノです。BGM は自動で演奏します。曲の演奏をプログラムしたもの(ロール状の紙に穴を空けたもの)をセットし、場面によって2種類の音楽を切り替えることができます。 また、オペレーターが映画を見ながら、ピアノの鍵盤の横や下に並んだボタンを押したり、足元のペダルを踏んだりし、操作して 効果音をつけていました。 20世紀初頭、欧米の映画館ではこうした楽器が活躍していましたが、1928年のトーキー映画の登場により、姿を消しました。 所蔵品のフォトプレーヤーもかつてはシアトルの映画館で実際に使われていたものです。 今回は現代アーティストによる映像に効果音をつけ、かつての映画館の楽しみ方を体感していただく試みを行い、現代の映像とアンティーク楽器のコラボレーションをお楽しみいただきます。 アーティスト・ユニット「田島麒人(たじまきじん)」について 版画家の釣谷幸輝と名嶋憲児、映像作家の山田詩音の3人によるアーティスト・ユニット。 2011年に釣谷は名嶋と「ギャラリー惣(東京都中央区銀座)」にて2人展、合作絵本「けんきゅうのたし」展を開催。 今回はその発展形として映像の山田が加わり、「田島麒人」を結成した。 <釣谷幸輝(つりたにこうき) プロフィール> 銅版画は詩的で静的なモノクロームの世界を描き出し、木口木版画では『ケルプ 博士の奇妙な発明』シリーズをはじめ独自の作品世界を作り出す。 1992年 金沢美術工芸大学 大学院 美術工芸研究科 修了 2008年 オリジナルズ08(モールギャラリーズ/イギリス) ブライト・スキオールド賞他受賞。 2010年 第73回英国木口木版画協会展 (バンクサイドギャラリー他/イギリス)協会海外部門賞受賞 2011年 ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ/イタリア) <名嶋憲児(なじまけんじ) プロフィール> 単純化された線でデフォルメされた人物像によって心象風景を描く。 1991年 中京大学文学部国文学科卒業 1994年 「樹のある風景」展(樹樹画廊/愛知) 1999年 ジェール国際ビエンナーレ(ジェール市立美術館/ハンガリー) 2001年 常設個展(福岡市美術館/福岡) 2004年 銅版画集『yellow and blue』展(不忍画廊/東京) 2011年 「猫まみれ」展(山形美術館・山形 笠間日動美術館・茨木) <山田詩音(やまだしおん) プロフィール> 金沢美術工芸大学、在学中。 写真、イラスト、デザイン、作曲、映像制作等の活動を行う。 2011年にグループ制作したボーカロイド“巡音ルカ”「No Logic」のプロモーションビデオ作品は、そのクオリティーの高さから広く支持をうけ、公開数日でニコニコ動画でのボーカロイドカテゴリのランキング1位を 獲得した。 |
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