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No.1649 (Re:1644) 【交通科学博物館】6月の催物ニュース(6/6)
ほりうち(ccbu8181) 2011-06-04 11:53:06

「噴水小僧」概略
・製作 1901(明治34)年 青銅製二体のうち一体

・設置場所 二代目大阪駅正面車寄せ両側

・設置当時の様子
 二体それぞれの衣装は異なっており、一体は「金」印の腹掛け姿、もう一体は網目のシャツ姿で、岩に腰を掛け、片足を曲げて雑魚取り網を膝の上においていた。噴水小僧の上には竜頭が取り付けられ、竜が口から吐いた水を頭上の蓮の葉で受け止めていた。当時は柄杓が用意されており、行き交う人々の喉を潤したといわれている。

・現在に至るまでの経緯
 1940(昭和15)年に完成した三代目の駅舎の新築工事の際、一体が行方不明になってしまい、腹掛け姿の噴水小僧のみがコンコースに設置された。その後、1963(昭和38)年10月に準鉄道記念物に指定され、1974(昭和49)年にはお化粧直しが施された。
 1979(昭和54)年に完成した四代目の駅舎においても中央コンコースの北側に設置され、腰を下ろせる待ち合わせスポットとして賑わった。
 現在は、四代目大阪駅改修工事に伴い撤去され、当館で保管されている。