ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-02-11 02:10:06 |
整備新幹線 紆余曲折の半世紀
着工条件に「財源」 開業後は格差も東北・北海道・北陸・九州2線のきのう・きょう・あす しばしば耳にするものの用語の指すところが見えにくい「整備新幹線」。そもそもの始まりはおよそ50年さかのぼる。 全国に新幹線網を築き国土軸とすることを目指した全国新幹線鉄道整備法が施行されたのは1970年。東北・上越新幹線に着手ののち次なる建設線として東北(盛岡以北)、北海道、北陸、九州(鹿児島・長崎)の5線の整備計画が決定したのが1973年。しかし国鉄の再建問題もあって工事凍結、JR発足後にまず北陸新幹線(長野)からようやく進み始めた。国鉄時代とJR以後では整備の枠組みが変わり、とくに沿線地方自治体の負担が増えた。そして常に問題は「財源」にあった。 最初の長野が1997年、直近の函館が2016年で、さらに札幌、敦賀、長崎へと建設が進むが、整備計画全ての完成はいまだ見えていない。さまざまな外的な要因にも翻弄され、複雑な歩みをたどってきた「整備新幹線5線」の半世紀のあゆみを振り返るとともに開業済み各新幹線の経緯と特徴を解説した。 書 名: 整備新幹線 紆余曲折の半世紀 著 者: 鶴 通孝 定 価: 本体900円+税 写 真: 久保田敦/塩塚陽介/山井美希 マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ レイルマンフォトオフィス 鉄道ジャーナル編集部 発 行 者: 宮原正和 発 行: 鉄道ジャーナル社 発 売: 成美堂出版 印 刷: 広研印刷株式会社 図書符号: ISBN978-4-415-32623-8 C0265 \900E 著者:鶴 通孝(つる みちたか) 1960年束京都生まれ。城西大学卒業。 編集プロダクション勤務を経て、1989年、鉄道ジャーナル社入社。編集業務の傍ら、剌業片から現場まで幅広く数多くの取材記事を担当。 2017年より「鉄道ジャーナル」副編集長を務める。 本書の内容 全幹法と整備新幹線 国鉄時代の整備新幹線計画 財政難の中で編み出された新スキーム 国鉄改革後の再始動 整備5線それぞれの歩み 整備新幹線各線の特徴/建設中の3線 リニア中央新幹線 |
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