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No.4667 【阪神】長岡京市との協業「まちなかミマモルメ」で有効性が立証
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-29 23:39:39
NEWS RELEASE
●阪神電気鉄道株式会社 経営企画室(広報担当)
2017年3月28日


     長岡京市との協業「まちなかミマモルメ(セキュリティBLE 対応)」
        運用開始後1年間の効果検証結果で、有効性が立証!
     〜全国初、Wi-Fi スポット活用型BLE 受信器の効果検証も実施〜


 京都府長岡京市(市長:中小路 健吾)と阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:藤原 崇起)では、長岡京市の「おでかけあんしん見守り事業」の一環として、2016年4月に、セキュリティBLE(Bluetooth LowEnergy)システム(※1)を用いた「まちなかミマモルメ(詳細は別紙参照)」を導入し、同年6月からは、Wi-Fi スポットを活用したBLE受信器(※2)も用いて、認知症高齢者の見守り事業を実施してきました。長岡京市では、これまで本事業の有効性の検証を行ってきましたが、運用開始後1年間経過したことを受け、これまでの実施経過の検証結果を、レポートにまとめたうえで公表しましたので、お知らせします。
※1 BLE技術の特徴である「簡便性が高い故のセキュリティの脆弱性」を補うために、独自セキュリティを施しているものです。
※2 受信器からサーバまでの通信に、Wi-Fi スポットを活用したもので、通信コストが大幅に削減されることが特長です。今後、当社では、他の自治体に対し、今回の実験に参画したリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(株)(本社:東京都港区、社長:酒谷正人)の、行政活動・観光等にも活用できる「マルチアプリ対応型受信器(Wi-Fi スポット活用型)」を、従来のミマモルメ対応受信器とともにPRし、「まちなかミマモルメ」の普及に努めていく予定です。なお、長岡京市では、今回の検証結果を受けて、2017年12月末まで、Wi-Fi スポット活用型のマルチアプリ対応型受信器の設置を延長することが既に決定しています。

 今回の長岡京市の検証レポートによると、発信器を持つ行方不明者の受信機周辺における通過履歴が、早期発見に役立ったという例を紹介するなど、その立証結果が示されており、本サービスの仕組みが有効であったことが結論付けられています(http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000004743.html)。更に、同市では、このIoT 技術である「まちなかミマモルメ」のほか、独自に「みまもりネットワーク」という人的仕組みも構築しており、これらを組み合わせることで、「見守り」の質が大幅に向上する結果となりました。
 今回の検証レポートは、同市で導入された本システムを初めとした「見守り」の仕組みが、自治体単位の取組みにとどまることなく、広域的な取組みとして、他の自治体にも広がり、より安心できる社会となるとともに、各自治体が個別に実施している「見守り」事業に関する実証実験コストを、社会全体として低減させることを目的として、公表されたものです。
 当社といたしましても、同市の趣旨・目的に賛同し、今後、同様の仕組みの導入を検討している自治体に対し、「セキュリティの重要性」及びこれまで培った「みまもり事業のノウハウ」を訴求し、「真に安心できる街づくり」に、引き続き貢献していきたいと考えております。

(参考)「まちなかミマモルメ」の実運用実績
 ・2016年3月 伊丹市で市中1,000 か所に「安全・安心見守りカメラ」とともに設置
 ・2016年4月 長岡京市で西山入山口の18 か所、6月からは市中20 か所のWi-Fi スポットに設置

以上