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No.1996 【レイル】No.81 上野駅発着の夜行客車列車と機関車
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-01-23 00:37:10
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp


タイトル: THE rail No.81
発 行 日: 平成24/2012年1月21日
定  価: 本体3,600円+税 荷造送料450円
発  行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン
U R L: http://www.etrain.jp/
        e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp
図書符号: ISBN978-4-87112-481-2 C1065 \3600E

[スタッフ]
企画・編集  前里 孝
編 集 顧 問  寺田貞夫
発   行  平井憲太郎
写 真 補 正  脇 雅恵・秋山瑛美
デ ザ イ ン  前里規子
写真スキャニング 株式会社日報
印刷・製本  昭栄印刷株式会社


もくじ

上野駅発着の夜行客車列車と機関車
 グラフ 昭和50年代半ば大宮−上野間の朝を見る
            宇野 昭………………………………4
 グラフ上野駅 ブルートレインの黎明期
            宇野 昭………………………………6
 グラフ 東北本線
  坂井直人/三 浦衛/三宅俊彦/前里 孝…………………8
 東北・常磐・奥羽方面の旅客列車
  昭和47〜57/1972〜1982年
            三宅俊彦……………………………20
 グラフ 上信越線    坂井直人/松尾よしたか………30

 直流架線下“星影の群像”列伝
 −東北・北陸・甲信越へと続く裏街道を行く国鉄電機−
              ふちい萬麗……………………36

現代中国蒸機の世界 最終回
中国蒸機の終焉
            蔵重信隆……………………………78

ヤードマン…………………………………………………………98


★以下、「ヤードマン」(編集後記)です

■東北新幹線が青森まで達してから,早くも1年が経過しました.それを記念して,上野駅に発着した客車夜行列車を振り返ってみました.とはいえ,100年以上に及ぶその歴史を,すべてご紹介するには,さしものレイルといえども紙数が足りなさ過ぎます.

■そこで今回はまず,東北新幹線が開業した昭和57/1982年から遡って10年間の運転の歴史を三宅俊彦さんに綴っていただきました.

■その頃の上野駅に出入した機関車たちを,ふちい萬麗さんが,関連するその他の機関車とともに,独自の切り口で語って下さいました.

■そして関東平野を走る,それらの列車の姿を,坂井直人,三浦 衛,松尾よしたか(彦孝)さんの撮影による写真で再現してみました.

■今回も,“ついこないだ”と思っていた風景が,すでに歴史の範疇に入るほど時間が経過していることを再確認していただけることでしょう.なにしろ今年で東北新幹線の開業30周年.あの頃から30年前といえば,昭和27/1952年です.

■中国の現役蒸機を追い求め,足掛け6年にわたって北京に“在住”されていた蔵重信隆さんのレポートが,今回で最終回を迎えました.蔵重さんが本文にも記してくださいましたが,当時その決意をお聞きした時,心意気に打たれてすぐさま“では,レイルに発表して下さい”とお願いしたのが,つい昨日のことのように思いだされます.回を追うにつれてレポートは詳細に及び,歴史の探究も奥深くなり,さらには配線跡探索まで始まるに至って,蔵重さんの情熱を再確認したことでした.

■さしも広い中国大陸でも,もはや未知の現役蒸機鉄道はないだろうというご判断のもとの決断ですが,やむを得ないこととはいえ,寂しさ一入です.

■昭和初期の趣味誌として“鐵道趣味”の名を知る方は多いと思います.その主筆だった宮松金次郎さんを父に持ち,その意思を引き継いで鐵道趣味社を守りつつ,ご自身も熱心な鉄道趣味人だった宮松丈夫さんが,昨年8月30日に亡くなっておられました.昭和15/1940年のお生まれでした.余りに早い訃報に,ただただ驚いているところです.ご冥福をお祈りします.
撮影日: 2011年07月23日
撮影場所: 新町−神保原
キャプション: 今や数少ない“ブル一トレイン”となった“あけぼの”. 写真:前里 孝
画像サイズ: 348×455(92%表示)