ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-04-18 22:55:24 |
京都鉄道博物館 News Release
2019年4月15日 京都鉄道博物館 http://www.kyotorailwaymuseum.jp 企画展 「鉄路を翔けた鳳凰 〜お召列車と貴賓室〜」 天皇が各地を旅行する「行幸」では、さまざまな交通手段が用いられます。鉄道は開業以来、歴代の天皇・皇后の行幸啓に際して、主要な交通手段として用いられてきました。行幸啓に運行される「お召列車」、また駅到着時に休憩所となる「貴賓室」には、鉄道の知られざる一面があります。 本展では、新天皇即位を記念して、鉄道開業から今日に至るまで、行幸啓において鉄道が果たしてきた役割を、それらを厳かに彩ってきた装飾品や貴賓室の特別なしつらえなどを通してご紹介します。 開催期間 2019年5月16日(木)〜2019年7月15日(月・祝) 場 所 本館2階 企画展示室 展示構成 1.プロローグ 〜お召列車と貴賓室〜 本展のキーワードとなるお召列車に関する特別な用語などを紹介するとともに、展示の構成や見どころをご案内します。 2.明治の行幸啓と鉄道 鉄道開業と共にはじまった鉄道による行幸啓に焦点を当て、明治天皇が臨席された京阪神間の鉄道開通式(1877(明治10)年)の錦絵などをご紹介します。 主な展示資料:開業式を描いたイラストレイテッドロンドンニュース(1872年) 「西京停車場之図」(年代不明) 3.大正から昭和前期の行幸啓と鉄道 大正・昭和両天皇の御大典ごたいてんや大正天皇の御大喪ごたいそうに伴うお召列車の運行を支えた蒸気機関車や、大正天皇の御大典に合わせて整備された京都駅舎(二代目)について、当館ならではの資料を用いてご紹介します。 主な展示資料:大正天皇の御大典の際の 「大禮記念章」及び「大禮記念章之證」(1915(大正4)年) 京都駅(二代目)の貴賓室のシャンデリア 4.昭和後期から平成の行幸啓と鉄道 戦後のお召列車の多くは、植樹祭や国体への臨席に伴う行幸啓に際して運行されてきました。利用する鉄道車両も電車や新幹線へと変化したことに伴い、貴賓室を備える駅も変化しました。駅ごとに異なる貴賓室のしつらえを調度品や写真を通してご紹介します。 主な展示資料:神戸駅、京都駅、新大阪駅の貴賓室応接セット お召列車の牽引機装飾品 後 援 京都府・京都市 企画展関連イベント <学芸員解説ツアー> 本展を企画した学芸員が見どころを紹介しながら案内します。 開 催 日 5月18日(土)・6月8日(土)・7月13日(土) 開催時間 各日14:00〜(約30分間) 集合場所 本館2階 企画展示室 参 加 費 無料 ※要入館料 参加方法 開始時刻までに集合場所にお集まりください。 この車両はどんな車両? 車両探検ツアー「マロネフ59形1号車」・「スシ28形301号車」 今月のワークショップは車両探検ツアーです。普段は公開していない車両の中を学芸員がご案内します! 開 催 日 5月11日(土)・12日(日) 開催時間 @11:30〜12:00 A13:00〜13:30 B14:30〜15:00 C15:30〜16:00 開催場所 プロムナード(現地集合) 定 員 各回先着20名 開催中の企画展「鉄路を翔けた鳳凰 〜お召列車と貴賓室〜」に関連し、皇族・貴賓客用として製造されたマロネフ59形1号車と、同時代に製造されたスシ28形301号車を詳しくご紹介します。 「マロネフ59形1号車」は、1938(昭和13)年に製造されました。1人用個室寝台と初のプルマン式開放形寝台が採用されました。1961(昭和36)年に廃車され、翌年に交通科学博物館に保存・展示された車両です。 「スシ28形301号車」は、1933(昭和8)年に製造されました。急行「日本海」等に連結された昭和初期の食堂車です。1962(昭和37)年、交通科学博物館の館内食堂として利用するために改造され、車両番号の「スシ28301」は、廃車後につけられました。 普段は見学出来ない車両を公開! 5月の特別な車両公開「80系電車(クハ86形1号車・モハ80形1号車)」 当館では週末を中心に、月替わりで展示車両の車内を公開しております。今月の車両は、1950(昭和25)年に登場した日本初の長距離用直流電車です。車両前面のデザインやオレンジと緑に塗分けた特徴から「湘南形」と呼ばれ、車両塗装の多様化の契機ともなった車両です。 当館の保存車両は正面に三枚窓があるトップナンバーです。 開 催 日 5月の土曜日・日曜日・祝日 開催時間 10:00〜16:30(12:00〜13:30は休止) 開催場所 プロムナード 休館日は毎週水曜日です。5/1は開館します。 4/27〜5/6は9時30分より開館します。 |
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