NEWS RELEASE：全般 ３
| ひろやす／伊藤(vnnc8158) 2017-09-30 00:29:59 |
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２０１７年９月２９日
東日本旅客鉄道株式会社 公益財団法人東日本鉄道文化財団 鉄道博物館ナデ6110形式6141号電車の重要文化財指定に関する 記念行事の開催について ○ 鉄道博物館に収蔵するナデ6110形式6141号電車は、2017年9月15日（金）に重要文化財（美術工芸品）に指定されました。 ○ 鉄道博物館に収蔵する重要文化財は、1号機関車（150形式）（1997年指定）、鉄道古文書（明治時代の鉄道創業期の鉄道建設・運営に関わる公文書群）（2003年指定）、1号御料車（初代）（2003年指定）に次いで、4件目になります。 ○ 本指定を記念して、鉄道博物館にて記念銘板除幕式および記念講演会を開催いたします。 １ 記念銘板除幕式 (1) 日 時 2017年10月14日（土）13時から13時30分まで (2) 場 所 鉄道博物館車両ステーション1階ナデ6110形式6141号電車前 (3) 観 覧 入館料のみでご覧いただけます。 ２ 記念講演会 (1) 日 時 2017年10月14日（土）15時から16時30分まで (2) 場 所 鉄道博物館てっぱくホール (3) 講演者 @茨城大学 教育学部 特任教授 堤 一郎（つつみ いちろう）様 A公益財団法人 鉄道総合技術研究所 担当部長 小野田滋（おのだ しげる）様 (4) 聴 講 入館料のみでご聴講いただけます。 なお席に限りがありますので、ご着席いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。 （参考資料）ナデ6110形式6141号電車について ○概要 ・製造年 1914年 ・製造所 鉄道院新橋工場 ・全 長 約16ｍ ・定 員 92名(座席48人、吊手44人) ○車両の特徴及び今回の重要文化財指定に至るまでの経緯 ・鉄道院最初のボギー電車（車体の前後に2軸の台車を装着した車両）として1909年に製造されたホデ6100形式の改良タイプで、ボギー電車では現存する最古の車両です。 ・都市近郊における鉄道輸送の需要増大に対応するため、鉄道院で初の３扉車であるとともに、総括制御装置を本格的に導入し、重連運転を可能とした点が最大の特徴で、今日の国鉄・JR電車の通勤型の原型となった設備をそなえた車両です。 ・本電車は中央本線や山手線の電車区間で使用され、私鉄・国鉄間の移籍を繰り返したのち、1972年には国鉄へ返還され、大井工場で復元工事が実施されるとともに、鉄道記念物に指定されました。2007年の鉄道博物館開館時から展示しております。 ・2017年3月10日の文化庁の文化審議会答申を受け、国の重要文化財（美術工芸品）に指定される運びとなっておりました。 ※参考：ナデ6110形式ナデ6141号電車の履歴 1914(大正 3)年 3月31日 鉄道院新橋工場で製造 1914(大正 3)年 8月29日 デハ6293に改番(デハ6285形式) 1925(大正14)年 1月 目黒蒲田電鉄(現・東京急行電鉄)に譲渡、 モハ41となる(40形) 1930(昭和 5)年 3月 芝浦製作所に譲渡、 工場の牽引車として事業用に使用(モハ41) 1930(昭和 5)年末 鶴見臨港鉄道(現・JR東日本鶴見線)に譲渡、 モハ202となる(200形) 1940(昭和15)年 モハ142に改番(140形) 1943(昭和18)年 7月 1日 鶴見臨港鉄道国有化により国鉄に編入、 モハ142となる(形式番号変わらず) 1950(昭和25)年 7月30日 日立電鉄(廃止)に譲渡、モハ101となる(モハ101形) 1964(昭和39)年12月23日 デワ101に改番(電動貨車化) 1972(昭和47)年 3月 国鉄へ返還決定 1972(昭和47)年 8月 国鉄大井工場で復元・整備工事開始 1972(昭和47)年10月14日 鉄道記念物に指定 1973(昭和48)年10月12日 復元工事完成し大井工場で静態保存 1987(昭和62)年 8月 パンタグラフを併設し動態化、大井工場構内で走行 2007(平成19)年10月14日 鉄道博物館に保存、展示 |
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