NEWS RELEASE：全般 ３
| ひろやす／伊藤(vnnc8158) 2022-09-22 01:20:46 |
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鉄道博物館
THE RAILWAY MUSEUM 2022年９月21日 鉄 道 博 物 館 鉄道博物館におけるEF58形61号電気機関車の常設展示について 〇鉄道博物館では10月30日(日)より、EF58形61号電気機関車を常設展示します。 〇本機関車は1953(昭和28)年７月にお召列車専用機として製造され、首都圏の直流電化区間を中心に2008（平成20）年まで活躍してきました。 〇当館としては2018年７月の南館オープン以来、４年ぶりの展示車両の追加となり、展示車両は屋内外合わせて42両となります。 １ 展示するEF58形61号電気機関車について ■製造年 1953(昭和28)年 ■製造所 日立製作所 水戸工場 ■全 長 19.9m ■特徴 ○1953(昭和28)年、60号機とともに初めからお召列車専用機として指定したうえで車両メーカーに発注、新製されました。 ○車体正面だけでなく側面まで取り付けられたステンレス製の飾り帯や国旗掲揚装置、足回り各部の磨き出しなどの専用装備を当初から備えていました。 ○1953(昭和28)年10月に東京〜名古屋間でお召列車をけん引して以来、2001年までの間、90回以上お召列車の先頭に立ち、そのほかにも臨時列車やイベント列車を多くけん引し、日本の電気機関車を代表する存在となりました。 ２ 展示開始日 2022年10月30日（日） ３ 展示場所 本館１Ｆ (参考資料)EF58形61号電気機関車について ○概要 1953(昭和28)年7月に新製されたEF58 61号機は、60号機とともに初めてお召列車専用機として製造された。 車体正面だけでなく側面までステンレス製の飾り帯を取り付け、自動連結器、先輪・動輪のタイヤ側面、バネ釣り、ブレーキ引棒などを磨き出し、運転室前面に国旗掲揚装置を取り付けられた。このように両機は、お召機として外観を飾り、お召列車運転に必要なさまざまな装備をそなえて新製され、登場時から数あるEF58形の中でも特別な存在で、いつしか「ロイヤルエンジン」と呼ばれるようになった。1966(同41)年には、車体色も通常のぶどう色2号から御料車の塗色(暗紅色)に近づけた、いわゆる「ため色」に変更され、さらに特別感が高まった。 61号機は新製まもない1953(昭和28)年10月19日に、愛媛県松山で開催される国体に臨席する昭和天皇・皇后の乗車するお召列車の先頭に立ち、以来頻繁に使用されていく。新幹線開業・延伸により長距離の行幸啓では新幹線や航空機利用が増えていくが、それでも61号機は1号編成を使用したお召列車の先頭に立ち続け、北は信越本線の新潟や東北本線の黒磯、西は京都、大阪をはじめ山陽本線の岩国までその足跡を記している。 昭和末期から平成初期にかけては、お召列車の運転機会が減少し、臨時列車やイベント列車の先頭に立つことが多くなったが、現在の上皇・上皇后陛下と国賓の乗車するお召列車が運転されることになり、61号機は1996(平成8)年に小山〜足利間、1999(同11)年に甲府〜原宿間、2001(同13)年に東京〜北鎌倉間で、お召列車の先頭に立った。 61号機は1953(昭和28)年〜2001(平成13)年の間に90回以上お召列車をけん引しており、これはC51239号機の104回に次ぎ、電気機関車としては最多の運転回数を誇る。 〇主な履歴 1953(昭和28)年７月９日 日立製作所で製造され国鉄に納入 同 年７月15日 東京機関区に新製配置 同 年10月19日 初めてお召列車けん引 (昭和天皇・皇后が松山国体の開会式に出席) 1985(昭和60)年３月14日 東京機関区から新鶴見機関区に転属 1986(昭和61)年11月１日 新鶴見機関区から田端運転所に転属 2001(平成13)年３月28日 最後のお召列車けん引 (ノルウェー国王ご夫妻と上皇・上皇后陛下同乗) 2008(平成20)年４月１日 休車 2022(令和４)年10月30日 鉄道博物館にて保存、展示 ○おもな諸元 主要寸法 最大長：19,900o 最大幅：2,800o パンタグラフ折りたたみ高さ：3,960o 電気方式 直流1500V １時間定格出力 1,900kW 運転最高速度 110q/h ※日本国有鉄道工作局編『国鉄車両諸元一覧表(昭和34年度版)』1959年 松本謙一・前里孝・平井憲太郎編集『EF58』プレス・アイゼンバーン1982年 鉄道ファン編集部編『EF58ものがたり』上・下 交友社1989年 沖田祐作『機関車表 フル・コンプリート版DVDブック』ネコ・パブリッシング2010年等を基に作成 ※ご入館には事前に指定のコンビニエンスストアでの時間指定の「入館券」（枚数限定）をご購入ください。なお、既に各種割引、利用券等をお持ちの方は事前に入館券をご購入いただく必要はございません。 ※告知内容は新型コロナウイルス感染症拡大防止の事由等により予告なく変更、または中止となる場合がございます。 |
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