ほりうち(ccbu8181) 2016-07-28 15:22:25 |
旅のヒント
高速列車、夜行列車、景観列車(シーニックトレイン)や登山列車など、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が縦横無尽に走り、観光客はもちろん、地元の人々にとっても大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や地元の人々とのふれあい、列車での国境越えという体験など、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーでは、テーマを決めて鉄道を楽しむ旅のモデルコースとともに、駅構内や列車内でのサービスや設備などについてご紹介いたします。 ヨーロッパ三大最高峰をめぐるアルプス5か国横断の旅12日間 JTBワールドバケーションズ西日本販売本部営業2部欧米チーム企画担当 旅行プロデューサー池上貴美子さん 今月号から、このコーナーでは、レイルエキスパート養成講座を受講し、最終試験にて高得点をマークして合格し、「レイルエキスパート」になられた旅行会社スタッフの皆様の旅行プランをご紹介します。 7月号は、同養成講座春コース(2016年4〜6月)を修了、レイルエキスパートになられた、池上貴美子さん(JTBワールドバケーションズ)が作成したヨーロッパ鉄道旅行プランをご紹介します。アルプス5カ国(ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、フランス)を横断して、アルプスの大自然とその合間を縫って巡らされている鉄道を満喫する12日間の旅です。<画像=シティナイトライン普通寝台(ダブル)>>。 旅程: 1日目 日本からドイツ・ミュンヘン空港へ。 【ミュンヘン泊】(中央駅近くのホテル) 2日目 終日:ドイツ最高峰ツークシュピッツェ観光(現地グレイライン社のエクスカーション利用)。夕食は、ビアホールでビールとソーセージ! 【ミュンヘン泊】(中央駅近くのホテル) 3日目 午前:自由行動(ミュンヘン市内散策など)。13:24発のRJ67/REX1510 でドイツ・ミュンヘンからオーストリアのツェル・アム・ゼーへ。夕食は、名物ターフェルシュピッツ! 【ツェル・アム・ゼー泊】(湖畔のホテル) 4日目 終日:オーストリア最高峰グロースグロックナー観光(現地VORDEREGGER社主催のエクスカーション利用)。夕食はツェル・アム・ゼーの魚料理をどうぞ。 【ツェル・アム・ゼー泊】(湖畔のホテル) 5日目 午前中:自由行動(ツェル・アム・ゼー散策、湖上遊覧など。13:43発のEC164/RE4881でツェル・アム・ゼーからスイス・クールへ。夕食は、エンガディン地方の郷土料理! 【クール泊】(駅前のホテル) 6日目 世界遺産アルブラ線(8:58発RE1125)乗車、サンモリッツへ。 午後:自由行動(サンモリッツ散策、ピッツナイール展望台など。夕食は中華料理で。 【サンモリッツ泊】(ドルフ地区のホテル) 7日目 世界遺産ベルニナ線(9:30発BEX973)乗車、イタリア・ティラーノへ。ティラーノからベルニナエクスプレスのバス(BUS5951)でスイス・ルガーノへ。夕食は、イタリア料理をどうぞ。 【ルガーノ泊】(旧市街のホテル) 8日目 ルガーノからロカルノへ(8:27発S10/S20)。ロカルノでチェントバッリ鉄道(10:49発)に乗車し、ドモドッソーラへ。ドモドッソーラからトリノへ(15:17発EC57/F9634)。夕食は、ピエモンテ料理! 【トリノ泊】(駅前のホテル) 9日目 トリノからクールマユールへ。スカイウェイでヨーロッパ最高峰モンブラン観光。エギーユデュミディ展望台。その後、シャモニーへ。(SAVDA社のエクスカーション利用)。夕食は、久しぶりの和食です。 【シャモニー泊】(シャレースタイルのホテル) 10日目 終日:自由行動。モンブランバスを利用してブレバンやモンタンベール、ラックブランなど別の角度からモンブランを満喫。夕食は名物フォンデュ! 【シャモニー泊】(シャレースタイルのホテル) 11日目 シャモニーからジュネーブ空港へ。 【機中泊】 12日目日本に到着。 旅行プランの概要とコンセプト: モンブランを眺めながらスカイウェイで国境越え イタリアからフランスへ ドイツ最高峰ツークシュピッツェ、オーストリア最高峰グロースグロックナー、ヨーロッパ最高峰モンブランを鉄道やバスでめぐり、世界遺産のアルブラ線・ベルニナ線や鉄道ファンには人気のチェントバッリ鉄道にも乗車するアルプスの大自然とその合間を縫ってめぐらされている鉄道を満喫する旅。山岳エリアは登山電車やロープウェイ設備が充実していて(乗れば連れて行ってくれる)、イタリアやスペインの旧市街の観光のように歩かなくてすむため、足腰に自信のない熟年にもおすすめできるコース。2015年に再開したイタリアからフランスへモンブランを見ながら国境を通り抜けるスカイウェイがポイントです。 この旅行プランは、ヨーロッパリピーター(熟年の旅行者がメイン)、どちらかと言えば街より自然がお好みの方におすすめです。 編集部からヒトコト: 高速列車や景観列車、登山列車にも乗車 ユーレイルセレクトパス4カ国を使って 雄大なヨーロッパのアルプスを大きなテーマに、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、そしてフランスの5カ国を、ユーレイルセレクトパス4カ国を使って列車で巡るプランです。高速列車レイルジェットをはじめ、スイスの絶景を堪能できる人気の路線レーティッシュ鉄道アルブラ線やベルニナ線(世界遺産に登録)、チェントバッリ鉄道、ローカル列車や登山列車、ロープウェイやバスなどに乗って国境を越え、風光明媚な風景を車窓にみつつ、秀峰へと登っていきます。さらに、スイスの景観列車の中でも人気の高いベルニナエクスプレス(サンモリッツ〜ティラーノ間)にも乗車するという、鉄道ファンにはたまらないプラン。 さらに、イタリアのティラーノからベルニナエクスプレスバスでコモ湖を経由して、国境を越えてスイスのルガーノへと移動します。翌日はチェントバッリ鉄道に乗って、再びイタリアへ!トリノへと列車で移動します。最後はフランス最高峰モンブランの麓の町シャモニーへ!12日間かけてじっくりとアルプスを巡る旅です。加えて、ティラーノからベルニナエクスプレスのバスでコモ湖を経由してルガーノまで。このバス路線は夏期のみ運行されています。 アルプスの山々を楽しむだけではありません。滞在中に訪れる都市(ミュンヘン、ツェル・アム・ゼー、シャモニー)での観光も満喫できる欲張りな旅です。土地ごとの名物料理や郷土料理も楽しみです。 ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。 鉄道パス&チケット ・鉄道パス:ユーレイルセレクトパス4カ国(ドイツ、オーストリアドイツ、オーストリアスイ、イタリア):通用日数5日間のセーバーパス ・ベルニナエクスプレスは、バス区間(ティラーノ⇒ルガーノ)も含め、座席指定券が必要。 Tips & インフォメーション ・こに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期よって異なる場合があります。 必ず事前にご確認ください。 ・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出けください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくの多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。 ・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。乗り継ぎの際は、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。 ・ドイツ観光局公式サイト⇒ http://www.visit-germany.jp/ ・オーストリア政府観光局公式サイト⇒ http://www.austria.info/jp ・スイ政府観光局公式サイト⇒ http://www.myswitzerland.com/ja/home.html ・イタリア政府観光局公式サイト⇒ http://visitaly.jp/ ・フランス観光開発機構公式サイト⇒http://jp.france.fr/ |
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