ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-11-06 18:02:37 |
2.6つの展示ゾーンについて
新しい鉄道博物館では、展示ゾーンを“ステーション”と位置づけます。多彩な6つのステーションを、鉄道の世界を旅するように巡っていただきます。 新館には「仕事」「歴史」「未来」「旅」の4つのステーションを、本館には「車両」「科学」の2つのステーションを設けます。 (1)新館の4つのステーション 1階から4階に、「仕事」「歴史」「未来」「旅」のステーションを設けます。また、5階には、新幹線の走行する姿や、晴れた日には富士山を望むことができるレストランを新設します。 ○「仕事」のステーション 〜現在の鉄道をテーマとし、鉄道を支える仕事に挑戦して、プロフェッショナルになりきる「体験型ミュージアム」〜 ・現在の巨大な鉄道システムの安全性・正確性は、多くの人が相互に連携し合う精密なネットワークの上に成り立っています。これらの仕事の全てを一望しながら体験できる、今までにない展示ゾーンです。 ・プロが実際に使用する設備や機器を使用して、駅の仕事、運転士・車掌の仕事をはじめ、普段は目にすることのない指令員の仕事、車両・線路・架線のメンテナンスの仕事も体験することができます。 ・きっぷを発券する、運転士と指令員とで列車無線による交信を行う、打音検査で安全な音を聴き分ける、架線の摩耗状態を測定する、新しい車両をデザインするなど、多彩な体験プログラムを実施します。 ・新たに、最先端のテクノロジーを集結したE5系新幹線と日本初の新在直通運転を可能にした400系新幹線を展示し、技術開発のドラマを紹介する解説ツアーを開催します。 ・大迫力の高精細パノラマ画面を採用したE5系新幹線シミュレータを新設します。 ○「歴史」のステーション 〜過去の鉄道をテーマとし、歴史の中にタイムスリップし、時代が求めた鉄道の姿やそれを支えた人々の熱意を解き明かす「発見型ミュージアム」〜 ・鉄道は、時代の要請や人々の願いに応えて進化することで、社会を発展させ、ライフスタイルを変革させてきました。この歴史を6つの時代(明治前期、明治後期〜大正、昭和前期、昭和中期、昭和後期、平成)に区分し、それぞれの時代を当時の人々の視点で体験できる、新しい歴史展示ゾーンです。 ・各時代への入り口は、当時の駅の情景です。改札口を抜けると、当時の技術者たちの熱意が込められた実物資料や記録映像が豊富に並ぶ展示室が広がります。鉄道技術がいかに進化し、社会が豊かになってきたかを、時代の旅を通して発見することができます。 ○「未来」のステーション 〜未来の鉄道をテーマとし、未来の駅や鉄道に入り込み、これからの鉄道の姿をみんなで考える「創造型ミュージアム」〜 ・自らが作成したアバター(自分の分身となるキャラクター)が、未来の鉄道の世界が広がる大型映像ジオラマに入り込み、より安全で快適な駅や車両を体験します。 ・みなさまに参加していただきながら、鉄道の未来を創造する、新しい試みの展示ゾーンです。 ○「旅」のステーション 〜鉄道の旅をテーマとし、鉄道の旅を疑似体験しながら、鉄道独自の文化と楽しみ方に出会う「実感型ミュージアム」〜 ・乗る、眺める、食べるなど、鉄道の旅には多様な楽しい体験が待っています。駅を出発すると、プロジェクターで投影された個性溢れるデザインの列車が次々と滑り込むホーム、山に海にさまざまな路線の車窓を眺めることができる列車のシート、開くたびに降り立つ場所の景色が変化する列車のドア、各地の多種多様な駅弁などが次々と現れ、鉄道の旅の世界へ誘うまったく新しい展示ゾーンです。 ・さらに、文学作品や映像作品など、鉄道から生まれたさまざまな表現を通し、鉄道文化の豊かさを実感していただきます。 |
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