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No.4554 【工学院】2/23-3/22鉄道講座 事故調査から学ぶ鉄道の安全性向上
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2017-02-22 18:48:46
        工学院大学オープンカレッジ鉄道講座
               トピックス講座


鉄道の未来を拓く人材と熱意と知恵が集まるプラットフォームとなることを目指しています
 
  トピックス講座はご関心とご都合に合わせて1講座単位で受講できます。
         事故調査から学ぶ鉄道の安全性向上
           3回セット(1回単位の受講も可)


松本氏の委員在任9年間の事例を中心に、車両・施設・運転・保守などの安全に関して、将来に向けた教訓をお話します。

日 時:2017年2/23(木)3/8(水),22(水) 各19:00〜20:30 1)
       3/11(土)         11:10〜16:50 2) いずれかを選択

会 場:1)高層棟A-0514教室
    2)高層棟A-0712教室

講 師:松本 陽
(前 運輸安全委員会 鉄道部会長)
 1949年生まれ、72年横浜国立大学工学部機械工学科卒。運輸省交通安全公害研究所、(独)交通安全環境研究所において、新しい鉄道技術の研究とともに、信楽高原鐡道・日比谷線中目黒・福知山線などの鉄道重大事故の原因を鑑定。2007年航空・鉄道事故調査委員会委員、08年から運輸安全委員会鉄道部会長、16年末に任期満了。博士(工学)。

受講料:3回9,000(学生3,000)円、1回4,000(同1,500)円、2回7,000(同2,500)円

講師からの一言です。
日本の鉄道の安全性は、過去の事故の教訓をもとに向上してきました。事故調査は責任追及のための後知恵ではなく、将来の安全性向上のための前向きな活動です。これまでの安全技術の歴史をご紹介するとともに、最近の外国の重大事故事例にも触れてみます。


工学院大学オープンカレッジ鉄道講座(企画・監修:工学院大学特任教授曽根悟)
 受付・運営は(株)ライトレールが担当しています。
 メール:kogakuin@LRT.co.jp、電話:03-5985-1131

受講料は全て消費税込みで、当日お支払い下さい。
お申込みは、講座名とともに氏名・所属・役職(参加は個人のお立場)をメール送付下さい。
講義終了後に任意参加・有料・1時間限りの意見交換会を開催します。
講座申込み時にいただいた「個人情報」は、学校法人工学院大学プライバシーポリシーに従い適切に管理し個人情報の保護に努めます。今後、鉄道講座のご案内をお送りします。

     最新情報:http://www.LRT.co.jp/kogakuin検索【鉄道講座】


   「事故調査から学ぶ鉄道の安全性向上」(3回セット)の内容

「平日夜」と「土曜集中」のいずれかで申込み、都合が付かない回は他方の同一回を受講できる。

その1:事故調査はなぜ必要か?どのように行うべきか? (2/23夜、3/11@)
 @鉄道事故調査の意義と安全技術発展の歴史
 A我が国の事故調査機関の歴史と各国の事故調査機関
 B近年の鉄道事故の概観
 (事故調の設立、運輸安全委への改組、これまで調査した主な事故及び重大インシデント)

その2:事故調〜運輸安全委での事故調査結果の例と安全上の教訓(3/8夜、3/11A)
 @車両・軌道・信号などのハードウエアの各分野
 A運転・保守などのソフトウエア面から見た各分野
 B自然災害などの鉄道外要因によるもの
などの観点から代表的な事例について紹介

例えば〜
・列車脱線:軌道整備基準を超えていたのに整備を行わず、貨物列車が軌間内脱線
・列車脱線:夜間工事で不適切な誘導により軌陸車を活線に載せ、回送列車が衝突
・走行中にドア開き:機械的要因(疲労破壊)及び電気的要因(電流回り込み)
・車両障害:空気配管中の水分が凍結。車種ごとに異なる保守上の注意事項の申し送りに不備
・車両障害:エンジン出火の真因を究明せず対処療法的な不具合対策で、部品が順送りで疲労破壊
・列車衝突:降雪時に非常ブレーキで制動したが、減速不足で先行列車に衝突
・列車衝突:以前の事故で空気ばね高さ調整弁の取付けボルトが折損し輪重が著しくアンバランス
・施設障害:電柱工事にて基礎構造の把握不十分、傾きに気付いたが運転継続し線路上に倒壊

その3:特論−@列車脱線事故、A事故調査と日本の鉄道の安全性向上(3/22夜、3/11B)
@列車脱線事故とその防止策
 (脱線事故の特徴、江差線での貨物列車脱線事故、諸外国での脱線転覆事故)
A今後の事故調査機関や日本の鉄道界に望まれるもの
 (事故調前史>信楽高原鐡道事故・日比谷線中目黒事故、調査と捜査の区別と協調、調査対象・方法の改良、施策実行への展開、事業者の役割と立ち位置、日本の鉄道技術の海外展開との関連・・・など、難しい課題についても少々考えてみる)

※その2の一部は 2/23夜と 3/11@でも触れる。多少の変更はあり得る。