ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-08-29 18:42:03 |
株式会社交通新聞社
【交通新聞社新書 新刊のご紹介】 発掘! 明治初頭の列車時刻 鉄道黎明期の『時刻表』空白の20余年 我が国最初の月刊時刻表は明治27(1894)年10月5日に、東京・京橋の庚寅新誌社から発行された。つまり、明治5年(1872)年旧暦9月12日の鉄道開業後22年間は一般に販売される時刻表の発行はなかった。 本書では、この鉄道黎明期の『時刻表』空白期間の歴史を明らかにすべく、種々の資料を探し出して体系化し、現代の様式に似せて時刻表を再現することにより、当時の鉄道の運転・運輸の状況を明らかにしようと試みる。 書 名: 交通新聞社新書099 発掘! 明治初頭の列車時刻 鉄道黎明期の『時刻表』空白の20余年 著 者: 曽田英夫(そだひでお) 発 売 日: 2016年8月19日 版 型: 新書判 価 格: 本体800円+税(8%税込864円) ISBN: 978-4-330-69416-0 発 売 元:交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ 【本書の主な内容】 第1章 汽笛一声新橋を(新橋〜品川〜横浜間) 第2章 関西にも鉄道が創業する(神戸〜大阪〜京都〜大津間、長浜〜敦賀間) 第3章 東海道線の全通 第4章 東海道線全通後から『時刻表』創刊まで あとがき〜 『時刻表』の創刊と鉄道のその後− 【著者紹介】曽田英夫(そだひでお) 昭和23年(1948)年、京都生まれ。関西学院大学経済学部卒業。鉄道運転運輸史研究家。 鉄道史学会会員、交通権学会理事。 主な著書に、『幻の時刻表』(光文社)、『列車名徹底大研究』『時刻表昭和史探見』、大久保邦彦氏との共著『列車名大研究』『新・列車名大研究』(JTB)、三宅俊彦氏らとの共著『時刻表に見る〈国鉄・JR〉電化と複線化発達史』、寺本光照氏ほかとの共著『時刻表アーカイブス鉄道黄金時代@東海道本線・山陽本線・鹿児島本線編』(JTBパブリッシング)、そのほか『JTB時刻表復刻版』の解説や交通リスクの研究論文など多数。 もくじ はじめに………8 第1章 汽笛一声新橋を(新橋〜品川〜横浜間)………15 品川〜横浜間の仮開業−鉄道が初めて走った−………16 新橋〜横浜間の開業−開業式挙行さる−………22 新橋〜横浜間の開業−開業ダイヤは……−………27 汽車に乗るならば………29 汽車は走る………31 早々と時刻改正を実施する−1年に4度も−………34 明治7年以降、明治9年までの時刻改正………37 小区間短距離列車が運転される−新橋〜田町〜品川間−………40 明治10年以降の時刻改正−運転本数の変化−………42 列車はどのような車両で運行されていたか………46 第2章 関西にも鉄道が創業する(神戸〜大阪〜京都〜大津間、長浜〜敦賀間)………51 大阪〜神戸間の開業−8往復の列車が走る−………52 大阪〜向日町間の開業−大阪から京都へ向かう−………56 大宮通仮駅〜大阪間の開業−京阪間が鉄道で結ばれる−………60 京阪神間の時刻改正−こまめな時刻改正−………63 ページ運輸長のはなし………70 どのような車両が活躍していたのか………72 京都〜大津間の開業−逢坂山隧道を開鑿する−………74 その後の時刻改正−大津〜神戸間の直通−………78 長浜〜敦賀間の工事………81 長浜〜敦賀間の全通………85 第3章 東海道線の全通………89 長浜〜加納間の開業−長浜が東への起点−………90 太潮汽船による大津〜長浜間の航路−琵琶湖は船で−………94 武豊〜加納間の列車の運転−名護屋と書かれたこともあった−………97 明治26年5月1日・11月1日の時刻改正………162 明治27年4月16日・5月5・7日・6月10日の時刻改正………168 新橋〜横浜〜国府津・横須賀間の時刻改正−明治24年1月12日−………178 新橋〜横浜〜国府津・横須賀間の時刻改正−明治5年1月23日・4月16日−………185 新橋〜横浜〜国府津・横須賀間の時刻改正−明治26年5月1日−………188 新橋〜横浜〜国府津・横須賀間の時刻改正 −明治27年4月16日・5月5・7日・6月10日−………189 大府〜武豊間の時刻改正………196 米原〜金ケ崎間の時刻改正………198 馬場〜神戸間の時刻改正−明治24年1月12日−………204 馬場〜神戸間の時刻改正 −明治25年1月23日・4月16日・26年5月1日・9月20日・27年4月16日−………206 あとがき〜『時刻表』の創刊と鉄道のその後〜………210 参考文献………222 |
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