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No.2838 (Re:2834) 【REJ】旅のヒント:秋に楽しむスイス 世界遺産のぶどう畑とビール地方のワインを訪ねて
ほりうち(ccbu8181) 2013-08-02 18:02:15

旅のヒント

 高速列車、夜行列車、景観列車(シーニックトレイン)や登山列車など、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が縦横無尽に走り、観光客はもちろん、地元の人々にとっても大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や地元の人々とのふれあい、列車での国境越えという体験など、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーでは、テーマを決めて鉄道を楽しむ旅のモデルコースとともに、駅構内や列車内でのサービスや設備などについてご紹介いたします。


秋に楽しむスイス
  世界遺産のぶどう畑とビール地方のワインを訪ねて!


 ほとんど国外に出回ることのないスイスワインにフォーカスした、スイス鉄道の旅をご紹介します。スイスワインはその生産量が少ないため、ほとんどがスイス国内で消費されています。日本ではスイスワインを知っている人も多くありません。ヴァレー州、ヴォー州、ジュネーブ州、チューリヒ近郊など、湖沿いの丘陵に広がるブドウ畑は眺めているだけでも楽しいものです。レマン湖畔に広がるラヴォー地区のブドウ畑は世界遺産にも登録されています。ブドウ畑の側につくられた小路を歩くハイキングも人気です。今月号の旅のプランでは、ローザンヌとビール/ビエンヌ、チューリヒに宿泊して、ワインの産地として知られるレマン湖畔のラヴォー地区とビール湖地方のぶどう畑を見ながらの散策などを楽しみます。


 旅程
1日目
 日本からヨーロッパの都市を経由してジュネーブへ。空港直結の駅からIRでローザンヌへ。着後、ホテルへ。
 【ローザンヌ泊】

2日目
 終日、ローザンヌ市内観光。午後、普通列車で花の町モルジュへ(所要約10分)。
【ローザンヌ泊】

3日目
 朝食後、Sバーンまたは湖船を利用して、世界遺産に登録されるラヴォー地区のぶどう畑を見に湖畔の小さな村へ。
【ローザンヌ泊】

4日目
 朝食後、ECでビール/ビエンヌへ(約58分)。着後、湖畔沿い町トゥワンとラ・ヌーヴヴィルへ。
【ビール/ビエンヌ泊】

5日目
 午前中、ビール/ビエンヌ市内散策。夕方、ICでチューリヒ(約1時間10分)へ。
 【チューリヒ泊】

6日目
 終日、チューリヒ市内散策。
 【チューリヒ泊】

7日目
 朝食後、チューリヒ国際空港からヨーロッパの都市を経由して帰国の途へ。
 【機中泊】

8日目
 日本着。


 旅のポイント

空港直結の鉄道駅から直通でローザンヌへ

 ジュネーブ国際空港に到着したら、併設する鉄道駅からユーロシティに乗ってローザンヌ駅までは直通便で約42分で到着です。ローザンヌ駅は町の中心に位置しています。ローザンヌ駅関連情報(駅構内図や公共交通機関との接続、駅所在地を示すマップなど)はこちらから。
 ローザンヌ駅前広場から北へと歩いていくと、旧市街に入っていきます。ローザンヌの丘駅の南側にレマン湖があります。ローザンヌのおすすめ観光スポットやショッピング&グルメ情報、マップなどは、弊社公式サイト都市情報「ローザンヌ」で画像とともに紹介しています。また、現地スタッフが収集した鉄道旅行のプラン満載の弊社サイト「Connexion(コネクション)」ではレマン湖情報を提供しています。
 ローザンヌ駅からSバーンまたはREやIRで約10分のモルジュは、季節ごとに花々で町が彩られる花の町として知られています。8〜10月にかけてはレマン湖畔にダリアの花が咲きます。中世の雰囲気が残る街角を見ながらの散策を楽しみましょう。旧市街では水曜と土曜に朝市も開かれます。町の周辺はラ・コートと呼ばれるワインの産地でもあります。


世界遺産に登録されるラヴォー地区のぶどう畑をハイキング

 3日目は、世界遺産に登録される、中世から続く伝統のラヴォー地区ぶどう畑を訪れ、ハイキングを楽しみます。ローザンヌ・ウッシー港から湖船に乗って約40分でキュリー港(Cully CGN)に到着です。キュリー港から北西の方角へ、線路を超えた所にキュリー駅があります。キュリーは小さな町で、周辺の丘はテラス状の葡萄畑が広がります。町には雰囲気の良いビストロやショップが並びます。ぶどう畑の小路を通って小さなエペス村へとハイキング。途中、ハイキングコースの標識やぶどう畑についての説明が書かれたパネルなどがあります。エスペ村はぶどう農家の集落です。ランチはぶどう畑を眺めるテラスのあるビストロで。村を抜けてぶどう畑の間の小路を行くと、ぶどう農家の集落リエ村に到着です。ここにはワインセラーも軒を連ねます。リエ村は世界遺産に登録されるラヴォー地区のぶどう畑の中にあります。秋には黄金に輝くぶどう畑を見ながらの気持ちのよいハイキングを楽しみつつキュリー村へ。キュリー駅からはSバーンに乗って約10分でローザンヌ駅に到着です。
 Connexionでの旅プランにはヴェヴェイからモントルーへのルートがありますが、キュリーからモントルーへ足を延ばしてもいいかもしれません。モントルーからはインターレギオ(IR)に乗って約21分でローザンヌ駅に戻ることができます。


ビール/ビエンヌへ。ワイン産地の村を訪ねて
  その後、ICでチューリヒへ


 4日目は、ローザンヌ駅からEC(ユーロシティ)に乗って、ジュラ山麓のビール/ビエンヌへ。この町はドイツ語とフランス語の併記が法律で定められているのだそう。ビール/ビエンヌの城壁に囲まれた旧市街は中世の雰囲気を今に伝えています。リンク地区には騎士の噴水や15〜16世紀時代のカラフルな色の壁が目を楽しませてくれる建物がずらりと並びます。この街は時計産業が盛んです。ビール/ビエンヌ滞在中には、湖畔の斜面に広がるぶどう畑のなかの小さな町や村を訪ねましょう。トゥワン、リゲルツ、ラ・ヌーヴヴィルなどはいずれも中世の町並みが残されています。丘陵地帯のぶどう畑、古城や教会といったのどかな風景は、山々のスイスとは異なるこの国の魅力を伝えています。いずれの町や村も列車でアクセスできるほか、ビール湖(ビエンヌ湖)の湖船でもアクセスできます。
 5日目の午後、ビール/ビエンヌ駅からIC(インターシティ)でチューリヒへ(所要約1時間10分)。チューリヒ中央駅には、観光案内所やカフェなどのほか、Wi-Fiによるインターネット接続などのサービスなども提供されています。チューリヒのおすすめ観光スポットやショッピング&グルメ情報、マップなどは、弊社公式サイト都市情報「チューリヒ」で画像とともに紹介しています。スイスフレキシーパスのボーナス特典を利用して、市内ガイド付きウォーキングツアーに参加するのもいいかもしれません。ランチやディナーには、スイス産ワインを。Connexionでもチューリヒの見どころを紹介していますので、ご覧ください。
 レイルヨーロッパ公式サイトにはチューリッヒ空港などのヨーロッパの主要空港へのアクセス、交通情報、直結する鉄道駅情報や駅構内図などが満載です。ぜひご覧ください。


 ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合もあります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。


 鉄道パス&チケット
・スイスフレキシーパス/1カ月の有効期間内に通用日4日間:IR(ジュネーブ国際空港駅⇒ローザンヌ駅<1日目>)、普通列車(キュリー駅⇒ローザンヌ駅<3日目>)、EC(ローザンヌ駅⇒ビール/ビエンヌ駅<4日目>、普通列車(ビール/ビエンヌ駅⇔トゥワン駅、リゲルツ駅、ラ・ヌーヴヴィル駅<4日目>)、IC(ビール/ビエンヌ駅⇒チューリヒ中央駅<5日目>)。

・鉄道チケット/ローザンヌ駅⇔モルジュ駅間(2日目)の鉄道チケットは弊社公式サイトにてご購入ください。

・今回プランではスイスフレキシーパスを使って、列車(IC、IR、EC)に乗車します。この際、座席指定券は必要ありません。空いている席に座ってください。

・スイスフレキシーパスの各種ボーナス特典が盛りだくさんです。


 Tips & インフォメーション
・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。

・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。復路の列車の時刻も必ずご確認ください。

・列車にご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。

・スイス政府観光局 ⇒ http://www.myswiss.jp/

・「スイスイスイス」プレゼント・キャンペーン実施中。豪華プレゼントが当たります!スイスパス&スイスフレキシーパスのお得情報も満載です。 ⇒ 
 http://www.raileurope.jp/suisui-swiss/swisspass/top.html

撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 180×120(原寸表示)