ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2015-04-21 18:16:56 |
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp タイトル: THE rail No.94 発 行 日: 平成27/2015年4月21日 定 価: 本体3,600円+税 荷造送料450円 発 行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン U R L: http://www.etrain.jp/ e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp 図書符号: ISBN978-4-87112-494-2 C1065 \3600E [スタッフ] 企画・編集 前里 孝 編 集 顧 問 寺田貞夫 発 行 平井憲太郎 写 真 補 正 脇 雅恵・秋山瑛美 デ ザ イ ン 前里規子 写真スキャニング 株式会社日報 印刷・製本 昭栄印刷株式会社 もくじ 紀ノ川を巡る鉄道 河田耕一/西 和之 序 章 紀ノ川・吉野川 河田耕一 ………………4 第一章 昭和32/1957年 最初の貨物線探訪 ………………6 第二章 貨物索道の面白さ ……………24 第三章 貨物線の現在 ……………26 第四章 阪本線・大和二見・隅田 西 和之 ……………32 第五章 南海高野線 千早口−天見 路線変更間近 ……………50 D51 200 グラフ 中央西線での活躍 服部重敬 ……………60 そのテンダーの謎を解明する 新澤仁志 ……………64 D51用テンダー 8−20 8−20A 8−20B 10−20 主要図面…………74 レイルサロン 道東の保存機 C11 209とC11 244 笹 正之…………96 ヤードマン ……………98 ヤードマン ■紀ノ川です.大台ケ原に流れを発するこの川には,吉野川と呼ばれる奈良県内から河口の和歌山に至るまで,多くの鉄道が絡み合っています. ■今回は河田耕一さんが,かつて流域の鉄道に存在した幾つかの貨物線を振り返ってくださいました.これらは昭和30年代に“鉄道模型趣味”誌で発表され,何箇所かは単行本“シーナリィ・ガイド”(機芸出版社刊)にも収録されましたから,懐かしく思いだされる読者も少なくないことでしょう. ■しかし,単なる懐古ではなく,現地を再訪して今の様子も丹念にレポートしてくださっています.さらには,川端貨物駅などに登場する貨物索道については一章を設けて趣味的な考察を加えるなど,一段と密度の高い稿に仕上げてくださいました. ■西 和之さんは,かつて河田さんの記事に憧れて紀ノ川流域を訪問されたのですが,今回はそれに加えて和歌山線のコンクリートアーチ橋や,ついに未成線として終わった国鉄阪本線についての観察を纏められました.さらには,橋本から北へ足を伸ばして和泉山脈を越え,南海高野線の紀見峠の線路改良にも言及されています. ■なお,お二人の稿は,事前に打ち合わせて時期を合わせて仕上げられたものではありません.しかしそのことが却って,鉄道が好きであるという気持は世代を越えて共通するものだということを,読む者に気づかせてくれることになると思います. ■なお,この川,河川法上の名称は“紀の川”です.流域に町村合併で生まれた自治体の名称も“紀の川市”です.一方,国土地理院の地形図では“紀ノ川”(“ノ”の字が他より小さいようですが)となっており,南海電鉄南海本線にある駅の名前も“紀ノ川”.有吉佐和子の小説も“紀ノ川”です. ■どちらの表記を採るのがよいか,ちょっとだけ迷いましたが,河田さんからいただいた原稿のタイトルに“紀ノ川”とあったことを主な典拠として,“紀ノ川”に統一しました. ■新澤仁志さんからは,本線への復帰が決まったD51200の現状観察が寄せられました.主に,オリジナルとは異なる組み合わせとなっているテンダーについての考察ですが,残された史資料だけに頼った机上論に堕することなく,ご友人から得られた,数多くの写真を読み解いての,生き生きとした展開となっています.それでもなお慎重に“推論である”と記されるところに新澤さんの人柄を伺うことができます. ■そのD51200の現役時代の活躍振りは,服部重敬さん撮影による美しい写真でグラフを構成しました.ご堪能ください. ■巻末には新澤さん所蔵の貴重な国鉄図面から,D51と組み合わせられた8−20,8−20A,8−20B,そして戦時型用10−20形テンダーの組立図と,主要部部品図をふんだんに掲載しました.考察や模型製作にお役立ていただければ幸いです. |
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