ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-03-29 01:32:46 |
笹田昌宏
旧太子駅で“日本一の「無蓋車」公園”実現へ 群馬県中之条町では、1971年に廃駅となった旧国鉄吾妻線太子駅を、“日本一の「無蓋車」公園”として整備してゆく方針が議会で了承され、このほど無蓋車と貨車移動機の搬入が行われた。 3月25日に搬入が行われたのは、「幻のト20000形」として外観が復元された大井川鐵道ト111で、同町の取り組みを応援する目的で寄贈となった。無蓋車としては、昨年搬入されたひたちなか海浜鉄道のトラ15に続いて2両目となる。同日には旧太子駅に無償貸与となるアント15Wの搬入も行われた。 ■ご参考 旧太子駅は、日本の戦後復興に貢献した「群馬鉄山」の遺構であり、日本鋼管褐Q馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ専用線の始発駅として、戦時中の1945年に開業、1952年に国鉄に編入されました。1954年からは地元住民の要請を受けて旅客営業を開始しました。1966年に群馬鉄山が閉山となり、1971年に旧太子駅は廃止となりました。 群馬県中之条町では、旧太子駅の遺構を観光資源として活用するため、当時のホッパー棟やホーム、駅舎の復元などを行い、2018年4月から一般公開を始めました。同年には、ひたちなか海浜鉄道よりトラ15を譲受して展示を開始しました。 鉄鉱石搬出を主な使命とし、多数の無蓋車が入線していた歴史的経緯に鑑み、このたび笹田より「日本一の『無蓋車』公園」構想を中之条町に御提案し、議会での了承を経て、このたび旧太子駅に大井川鐵道ト111の寄贈と、滋賀運送株式会社より譲渡を受けた貨車移動機「アント」の無償貸与に至りました。(資料提供:群馬県中之条町) |
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