ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-04-21 17:22:49 |
JR最初の事件
女子大生87名を乗せたJRの列車が行方不明犯人の恐るべき要求に隠された真実とは? 「今、午前2時45分。青函連絡船の中で書いています」 新生JR北海ご自慢のリゾート列車〈レジャーエクスプレス〉で札幌から弘前へりんご狩りに向かう途中、手紙をしたためる夏美は言いしれぬ不安に襲われた。 いつまでたってもおさまらない船の激しい揺れに、 デッキに出た夏美が見たものは……。 今はなき青函連絡船で海を渡り、北海道から本州へ。 6つの鉄道会社に分割されたJRの盲点をついた奇抜な犯罪に、鉄道警察隊の高杉警視が挑む。 『日本国有鉄道最後の事件』に続き、国鉄の分割民営化をテーマに刊行された話題の書を、JR発足20年を機に復刊。 書 名:JR最初の事件 発行日:2007年 4月11日 初版第1刷印刷・発行 著 者:種村直樹 発行所:株式会社SiGnal http://www.e-signal.jp 定 価:本体933円+税 図書符号:ISBN978-4-902658-09-5 ※本書は一九八八年一月に徳間書店より初版刊行、一九九二年一月、徳間文庫として補筆刊行されたものを元に復刊しました。 *会津鉄道は一九九〇年一〇月に会津高原−会津田島間の直通電化が完成、会津鉄道と野岩鉄道のレールがつながり、野岩鉄道をはさんだ東武鉄道伊勢崎線浅草との相互直通運転が実現しています。 *営団地下鉄−帝都高速度交通営団は、二〇〇四年三月かぎりで解散、東京地下鉄株式会社に譲渡され、形式的に民営化されました。 目次 第一章 青函連絡船 7 第二章 〈レジャーエクスプレス〉23 第三章 マイレール 58 第四章 幻の縦貫ルート 73 第五章 函館 97 第六章 対策本部 111 第七章 人質解放 136 第八章 新たなる疑惑 161 第九章 計画 185 第十章 ダム公園 219 第十一章 地下鉄 240 第十二章 リニアモーターカー 253 種村直樹(たねむら・なおき) 1936年、滋賀県大津市生まれ。京都大学法学部卒業。毎日新聞記者を経て、1973年よりフリー。レイルウェイ・ライターとして文筆活動を続ける。おもな著書は『鉄道を書く 種村直樹自選作品集I〜VI』(中央書院)、『東京ステーションホテル物語』(集英社)、『準急特快記者の旅』(JTB)、『気まぐれ列車で行こう瀬戸内・四国スローにお遍路』(実業之日本社)、『日本縦断「ローカル列車」を乗りこなす』(青春出版社)、『「青春18きっぷ」の旅 傑作選』『悠久の急行列車』(SiGnal)ほか多数。 |
|
|