ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-09-26 23:10:39 |
鴻池新田会所 特別展「片町線ノスタルジイ」のご案内
片町線鴻池新田駅の近くに「鴻池新田会所」という重要文化財があります。駅名の由来ともなった鴻池家の施設で、今は東大阪市文化財課の手で郷土資料館として運営されています。鴻池家は鴻池新田駅建設の際に敷地や資金を出すなど深い関係があります。 この秋、鴻池新田会所では、「片町線ノスタルジイ」と題して片町線をテーマとした特別展示をすることになりました。 片町線は明治時代に開通した東大阪市内でもっとも古い鉄道路線です。かつては名古屋・大阪間の直通列車が走り、「鉄道唱歌」にも登場します。その後ローカル線となってもいち早く電化され、軍需輸送を担うようにもなりました。明治〜昭和の未公表写真や古文書約100点(複製資料含む)を展示し、片町線の紆余曲折の歴史をひも解きます。 ■特別展「片町線ノスタルジイ」 場 所:鴻池新田会所 東大阪市鴻池元町2-30(鴻池新田駅から徒歩5分) 期 間:2010年10月2日(土)〜11月7日(日)(月曜休館) 開館時間:10:00〜16:00 入 館 料:大人300円 小・中学生200円 電 話:06-6745-6409(鴻池新田会所) HomePage: http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/kaisho/index.html http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/kaisho/download_folder/2010f_poster_A4.pdf ■歴史講演会 各日とも13:30〜15:00 本屋土間、定員50名 当日先着順 ▼10月3日(日) 「片町線115年 ―覚えておきたい10の出来事」 講演者 森口誠之氏 (鉄道ライター) 開業115年の片町線は、かつて大阪・名古屋間の幹線でしたが、大正時代以降はローカル線となりました。しかし、関西省線で始めての電化、自動改札機の早期導入などエピソードがたくさんあります。 ▼10月24日(日) 「禁野火薬庫の復元と片町線」 講演者 駒井正明氏 (大阪府文化財センター) 禁野(きんや)火薬庫は1897年、淀川左岸に開設された陸軍の弾薬貯蔵施設で、その後拡大・爆発を繰り返しながら終戦を迎えました。文献史料や発掘調査の成果などから、用地・施設・弾薬輸送方法などの変遷をたどります。 ▼10月10日(日) 史跡ハイキング「まぼろしの大仏線をたどる」は定員に達しました ■図録 「片町線ノスタルジイ 展示解説書」という図録が来館者に無料配布されます(32ページ、オールカラー、来館者1人1部限定、先着1200部)。内容は以下のようなものです。 -1895年 浪速鉄道の開業(計画ルートの策定の過程。鉄道忌避にまつわる出来事など) -1898年 関西鉄道による名阪直通列車(関西鉄道に由来する社紋などの品々・史跡) -1912年 鴻池新田駅の誕生(鴻池家に残る当時の文書・図面など) -1932年 片町線電化(淀川区の石碑、当時の新聞記事) -1940年 片町線沿線の軍関連施設と軍需工場(禁野火薬庫と禁野側線、祝園・放出などの側線) -実現しなかった鉄道計画 -片町線年表 -片町線・城東貨物線を走る車両(Nゲージ・写真)・鴻池新田駅ジオラマ -片町線の記念切符・オレカ・パンフレットなど |
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