ほりうち(ccbu8181) 2013-03-03 10:28:12 |
1.企画展「画かれた鉄道〜錦絵・引札・双六・鳥瞰図の中の鉄道〜」を開催します
「錦絵」「引札」「鳥瞰図」−これらは、用途の違いこそあれど、「景色やもの・人物等を、人に伝える」という大切な役割を持つものです。その中には、鉄道や乗り物がモチーフとして描かれているものが数多くあります。鉄道が物珍しかった明治初期から、人々の生活に欠かせない存在となった昭和中期までの資料を順に見ていくと、鉄道のもつ意味合いが見える気がします。 3月からの企画展では、当館が収蔵する錦絵や引札、鳥瞰図などの資料を見所や鑑賞ポイントとともに紹介します。 (1)催物名 企画展「画かれた鉄道〜錦絵・引札・双六・鳥瞰図の中の鉄道〜」 (2)期間 平成25年3月16日(土)〜5月26日(日) (3)会場 企画展示室 (4)内容 (1) 鉄道錦絵 江戸時代から人気の浮世絵は「錦絵」とも呼ばれていました。本展では、明治期の錦絵の中から鉄道がモチーフになったものを、色彩や構図などのカテゴリーに分けて紹介します。 【展示予定の資料】「東京名所 上野山下鉄道会社蒸気車発車之図」、「汐留ヨリ横浜迄鉄道開業御乗初諸人礼拝之図」、「東京従上野山下前橋間往復蒸気鉄道之真図」 等 (2) 引札(ひきふだ) 現在ではあまり聞き慣れない「引札」は、今でいうパンフレットにあたります。どのような用途に使われていたのかや、なぜ鉄道が描かれているのかといった解説と共に、実物を紹介します。 【展示予定の資料】「乾物商」、「諸干菓子商」、「ラムネ器械製造会社」等 (3) 双六(すごろく) 「引札」とは一転して私達にも親しみのある「双六」。なぜ多くの双六に鉄道が描かれたのか等を紹介すると共に、図柄のユニークさについても解説します。 【展示予定の資料】「空中汽車行双六」、「世界漫遊双六」 等 (4) 鳥瞰図(ちょうかんず) 「鳥轍図」とは空から全体を俯瞰して描かれた地図で昭和初期の鉄道の沿線案内などで使用されました。その中でも有名な絵師「吉田初三郎」の作品や人物を中心に紹介します。 (5) 絵葉書 現代でもなじみのある「絵葉書」。収蔵資料の中から120〜130点とこれまでの展示にない数の資料を一挙に展示します。 ※資料の保存のため、会期中適宜展示替えを行います。 【展示予定の資料】として掲載しているものは、平成25年3月16日の時点で展示する予定の資料です。 |
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