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No.702 【バスマップサミット】10/10〜12に第7回を沖縄で開催
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-07-18 16:30:59
気候アクションセンターおきなわ
NPO法人オムニバスデザイン社

 第7回 バスマップサミット in おきなわ
  −クルマをおいて,素敵なまちへ!−


 本土のような効率的な公共交通網を持たない沖縄県は現在,過度のクルマ社会です.全国最悪レベルの交通渋滞や飲酒運転,所得に占める高い移動関連支出など,その弊害は県民生活の随所に及んでいます.持続可能な社会の実現のためにも,過度にクルマに依存した私たちの交通行動を見直さなくてはなりません. 

私たちは昨年,このような現状を打破していくための解決策の一つとして,路線バスの利用情報ツール「バスマップ沖縄」を作成しました.
このバスマップは県民や観光客の方たちから大きな反響をいただき,昨年11月の配布開始以来既に5000部以上を配布しております.
バスマップに同封したアンケートからは感謝の声も多く聞かれました.バスマップを手に入れて以降日常的なクルマの利用頻度が減ったり,バスの利用頻度が増えたりしたという方もアンケート回答者の10〜30%に上るほか,そこから試算したCO2の削減量は年間100トン以上に達するなど,バスマップの効果が高いことが確認されております.

ところで,バスマップは私たち独自の思いつきで作成したものではありません.国内には同種のバスマップを作成している団体がたくさんあります.その中には,紙のバスマップから派生したさまざまな公共交通利用促進のためのツールを作成し,成果を上げているところもあります.
そこでこのたび,今後の沖縄の公共交通をどう発展させていくか,県民や観光客が過度のクルマ依存から脱却した,持続可能な交通体系をどのように構築していくかを考えるために,全国のバスマップ関係者を招いて議論を行なう場,「バスマップサミット」を開催する運びとなりました.

巷では「沖縄のバスは不便だ」との声が聞かれますが,不便ということは改善すべきことを改善しさえすれば,より良い状況になることをも意味します.バスマップサミットが,沖縄のバスを便利にしていく一助としての,また県民の方に現在のクルマ社会を見直すきっかけとしての役割を担えれば幸いです.
本取り組みの趣旨にご賛同いただき,バスマップサミットにご参加いただければ幸いです.どうぞよろしくお願い申し上げます.

なお、第7回 バスマップサミット in おきなわについては、まだ企画中で未決定事項も多くあるため、詳しい情報は“バスマップ沖縄”Webサイト上に随時アップいたします。こちらをご覧ください。

 バスマップ沖縄のURL
 http://www.kotsu-okinawa.org/index_summit.html