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No.5826 (Re:5821) Trip Planning:フランス&イタリアワインを堪能する6 日間の旅
ほりうち(ccbu8181) 2019-01-30 23:38:30

Trip Planning

 高速列車、夜行列車、シーニックトレインなど、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が都市や町を結び、地元の人々にとって大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や現地の人々の日常生活を垣間見みたり、列車での国境越えという体験をしたり、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーではレイルエキスパートらによる列車を利用したヨーロッパ旅行のモデルプランをご紹介します。

        フランス&イタリアワインを堪能する6日間の旅

                        ベルトラ 長田あずささん

 今月号の旅のヒントは、レイルエキスパート養成講座2018年夏コースを修め、レイルエキスパートに認定された、長田あずささん(ベルトラ)が作成したヨーロッパ鉄道旅行プランです。フランスとイタリアのワインを地元で存分に楽しむ、ワイン好きにはたまらないプランです。訪れる都市は、パリ、ランス、リヨン、トリノ、ミラノ。フランスのTGV、イタリアのフレッチャロッサなど、それぞれの国を代表する高速列車に乗車し、2国間をシームレスに旅します。

 なお、当プランでは、パリを出発地とした現地滞在6日間を想定しているため、日本からパリへ、最終日のミラノから日本へのフライトを含めると、5泊7日、もしくは6泊8日の旅となります。<写真=高速列車TGV車内 TGV (C) Matthieu Raffard-SNCF>

※このプランは、2018年11月現在の情報に基づき記載されています。
※旅程表およびコンセプトにある文言は、編集部によって一部編集しています。ご了承ください。

旅程:

[1日目]
出発地点はフランス・パリ。
パリ東駅からフランス国内TGVに乗ってシャンパーニュ地方ランスへ。ホテルへチェックインし、その後、フジタ礼拝堂やノートルダム大聖堂など、自由に町を散策。
夕食:ミシュラン3星レストラン「L'Assiette Champenoise」で、お楽しみいただける地元のワインは、シャンパン。
宿泊ホテル:Akena City Reims Bezannes
【ランス泊】

[2日目]
ランスのホテルをチェックアウトし、午前中にG.H. マム ワイナリーを見学。午後、高速列車TGVにてパリへ。パリのホテルへチェックイン後は自由時間。エッフェル塔、セーヌ川クルーズ、ルーブル美術館など。
夕食:「La Cave de Septime」「La Grande Cremerie」などのカジュアルワインバーがおすすめ。フランス各地のワインがお楽しみいただけます。ワイン博物館もおすすめです。
宿泊ホテル:Hotel Novotel Paris Gare de Lyon
【パリ泊】

[3日目]
午前、パリのホテルをチェックアウト。パリ・リヨン駅からTGVに乗ってリヨン・パールデュー駅へ。午後、リヨンのホテルへチェックイン後、ご自由にお楽しみください(ノートルダム大聖堂、旧市街など)。
夕食:ミシュラン3つ星レストラン「Paul Bocuse」で。地元ローヌワイン(シャトーヌフ・デュ・パプなど)をお楽しみいただけます。
宿泊ホテル:Hotel des Savoies Lyon Perrache
【リヨン泊】

[4日目]
午前、リヨンのホテルをチェックアウト。リヨンよりフランス-イタリアTGVでイタリア・トリノへ。昼食は列車内のバー/ビュフェ車両にてお楽しみください。午後、トリノのホテルへチェックイン後、ご自由にお楽しみください(トリノ王宮、マダマ宮殿、コンソラータ大聖堂など)。
夕食:「Le Fanfaron Bistrot」「Ristorante Solferino」などのカジュアルレストランがおすすめ。一緒に楽しむこの地方のワインは、バローロ、バルバレスコなど。
宿泊ホテル:Best Western Hotel Genio
【トリノ泊】

[5日目]
午前、トリノのホテルをチェックアウト後、さらにトリノにてフリータイム、街歩きをお楽しみください(トリノ王宮、マダマ宮殿、コンソラータ大聖堂など)。
午後、トリノ・ポルタスーサ駅またはポルタ・ヌオーヴァ駅から高速列車フレッチャロッサに乗ってミラノ中央駅へ。ミラノのホテルへチェックイン後、ご自由にお楽しみください(ドゥオーモ、『最後の晩餐』鑑賞、スフォルツェスコ城など)。
夕食:「Peck Italian Bar」「Luca e Andreana」などのカジュアルバルがおすすめ。ワインは、フランチャコルタをどうぞ。
宿泊ホテル:Gran Duca di York
【ミラノ泊】

[6日目]
ミラノのホテルをチェックアウト。日本への帰国のためのフライトに併せて空港へ。
【機中泊】

[7日目]
日本到着



旅行プランの概要とコンセプト:

       人気のフランスとイタリアを巡る美食とワインの旅
           アクティブ、ワイン好き旅行者向け         

 フランスとイタリアのおいしいワインとお食事を楽しんでいただく6日間の周遊ツアーです。フランスのシャンパン、イタリアのバローロやフランチャコルタなどの世界的にも有名なワインの産地を主軸とし、列車にて各都市をめぐるコースとなっています。
 また6日間のうち2回、予約必須の3つ星レストランでのラグジュアリーなディナーをご用意いたしました。地元の食材をふんだんに使ったお料理と、ワインとのマリアージュをぜひお楽しみください。宿泊とご移動は決まっていますが、到着したら自由に観光いただけます。また添乗員は同行しませんので、ご自身で自由にアレンジを楽しめるアクティブな方、または旅慣れしている30〜50代のワイン好きのカップルやご夫婦におすすめのプランです。


編集部からヒトコト:

       “個性”ある高速列車TGVとフレッチャロッサで
              シームレスな移動

 TGVフランス-イタリアTGVフレッチャロッサと、いずれの高速列車は、乗り換えなしの直行便で目的に到着する日程になっています。パリ・東駅からTGVに乗ってランスへは、所要約45分。また、パリ・リヨン駅からTGVに乗って約2時間でリヨン・パールデュー駅に到着です。また、国境越えの高速列車TGVフランス-イタリアに乗ると、リヨン〜トリノ間は所要約3時間52分でアクセス可能。トリノからミラノへは高速列車フレッチャロッサに乗れば、約60分で移動できます。
 パリ、リヨン、ミラノの主要駅の構内サービス、地域の公共交通機関との接続、近郊都市を結ぶ列車の所要時間などについては、レイルヨーロッパ公式サイトの主要鉄道駅情報を参照ください。
 一方、旅行プランでは、パリを出発地点としていますので、ランスに移動する前にパリ(Hotel Novotel Paris Gare de Lyon)に1泊してパリでショッピングや観光を満喫してから、翌日、シャンパーニュ地方の玄関口でもあり、シャンパンの町として知られるランスを目指すのもいいかもしれません。パリのホテルによっては、スーツケースなどの荷物を預かってもらえる可能性があります。パリ東駅から高速列車TGVに乗ってランス駅へは所要時間約45分で到着するため、朝食後、ランスへ移動すれば、終日、世界遺産のランスを存分に楽しむことができます。もちろん、市内にあるシャンパンメーカーのカーブを訪れて試飲もしたいところ。ランスで1泊するので、パリへと戻る日にランス駅からTERに乗って約30分、「ドン・ペリ」で有名なモエ・エ・シャンドンなどシャンパンメーカーが点在するエペルネを訪ねることもできそうです。

※ ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は必ず、実際に時刻表でご確認ください。
※ また、列車情報、車内で提供される食事やサービスについても予告なく変更されることがあります。ご乗車の際には事前にご確認ください。

鉄道パス&チケット:
旅のプランの中から鉄道パス&チケットに関して編集部が抽出しました。
・区間乗車券(鉄道チケット):TGV(パリ東駅 ⇒ ランス駅<1日目>)、TGV(ランス駅 ⇒ パリ東駅<2日目>)、TGV(パリ・リヨン駅 ⇒ リヨン・パールデュー駅<3日目>)、フランス-イタリアTGV(リヨン・パールデュー駅 ⇒ トリノ・ポルタスーサ駅<4日目>)、フレッチャロッサ(トリノ・ポルタスーサ駅 ⇒ ミラノ中央駅<5日目>)

Tips:
・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。

・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。

・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。また、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。

旅をもっと楽しくするためのヒント:
・フランス観光開発機構 ⇒ https://jp.france.fr/ja/
・イタリア政府観光局 ⇒ http://visitaly.jp/
撮影日:
撮影場所:
キャプション: <写真=高速列車TGV 車内 TGV(C) Matthieu Raffard-SNCF>
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