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No.5749 【とれいん増刊】蒸機の時代 No.74 Winter2019
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-12-23 01:38:34
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株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp

とれいん2月号増刊 季刊“蒸機の時代”2019冬号 No.74


編  集 : 林 嶢
考証補佐 : 前里 孝
装幀,レイアウト: 前里規子

発 行 日: 2019年2月1日
発 行 人: 平井憲太郎
発 行 所: 株式会社エリエイ プレス・アイゼンバーン
       http://www.etrain.jp
       雑誌06760−02
印刷・製本: 昭栄印刷株式会社
定   価: 本体3,000円+税

目次
巻頭言                        4

特集 昭和30年代の関東の蒸機
関東の蒸機 昭和30年前後   竹中泰彦       5
両毛線のC50・C58     杉江 弘      46
横浜機関区のC56・8620  宮地 元/杉江 弘 55
尾久のC57・C50      宮地 元/林 嶢  60
中央西線のD51と保存機    早川昭文      63

ゴッタルド峠を越える蒸機列車  田邊 潔/服部重敬 77

巻頭言
明治5/1872年10月14日東京−横浜(現 桜木町)に鉄道が開業する前年に我国初の機関庫として横浜(現 桜木町)駅構内に横浜機関庫が設けられました.後に鶴見から桜木町に東海道貨物支線が敷設されたのに伴い機関区は高島に移転し,高島機関庫から高島機関区となりました.昭和22/1947年10月には横浜機関区と改称されて横浜港湾地区の入換,貨物輸送などに従事しており,戦後の日本経済復興に多大な貢献をしてきました.しかし昭和30年代後半からは京浜地帯の貨物輸送量も減少していき,昭和56/1981年11月にはヤード業務も終わります.そして昭和58/1983年には港湾地区の再開発“みなとみらい21”計画が始まり,昭和61/1986年横浜機関区は国鉄民営化と同時期に廃止されました.機関区跡には横浜三井ビルディングが建設され,2階には原鉄道模型博物館が開設されて鉄道ファンは勿論,多くの人々が訪れ賑わっています.同博物館を訪れた時にはここにかつて横浜機関区が存在していたことを感じていただきたいと思います.その横浜機関区ですが昭和30年前後には5500形・6760形がC56・8620形と共に働いていました.またC58形も配置されており,横浜線の貨物列車牽引も行なっていましたが昭和34/1959年にはその業務を八王子機関区に移しています.現在梅小路鉄道博物館に保存されているC56 160は,かつて横浜機関区で永らく活躍していた機関車です.
 関東,とりわけ東京地区は従来から電化が進んでいましたが昭和30年前後でも900形・B6形・5500形・6760形,また京浜工業地帯や東武鉄道などには,まだ古典的蒸気機関車が見られるところでありました.
 昨今,鉄道への関心が高まるにつれて保存蒸気機関車にも注目が集まっているようにも思われます.現在全国に175輛と最も多く保存されている蒸気機関車がD51形です.都道府県別では北海道の23輛がトップで,次が長野県の19輛となっておりこの中には中央西線で活躍していたD51形が多数おりました.
 今号では同線で働いていたD51の勇姿と保存状態を対比してみました.
 最後に景観の素晴らしいアルプスに横たわるゴッタルド峠を行く保存蒸気機関車の光景を昧わっていただきたいと思います.

林 嶢
“蒸機の時代”編集長

あとがき
昭和30年代,最も電化が進んでいる東京近郊でも,蒸気機関車はまだまだ多く見られました.D51をはじめ常磐線のC62,房総のC57・C58,川越線の9600などなど.また京浜工業地帯や鹿島参宮鉄道など地方私鉄に働く小型ロコなどが蒸機ファンを楽しませてくれました.
 昭和30年前後の横浜機関区には5500・6760,品川機関区にはB6,田端機関区には900が在籍しており入換などに活躍していました.今号ではその時代に竹中泰彦氏が撮影された蒸機を中心にまとめてみました.
 一方,中央西線で働いていたC12,D51には保存されているカマが多くあり,現役時代の活躍ぶりと保存状態を早川昭交氏に紹介していただきました.
 海外ものでは田邊 潔・服部重敬両氏から,アルプスのゴッタルド峠を越える蒸機列車を寄稿していただきました.


蒸機の時代 No.74 機関車番号索引

形式・番号    ページ

日本国有鉄道
902         26,31,32
911         26,28
921         26,27
2173        43
2227        30,35
2272        29
2291        43
2346        33
5500形       17
5501        9
5513        4,10,11
5530        6,13
5537        6,12
5538        8
5570        16,23
6760形       5,17
6767        表紙,21
6775        23
6778        23
6789        20
6794        6
6795        18
6799        22
6835        24
6840        15
6843        13
18647       58
18689       56,58
28661       59
38671       6
58668       58
58681       19
49692       30
C11 112     40
C11 321     42
C12 8       41
C12 29      14,20
C11 199     69
C12 199(保存機)69
C12 247     18
C50 14      61
C50 29      61
C50 52      50
C50 80      48
C50 123     48,49
C50 154     3,46,47
C51 44      34
C56 116     19,57
C51 139     56
C56 142     17
C56 148     56
C56 160     55,56
C57形        45
C57 47      44
C57 77      60
C57 96      35
C57 114     62
C58 15      52
C58 85      6,54
C58 99      6
C58 195     39
C58 237     53
C58 388     51
C58 400     53
C62 9       62
C62 26(保存機) 64
D51形        29,66
D51 2       64
D51 2(保存機)  64
D51 83      18
D51 112     25
D51 125     73
D51 125(保存機)73
D51 171     65
D51 192     76
D51 201     71
D51 201(保存機)72
D51 209     71
D51 351     63
D51 351(保存機)68
D51 361     37
D51 401     75
D51 401(保存機)75
D51 508     36
D51 549     67
D51 549(保存機)68
D51 558     裏表紙
D51 688     70
D51 688(保存機)72
D51 689     64
D51 698     70
D51 775     74
D51 775(保存機)74
D51 777     69
D51 777(保存機)72
D51 791     57
D51 826     65
D51 849     85
D51 849(保存機)68
D51 1040    38,40
D51 1052    40
DD112       32

ゴッタルド峠を越える蒸機
01 202      80,83,84
1367(B3/4)  77,80,81,82
2916(C5/6)  77,78,79,80
2978(C5/6)  77,78,79,80,81,82
撮影日: 1954年09月__日
撮影場所: 高島
キャプション: 過熱式2Bテンダー6767 竹中泰彦
画像サイズ: 555×408(58%表示)