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No.5544 【創元社】鉄道快適化物語 < 苦痛から快楽へ >
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-09-17 02:27:07
                            株式会社創元社
                      http://www.sogensha.co.jp/

     灯油ランプ・ガス灯 ⇒ LED照明
      垂れ流し式トイレ ⇒ 真空吸引式・清水空圧式トイレ

安全性やスピードの向上はもとより、乗り心地の改善、座席・照明・トイレ・冷暖房などの車内設備の進化、果ては憧れの豪華列車まで、日本の鉄道の快適性向上のあゆみを辿る。
日本の鉄道はこんなふうに進化してきた−


タイトル: 鉄道快適化物語 苦痛から快楽へ
発 行 日: 2018年9月20日 第1版第1刷
定  価: 本体1,700円+税
著  者: 小島英俊
発 行 者: 矢部敬一
発 行 所: 株式会社創元社 http://www.sogensha.co.jp/
印 刷 所: 株式会社太洋社
図書符号: ISBN978-4-422-24079-4 C0065


小島 英俊(こじま・ひでとし)
1939年東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、三菱商事鰍フ化学品部門で国内外に勤務したのち、潟Zデベ・ジャポン(食品事業)を起業、代表取締役を務めた。鉄道史学会会員。著書:「文豪たちの大陸横断鉄道」(新潮新書)、「外貨を稼いだ男たち−戦前・戦中・ビジネスマン洋行戦記」(朝日新書)、「鉄道技術の日本史−SLから、電車、超電導リニアまで」(中公新書)、「帝国議会と日本人−なぜ戦争を止められなかったのか」(祥伝社新書)、「新幹線はなぜあの形なのか」(交通新聞社新書)ほか多数。

「はしがき」より
 本書では、こうした日本の鉄道の進化−快適性向上の歩みを辿る。ここでは乗客の誰もが気づくことを例として挙げたが、本書で扱うトピックスはこれにとどまらない。たとえば、列車の動揺や騒音がどのように抑えられ改善されてきたのか、といった快適化の土台や快適化以前にまず確保されるべき、列車の安全性の向上についても見ていく。ここでも少し触れたが、高速化=所要時間
の短縮も快適化の大事な一要素と認識して、その変遷にもページを割いている。最後に、快適を超越して乗客に快楽をもたらす豪華列車やクルーズ列車についても触れる。なお、日本の鉄道の進化を客観的に見るため、諸外国との比較の視点、技術的な視点も適宜取り入れた。また、感覚的な意見にならないように、あるいは往時の様子がイメージできるように、図表や写真を掲載するようにした。

 欲張って盛りだくさんになってしまったが、著者としては、興味のあるところから読みはじめて、気楽に読み進めていただければ充分である。私の年代のせいか、やや堅苦しい書き方になっているかもしれないが、本人としては、こうした鉄道の進歩の歴史に思いを馳せていただき、現代の鉄道をより一層楽しんでいただきたいと願うばかりである。

著者しるす

目 次
第1章 列車の混雑を改善する …車体と座席スペースの拡大
第2章 客室の改善      …客車の構造と種類
第3章 乗り心地の改善    …軋み・騒音・振動を抑える
第4章 車内設備の改善    …座席・照明・冷暖房・トイレ
第5章 等級制の変遷     …一二等級制から等級制廃止、そして現在
第6章 電化のあゆみ     …無煙化の達成と技術の発展
第7章 サービスの改善    …接客・マナー・座席指定・通信手段の変遷
第8章 速達性の改善     …高速化と直通化
第9章 安全性の向上     …災害・事故への対策
第10章 豪華列車の系譜    …プルマンカーから私鉄の貴賓車まで
第11章 クルーズ列車の時代へ …現代の究極の豪華列車たち
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