ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2023-05-18 21:29:49 |
2023月 5月15日
両備グループ広報 瀬戸内観光汽船 備前市・日生港⇔香川県・小豆島・大部(おおべ)港フェリー航路 12月1日(金)より、航路休航 本日、中国運輸局へ届け出提出 両備グループの瀬戸内観光汽船株式会社(本社:岡山県備前市日生町寒河2570−26、代表取締役 田邉 学、航路:岡山県備前市・日生港〜香川県小豆郡・小豆島・大部港)では、本日、中国運輸局へ日生〜小豆島航路の休止届出を提出しましたのでお知らせいたします。 これにより、12月1日(金)より休航いたします。 なお、本土側から小豆島へは他に3航路【ジャンボフェリー(神戸港〜坂手港)、四国フェリーグループ(姫路港〜福田港)、国際両備フェリー(新岡山港〜土庄港)】があり、ご利用者様に大きな輸送上の支障は生じない現状となっております。 記 届け出内容 :2023年12月1日より休航 休航航路概要 航 路 : 備前市・日生港(岡山県備前市日生町寒河) ⇔小豆島・大部(おおべ)港(香川県小豆郡土庄町大部) 所要時間 : 片道1時間 運航便数 : 1日4往復 保有船数 : 1隻 利用状況 : 一日平均186名 年間68,191名(2022年度) 維持経費 : 年間約3億円 ★瀬戸内観光汽船の定期航路は上記一航路のみです。 従業員数 : 常勤役員1人、船員7人、陸上正社員5人、パート15人 計28人 (5/15現在) *従業員については全員を両備グループ各社にて雇用を引き継ぎます。 休航決定理由 @通勤・通学等、島民の足となる生活航路としての利用がない。 関係自治体に船舶を保有していただき、運営を適正な費用で運航を民間事業者に委託する「公設民託型」の運営形態に転換することができない。 A物流量の低下。 B新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延による、観光需要の激減。 C燃料の高騰による影響。(特に2021年から) 等によるものです。 今後は休止が解けるように経営努力をしてまいります。 休航に至る経緯 備前市はじめ岡山県東部および関西圏と小豆島を繋ぐ海上輸送機関として重要な役割を果たしているところですが、近年小豆島の過疎化・高齢化による利用者や物流量の低下、団体観光客の大幅な減少など、非常に厳しい経営環境の中にございました。新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延により更に深刻な影響を受け、燃料油価格の急騰が航路運営に追い打ちをかけました。コロナ禍の2020年度(2020年4月〜2021年3月)の年間輸送実績は、対前年比で旅客数が51.9%、車両台数43.0%、運輸収入54.4%となり、航路運営に甚大な影響を受けました。そのような急激な経営状況の悪化により、直近3年間は保有資産の売却、船員人件費圧縮や運営コスト削減に努めた次第です。 新型コロナウイルス収束後も、変容した社会環境によって輸送および移動需要はコロナ以前までの回復見込めず、以前にも増して厳しい経営環境が継続されることが想定されております。 今後、年間通じて定期運航を維持するためには、関係自治体に船舶を保有していただき、運営を適正な費用で運航を民間事業者に委託する「公設民託型」の運営形態に転換しなければ、航路存続は厳しい状況にあるとの認識から、2021年9月27日より備前市様と航路存続協議を開始させていただきました。 その後2022年4月1日に「公設民託化」要望書を提出し、土庄町へは2022年2月2日に備前市との連携協議を要望申し上げました。 このような状況と経緯を踏まえ、公設民託化が叶わない場合は利用者が大幅に増加が見込まれる状況までは航路の休止は止むなしとの結論に至っており、誠に遺憾ではございますが2023年12月から当航路の運航を休止する手続きを、運輸局はじめ関係官庁へ行う運びとなりました。 何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。 |
|
|
|
|