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No.142 (Re:141) 【夢くりはら21】くりはら田園鉄道KD95形気動車(ディーゼルカー)について
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-10-18 17:13:48
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News Release


(別紙資料)

くりはら田園鉄道KD95形気動車(ディーゼルカー)について

■KD95形気動車(ディーゼルカー)■

 くりはら田園鉄道(株)は、平成7年に栗原電鉄鰍ゥら社名変更しましたが、同時に動力を電気から内燃化するために、新しく製作され導入された気動車です。形式のKD95は、「KD」=くりはら田園鉄道、「95」=導入年を表しています。KD951番から953番までの3両が平成19年3月31日の営業最終日まで、主力として石越駅と細倉マインパーク前駅の間を走りました。
 車体は、社名の栗原の「栗」に由来した「栗色」に近いものとして、正面上部のヘッドライトは、鉱山で使われていたカンテラ風のデザインにして、旧細倉鉱山の輸送に従事した歴史を現しています。
 車内は、通路を挟み1人掛けと2人掛けが向かい合わせになるクロスシートを基本として、入り口付近は乗客の乗り降りが行いやすいように、ロングシートとなっています。クロスシートには、折りたたみテーブルも設置され、座席の肘掛、テーブル、室内の床面や一部の手すりには、地元産の木材が使用されています。冷暖房完備ですが、全ての窓は開閉できるようになっています。
 くりはら田園鉄道では、全列車がワンマン運行をしていたため、ワンマンの路線バスと同様に、自動案内放送装置、整理券発行機、料金表示機、両替機付きの運賃箱が設備され、運転室の外側には、安全確認のためのバックミラーも取り付けてあります。
 1両編成での運転を基本としていましたが、団体輸送などのときは、最大3両まで連結して運行されることもありました。連結した際には、貫通幌で車両間の通り抜けが出来るように正面中央に貫通ドアがあります。

<車両データ>
 富士重工業・平成6年12月製造(くりでん使用開始は平成7年)
 全 長  16,500mm
  幅    3,090mm
 高 さ   4,090mm
 使用軌道幅 1,067mm(JR在来線と同じ)
 定 員    103人(内座席44人)
 重 さ   26.7トン
 機 関  ディーゼルエンジン250馬力1台
 燃 料  軽油
 最高速度 時速70キロ(くりでん使用時)