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No.2283 (Re:2269) 【REJ】2012/6 旅のヒント(3)
ほりうち(ccbu8181) 2012-07-04 22:59:30
マルセイユに2泊、TERでエクス・アン・プロバンスへ

 ニース・ヴィル駅からマルセイユ・サン・シャルル駅は、高速列車TGVで約2時間35分でアクセスできます。両都市間はこのほか、TERやテオズ(Teoz)も運行されています。マルセイユ・サン・シャルル駅は設備が整った大きな駅です。イリーズカフェやマクドナルド、バー、コインロッカーを備え、HotspotではWiFiによるネットアクセスも可能です。メトロも乗り入れているので乗り継ぎも便利。徒歩で旧市街のパニエ地区へ。下町の雰囲気ある細く入り組んだ路地を歩き、その雰囲気を楽しんだら、旧港にある魚市場にも立ち寄って。サン・ニコラ要塞、丘の上に建つノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂にも訪れたい観光ポイントです。聖堂のある丘から眺める紺碧の地中海と旧港の風景は誰でも心を奪われるはず。イフ城へは遊覧船でアクセスできます。かつて監獄だったイフ城は、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の中でも主人公ダンテスが無実の罪で捕らわれた監獄として登場します。
 5日目、エクス・アン・プロバンスへと出かけましょう。マルセイユ・サン・シャルル駅からTERでわずか約32分のエクス・アン・プロバンス駅に到着です。市街地から15kmほど離れたエクス・アン・プロバンスTGV駅とは異なる駅ですのでご注意ください。TERの発着駅は市街地まで数分でアクセスできるエクス・アン・プロバンス駅です。この駅は小さく待合室や手荷物預け入れ所、カフェなどはありません。
 早速、エクス散策へと出かけましょう。駅からも程近く、大きな噴水のあるド・ゴール広場へ。広場から東へミラボー大通りのプラタナスの街路樹には噴水が点在し、週末なら蚤の市などが開かれます。ずらりと並ぶカフェの1軒に入ってしばし休憩。大通りを眺めているだけでも、光に溢れたプロファンスの町とこの土地に暮らす人々の生活を垣間見ることでしょう。ミラボー大通りの北側に広がる旧市街の昔ながらの細い路地を歩きましょう。ショップやレストランがずらり並び、ラベンダーの石鹸やハーブなども売っています。
 印象派の画家セザンヌが好きなら、セザンヌの足跡を辿る散策がおすすめ。セザンヌ見学コースはその道順を示す標識があり、カフェ・レ・ドゥー・ギャルソン、コレージュ・ミニエ、大学や教会などを辿ります。彼のアトリエも徒歩圏内です。郊外へと出れば、セザンヌが愛した田園風景が広がります。
 マルセイユ滞在中に1度は本格的なブイヤベースを賞味ください。マルセイユの銘菓ナヴェット、エクス・サン・プロバンスの銘菓カリソンやプロヴァンスのハーブはお土産にどうぞ。