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No.3273 【交通新聞社】私鉄車両編成表2014 ジェー・アール・アール編
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-07-16 17:53:31
     私鉄車両編成表2014 ジェー・アール・アール編

 2014年4月1日現在
 ・180鉄道事業者28,053両の最新データ
 ・新製・廃車・改造・譲受・移動・車号変更一覧
 ・会社別車両数総括表
 ・ロープウエイ(普通索道)一覧
 ・私鉄年表(2013年度)

 新登場
 ・阪急電鉄1000系・1300系
 ・東京モノレール10000形
 ・東京地下鉄05系改造車
 ・近畿日本鉄道観光列車「つどい」ほか

「私鉄車両編成表」は年1回の発行です。
(次回は2015年版を発行予定です)


書  名: 私鉄車両編成表2014 ジェー・アール・アール編
発 行 日: 2014年7月24日
編集・制作:有限会社ジェー・アール・アール
      
TEL:03-6379-0181 mail: jrr@home.nifty.jp
 本書の内容に関するお問合せは,(有)ジェー・アール・アールまでお寄せください。なお、電話でのお問合せは平日の9:30〜18:00にお願いします。
定  価: 本体2190円+税
編集担当: 坂 正博(ジェー・アール・アール)
編集協力: 楠居利彦
      小野澤正彦
発 行 人: 江頭 誠
発 行 所: 株式会社交通新聞社
印 刷 所: 大日本印刷株式会社
写真協力: 松本洋一
      交通新聞サービス
表紙デザイン:早川さよ子(栗八商店)
図書符号:
 ISBN978-4-330-48414-3 C0065 \2190E

はしがき

 本書「私鉄車両編成表2014」は、JR各社を除く民営・公営・第三セクター鉄道に所属する電車・気動車・客車・機関車・貨車・事業用車両に加え、懸垂式・跨座式のモノレール、案内軌条式の新交通システム、トロリーバスと呼ばれる無軌条電車、そしてケーブルカーと称される鋼索鉄道について、2014(平成26)年4月1日現在の車両編成や配置・在籍両数などをまとめています。対象の鉄道事業者は180事業者で、在籍する28,053両を網羅しています。

 2014年版にかけての1年間(2013年度)のおもな鉄道事業者の動きとして、既存の鉄道会社の社名変更と、新しい鉄道会社への鉄道事業の許可があげられます。
 横浜市の海浜部を走る新交通システムの横浜新都市交通は、2013年10月1日に横浜シーサイドラインへ社名変更を実施しました。さらに同日には、神戸市の六甲山に路線があるケーブルカーの六甲摩耶鉄道が、六甲山観光へ社名を変更しています。また、2015年春の北陸新幹線金沢開業により、並行する在来線が第三セクター鉄道に移管されますが、これにともなって新たに開業する「えちごトキめき鉄道」(信越本線妙高高原〜直江津問、北陸本線直江津〜市振間)、「あいの風とやま鉄道」(北陸本線市振〜倶利伽羅間)、「IRいしかわ鉄道」(北陸本線倶利伽羅〜金沢間)の各社が、2014年2月28日に第一種鉄道事業の許可を受けています。ちなみに、同じく並行在来線となる信越本線長野〜妙高高原問は既存の「しなの鉄道」が承継することとなっており、同日に第一種鉄道事業の許可がされています。なお、開業を控えた3社には車両の在籍がまだないため、2014年版では掲載・収録の対象になっていません。
 2013年度に新たに加わった新型車両は、阪急電鉄の1000系(神戸線・宝塚線用)・1300系(京都線用/表紙写真参照)、青い森鉄道の青い森703系(JR東日本E721系に準拠した車両)、上信電鉄のクモハ7000形、ゆりかもめの7300系、東京モノレールの10000形、名古屋ガイドウェイバスのGB−2110形、くま川鉄道のKT−500形「田園シンフォニー」です。両数は、ゆりかもめ7300系が5編成30両でもっとも多く、名古屋ガイドウェイバスは、これまで活躍してきた車両をすべて淘汰し、ハイブリッド方式の新型車両へと置換えが完了しています。
 新製により増備となった車両では、東京地下鉄の銀座線用1000系が66両の新製となり、もっとも多く増備されています。この増備で、1000系は銀座線車両の約30%を占めるようになりました。このほか新製両数が多かったのは、東武鉄道野田線用の60000系が6編成36両、東京都交通局新宿線用の10−300形が3編成30両、名古屋市交通局東山線用のN1000形が5編成30両、西武鉄道の30000系が初の10両固定編成2本を含む28両、大阪市交通局の30000系が御堂筋線用1本と谷町線用3本の計28両と続きます。このほか、2014年4月に全線で運転を再開した三陸鉄道には、新型のお座敷気動車を含む5両が増備。路面電車では、いずれも超低床車両が札幌市交通局、函館市企業局、阪堺電気軌道、広島電鉄の各企業体に増備されています。
 廃車車両では、転用後の活躍を続けていた秩父鉄道1000系(元国鉄101系)、流鉄2000形(元西武鉄道701系・801系)、しなの鉄道169系が、いずれも全車両消滅となったほか、京阪電気鉄道の旧3000系として同社で唯一の生き残りとなっていた8000系が消滅しました。そのほか、東武鉄道8000系は60両、西武鉄道3000系は40両、東京地下鉄銀座線用01系は66両の廃車も進んでいます。
 改造は、大手私鉄で動きが目立ちます。なかでも近畿日本鉄道では、観光列車「つどい」が2000系の改造により新たに加わったほか、団体専用車両「あおぞらU」として、特急車の12200系を改造した15200系を増備しています。

 末筆ながら、ご協力を賜りました各事業者各位には厚く御礼申し上げます。

2014年6月 ジエー・アール・アール
撮影日: 2014年06月__日
撮影場所: 京都本線大山崎〜水無瀬
キャプション: [新型車両]阪急電鉄1300系(京都線用) 撮影:松本洋一
画像サイズ: 355×500(90%表示)