ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-07-24 23:31:54 |
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp タイトル: THE rail No.83 発 行 日: 平成24/2012年7月21日 定 価: 本体3,600円+税 荷造送料450円 発 行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン U R L: http://www.etrain.jp/ e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp 図書符号: ISBN978-4-87112-483-6 C1065 \3600E [スタッフ] 企画・編集 前里 孝 編 集 顧 問 寺田貞夫 発 行 平井憲太郎 写 真 補 正 脇 雅恵・秋山瑛美 デ ザ イ ン 前里規子 写真スキャニング 株式会社日報 印刷・製本 昭栄印刷株式会社 もくじ 昭和50年代の 越中島貨物線 小名木川の三重連………………………………4 越中島貨物線 今昔……………………………………………32 伝声管のこと……………………………………………………42 小野英晴 蒸機時代の越中島貨物線周辺 臼井茂信/林 嶢/大庭幸雄…………………46 北沢産業網干鉄道沿革史 西播地方を走った小さな貨物鉄道 林 義明/星野真太郎 協力:北沢産業株式会社 ……………………………………………50 ニュージーランドの蒸機列車 アーサーズ・パスへの誘い 萩原 仁…………………………………………78 ※「萩」は、草冠の下にノ木偏と亀 ヤードマン………………………………………………………98 ★以下、「ヤードマン」(編集後記)です ■前巻に続いて,川沿いを走る鉄道がメインテーマです.今回は東京の城東地区を流れる運河に面した,越中島貨物線です. ■昭和50年代,この越中島貨物線の途中駅である小名木川貨物駅に出入りした機関車や列車について,日常の観察を纏め上げたというのが今回の主題です.同時に,小名木川駅のすぐそばにあったという会社の寮で昭和50年代の数年間を過ごした,小野英晴さんの青春の鉄道趣味活動の記録でもあります. ■小野さんは,今回の稿を纏めるに際して,30年後の沿線を歩いて現今を比較観察され,回顧記録に終わらないレポートに仕上げて下さいました.レール輸送だけのために生き長らえているこの貨物線の現状も知っていただくことができます. ■一方,編集部では蒸機時代の情景を収録すべく,各方面にお願いして回ったのですが,記録があまりにも少ないのに驚かされました. ■辛うじて,林 嶢さんから昭和30年代の新小岩機関区で撮影されたD51を,臼井茂信さんのネガアルバムから近隣の錦糸町で入換作業に従事する8620の姿を,そして,蒸機運転最終日の越中島貨物駅の光景を大庭幸雄さんから提供していただくことができました. ■大庭さんのネガには,東京都港湾局のディーゼル機関車が写っていましたので,併せて掲載してみました.“東京湾に面した臨海鉄道の歴史と現状”というようなテーマも,“レイル”向けの趣向ではないかと思う次第です.どなたか,名乗りを上げていただけませんか. ■なお,東京周辺の貨物線については,レイル13号で“東京周辺あの貨物線はいま”と題して採り上げています.昭和59/1984年の刊行で,残念ながら在庫はありませんが,お持ちの方はぜひとも書棚から引っ張り出していただければ,鉄道貨物輸送に勢いがあった時代の東京周辺全体の様子を偲んでいただくことができるでしょう. ■もう一編,“北沢産業網干鉄道沿革史”は,山陽本線の網干駅から海へ向かって敷かれていた貨物専業鉄道です.昭和40年頃でしょうか,どこでどうやって知ったのか,鉄道の名前なのに“北沢商店”と,どこかの店屋さんのような名前に大いに興味を惹かれたものですが,当時の子供に網干は遠く,ついに末訪に終わりました. ■纏めてくださったのは,前巻の“中国鉄道”に続く星野真太郎さんと,ご友人の林義明さんです.現在も盛業中の北沢産業の全面バックアップによって,初めてその全貌が,ほぼ明らかになりました. ■最後に訃報を記さなければなりません.4月7日未明,荻原二郎さんが亡くなりました.大正4/1915年5月29日のお生まれでした.昭和10年代からの趣味人であり,鉄道マンでもあった荻原さんは,“レイル”の月刊時代から,数多くの写真を寄せてくださっていました.荻原さんが撮影された時代と現代との“鉄道車輌と風景の今昔模様”写真集を出したいと企画し,ご賛同も得ていたのですが,準備に手間取っているうちに叶わぬ夢となってしまいました.しかしご子息との間で,継続企画として,近いうちに実現すべしとの合意が得られております.ご期待ください. |
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