ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-12-18 23:39:57 |
株式会社交通新聞社
交通新聞社新書12月新刊 戦中・戦後を機関車とともに過ごした青春記 ■書 名: 交通新聞社新書051 15歳の機関助士 戦火をくぐり抜けた汽車と少年 ■発 売 日: 2012年12月15日 ■著 者: 川端 新二(かわばた しんじ) ■定 価: 840円(本体800円) ■体 裁: 新書判 ■ISBN: 978-4-330-33812-5 ■発 売 元: 株式会社 交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ 【概 要】 幼い境から蒸気機関車に憧れていた少年が国鉄に入ったのは、戦時中の昭和18年、14歳だった。名古屋機関区の一員となり、機関車掃除をする庫内手に。全身が真っ黒になる辛い機関車磨きの日々を乗り越え、鉄道教習所での厳しい訓練を終えると、晴れて機関助士に。やがて、花形の東海道本線に乗務する。機関士と機関助士の固い絆、空襲の中での命がけの乗務と仲間の殉職。終戦の日、敗戦のショックで茫然自失の中、機関士に励まされていつも通り機関車を走らせた……。機関車乗務員の青春の記録。 【章構成】 第1章 蒸気機関車に憧れて国鉄へ 第2章 汗と涙の“カマ焚き”修業 第3章 戦火をくぐり抜けた少年機関助士 第4章 あの日も汽車を動かした 【著者紹介】 川端 新二(かわばた しんじ) 昭和4年(1929)1月、福井県福井市生まれ。昭和18年3月国民学校高等科卒業。18年4月国鉄に就職し、名古屋機関区庫内手となる。19年6月機関助士となり、関西本線や東海道本線の蒸気機関車に乗務。28年からは電気機関車で機関助士を務めた後、32年7月蒸気機関車に戻り、機関士に。名古屋地区最後の蒸気機関車に乗務。その後は電気機関士として、東海道線のブルートレインなどに乗務。指導機関士として3年間、後進の指導をした後、59年3月退職。著書に「ある機関士の回想」(イカロス出版刊)がある。 【目 次】 はじめに 3 第1章 蒸気機関車に憧れて国鉄へ 蒸気機関車ファンの少年 14 福井機関区 16 機関車観察 18 御召列車 21 国鉄の採用試験 24 名古屋機関区見学 29 機関区の一員に 33 名古屋機関区初出勤 35 講習会 42 機関車掃除 44 洗缶 48 藁小屋と砂場 51 オイル缶を提げて、検査掛の付け人に 53 チューブ屋 56 第2章 汗と涙の?カマ焚き″修業 鉄道教習所機関助士科 64 浜松工場見学と修学旅行 68 鉄道精神の歌 72 模型火室投炭訓練 75 猛訓練 79 関西本線の実習 84 教導機関士 89 本物のカマ 92 水と石炭、通票 94 東海道本線と中央西線乗務 97 鉄道自殺の衝撃 100 実務審査 103 第3章 戦火をくぐり抜けた少年機関助士 機関区での入換えとB6 108 カンテラとシリンダオイル 111 古老機関士 116 冷めていた古老たち 118 カマガエ 122 古老から聞いた話 124 若い機関士 130 流線型機関車 133 青年機関士の体験談 135 兄貴と弟分 138 サプライズテスト 140 飛行機乗り志願熱 143 武豊線 145 当時の東海道本線の状況 151 憧れの東海道本線乗務 156 古老機関士の体験談 162 超特急「燕」誕生秘話 164 爆撃の中の乗務 168 第4章 あの日も汽車を動かした 空襲、機銃掃射 174 戦況の悪化で機関車を疎開 178 「新型爆弾」の投下 188 終戦の日もカマを焚いていた 190 石炭の質の悪化 195 国鉄職員による石炭採掘 202 ボロガマ 204 水面計のガラス 206 部品の盗難 210 進駐軍列車とアメリカ兵 213 復興の象徴「へいわ」運転 219 戦後の主力機C62の登場 221 おわりに 226 参考文献 228 |
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