ほりうち(ccbu8181) 2014-03-29 09:55:01 |
旅のヒント 高速列車、夜行列車、景観列車(シーニックトレイン)や登山列車など、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が縦横無尽に走り、観光客はもちろん、地元の人々にとっても大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や地元の人々とのふれあい、列車での国境越えという体験など、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーでは、テーマを決めて鉄道を楽しむ旅のモデルコースとともに、駅構内や列車内でのサービスや設備などについてご紹介いたします。 ヘルシンキを起点に鉄道で旅するフィンランド、ムーミンと森と湖を楽しもう! フィンランド・ヘルシンキを起点に鉄道で旅します。2014年は、『ムーミン』の生みの親トーベ・ヤンソン生誕100周年で、各地で記念イベントが行われます。ムーミンの故郷を訪ね、トーベ・ヤンソンが愛した森と湖の国フィンランドの自然を満喫する鉄道の旅へと出かけましょう。今回の旅ではユーレイル フィンランドパスを使い、ヘルシンキから、ハメーンリンナ、タンペレ、トゥルク(=画像)の3都市を訪れるほか、アウランコ自然公園でのハイキングを楽しみます。 旅程 ┌───┬───────────────────────────┬───────────┐ |1日目|日本からヘルシンキへ。着後ホテルへ。 |【ヘルシンキ泊】 | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |2日目|終日、ヘルシンキ市内散策。アテネウム博物館でトーベ・ヤ|【ヘルシンキ泊】 | | |ンソン展見学。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |3日目|朝、ヘルシンキ中央駅から、ICでハメーンリンナへ(所要約|【ハメーンリンナ泊】 | | |1時間3分)。その後、バスでアウランコ自然公園へ。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |4日目|朝、ICでタンペレへ(約41分)。着後、市内散策。タンペレ|【ヘルシンキ泊】 | | |市立美術館&ムーミン谷博物館など。高速列車ペンドリーノ| | | |でヘルシンキへ(約 1時間30分)。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |5日目|朝、ヘルシンキ中央駅からICで古都トゥルクへ(約 1時間58|【ヘルシンキ泊】 | | |分)。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |6日目|出発までヘルシンキ市内散策。ヘルシンキ・ヴァンター国際|【機内泊】 | | |空港から帰国の途へ。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |7日目|日本着。 | | └───┴───────────────────────────┴───────────┘ 旅のポイント ヘルシンキ中央駅を中心に散策、トーベ・ヘンソンの記念展示も ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から市内へはフィンランド航空のシティバス、市バス(615番)、エアポートタクシーでアクセスできます。ヘルシンキ中央駅へは、市バス(615番)で行くことができます。駅構内には、コインロッカーや、手荷物預けデスクのほか、カフェやレストラン、パブ、キオスク、ブティック、両替所などが営業しています。また、中央駅は地下道でスーパーマーケットにも直結しているので、便利です。 ヘルシンキ中央駅からは徒歩圏内に数々の観光名所が点在しています。ヘルシンキのおすすめ観光スポット情報は弊社公式ウェブサイト都市情報「ヘルシンキ」で画像とともに紹介しています。また、現地スタッフが収集した鉄道旅行のプラン満載の弊社サイト「Connexion(コネクション)」ではヘルシンキの滞在プランをグルメ情報などとともに紹介しています。 ヘルシンキ中央駅近くにあるアテネウム博物館では、トーベ・ヤンソン生誕100周年イベントを開催中です。代表作であるムーミンシリーズだけでなく、彼女のさまざまな作品が展示されています。 また、フィンランドの陶磁器メーカー、アラビア社の工場に併設されているアラビアセンター(ミュージアムやギャラリー、アウトレットショップ)では、様々なムーミンシリーズの食器が販売されています。マリメッコやイッタラといったフィンランドを代表するデザインショップものぞいてみてください。 スウェーデンやロシアなどの隣国への船が発着するエテラ港近くでは生鮮食料や雑貨などを売る市が立ちます。エテラ港から市営フェリーボートで世界遺産に登録されるスオメンリンナの要塞へとアクセスできます。 インターシティ(IC)でハメーンリンナとタンペレへ タンペレ〜ヘルシンキ間は高速列車ペンドリーノで約1時間30分 3日目は、ヘルシンキ中央駅から高速列車ペンドリーノに乗って約1時間のハメーンリンナへ出かけましょう。フィンランドの作曲家シベリウスの生家の町としても知られています。駅前のハメーン通り南へ進むとハメーンリンナ美術館があります。すぐ側にある橋を渡ってヴァアナヤヴェシ湖の西側へ。マーケット広場近くのシベリウスの生家、フィンランド三大古城のひとつハメ城などを巡りましょう。 ウォーキング好きの人は、ハメーンリンナ駅前から徒歩30分ほどで、アウランコ自然公園内にあるホテルまで行くことができますし、駅前からバスもでています。自然公園内では、森と湖の国フィンランドを満喫できます。8月などの夏季には、自生のベリー類を摘んだり、白鳥の湖で餌をあげたり、気持ちの良いハイキングが楽しめます。 この日はハメーンリンナに宿泊し、翌日、タンペレへと向かいましょう。 タンペレは、2つの湖の間に開けた町。駅から徒歩圏内に町の見所が点在します。タンペレ市立美術館にはムーミン谷博物館があり、トーベ・ヤンソン本人によって寄贈された原画作品などを含め約2000点が所蔵されています。ムーミンハウスのジオラマは必見です。また、併設ミュージアムショップでは、数々のムーミン関連グッズを販売しています。タンペレからは高速列車ペンドリーノに乗ってヘルシンキまで約1時間30分で戻ることができます。高速列車ペンドリーノは、時速約220kmで走る高速列車で、ヘルシンキからトゥルクやタンペレなどの都市を結ぶ全席指定の列車です。1等と2等の座席のほか、食堂車も連結されています。 ICで古都トゥルクへ約2時間 5日目は、バルト海を望む港町でかつてハンザ同盟都市として栄えた古都トゥルクへ。ヘルシンキ中央駅からトゥルクへはインターシティ(IC)でに乗って2時間ほどでアクセスできます。トゥルクのおすすめ観光スポット情報、マップなどは弊社公式ウェブサイト都市情報「トゥルク」で画像とともに紹介しています。トゥルク駅にはロッカーやレストラン、カフェなどがオープンしています。町の見所はトゥルク駅の南側に集中しています。トゥルク大聖堂、シベリウス博物館のほか、マーケット広場からバスで10分ほどのトゥルク城へ。中世の頃の生活を今に伝える博物館になっています。 ※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。 鉄道パス&チケット ・ユーレイル フィンランドパス(フレキシータイプ)/1カ月の有効期間内に通用日3日間:IC(ヘルシンキ中央駅⇒ハメーンリンナ駅<3日目>)、IC(ハメーンリンナ駅⇒タンペレ駅)、ペンドリーノ(タンペレ駅⇒ヘルシンキ中央駅<4日目>)、IC(ヘルシンキ中央駅⇔トゥルク駅<5日目>)。 ・有効な鉄道パスを使って、高速列車ペンドリーノにご乗車の際には、別途、座席指定券をご購入ください。パス所持者はお得なパスホルダー料金にて座席指定券をご購入いただけます。 ・有効な鉄道パスを使ってインターシティ(IC)にご乗車の際は、座席指定は任意予約制ですので、確実に座席を確保したい場合は、座席指定券をご購入ください。 Tips & インフォメーション ・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。 ・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。復路の列車の時刻も必ずご確認ください。 ・列車にご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。 ・フィンランド政府観光局 ⇒ http://www.visitfinland.com/ja/ |
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