ほりうち(ccbu8181) 2010-04-01 16:32:10 |
■展望台 設計:三分一博志 これまで視覚にのみ訴えかけてきた展望台とは一線を画し、国立公園六甲山ならではの四季折々の自然環境を観測・体感できる新しいスタイルの展望台です。 構造はあくまでも「自然」にこだわり、夏は「幹(空気の流れ)」と「氷室」の効果により空気を冷却、冬は太陽の日差しを最も受ける場所に「陽室」を設置することで暖かい空間を作ります。また、樹氷が観測される六甲山の冬の特色を生かして、外部を覆う木製のフレーム(葉脈)に「樹氷」を氷着させ、幻想的な世界を作りだします。 六甲山の自然と建物を一体化させ、未来の地球を見据えた、周囲の環境にできるだけ負荷を与えない設計がされています。 ■ロゴマーク [デザインコンセプト] 参加アーティストや運営スタッフ、地域の方々のかけ合いから様々な出来事が生まれ、その出来事が「六甲ミーツ・アート」を作っていきます。 ロゴマークは、「山の中でなにやら面白そうな事が起こっている!」と沢山の人に伝えられるような形を探しました。 緑の三角形は木を、黄色いカーブは月を、青い線は眼下に広がる海を、中央にある感嘆符は、山の中でおこる「出来事」を象徴しています。 訪れた方それぞれが、豊かな自然と、そこで起こる出来事を通じて、六甲山の魅力を新たに発見する機会になるのではないかと考えました。 その事をロゴマークでも伝えられればと考えています。(graf/坂田佐武郎) [プロフィール] graf: 「デコラティブモードナンバースリー」というユニット名で活動を開始し、1998年に南堀江(大阪)にショールーム「graf」をオープン。独自の発想と方法でものづくりに取り組み、現在に至っています。家具のデザイン・製造から始まった活動は、現在では、空間・照明・グラフィック・プロダクト等のデザインから、アート、食に至るまで多岐にわたり、暮らしに関わるあらゆるものづくりに取り組み、発信しています。 |
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