NEWS RELEASE:全般      3
No.6021 (Re:6020) 【JR西】せとうちエリアへ来夏、観光型高速クルーザー導入
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-05-08 22:45:43
    せとうちエリアへの観光型高速クルーザーの導入に着手します

                           2019年5月8日
                   西日本旅客鉄道株式会社
                   瀬戸内海汽船株式会社
                   株式会社JR西日本イノベーションズ

 西日本旅客鉄道株式会社および瀬戸内海汽船株式会社は、瀬戸内が多くのお客様に繰り返し訪れていただける一大周遊エリアになることを目指し、2020年夏を目途に、これまでになかった観光型高速クルーザーを開発・導入し、鉄道と船舶を組み合わせた新たな観光周遊ルートを構築、発展させることに着手いたします。
 両社は、2018年より瀬戸内海汽船グループ保有の高速船「はやしお」で島々をめぐるツアー「せとうち島たびクルーズ」を企画・販売してきました。2020年夏のオリンピック・パラリンピックの開催、また同年秋の「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」の開催をにらんで、瀬戸内の多島美をより贅沢に、またより多くのお客様にお楽しみいただけるよう、島めぐり観光に最も適した専用船を新たに開発・導入し、船舶自体も魅力的な観光コンテンツとして活用してまいります。
 本日5月8日、両社グループおよび国土交通省中国運輸局は、「せとうちエリアの海事観光の振興に向けた連携協力に関する協定」を締結しました。また、本船の建造にあたっては、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が2018年度に創設した「国内クルーズ船」の共有建造制度を初めて活用する方向で調整を進めています。今回の新造船舶の導入を海事観光の推進につなげ、国土交通省が海や船をより多くの方々に楽しんで頂くことを目指して推進する「C to Seaプロジェクト」にもせとうちエリアから貢献し、誘客拡大を目指します。

1.新造船舶および海上周遊ルートの概要(方向性)

(1)新造船舶のイメージ 
・瀬戸内の多島美を贅沢に楽しめる、スーパーヨット型のデッキを備えた観光型クルーザー
・長時間の乗船に適し、島々の観光地を効率よくめぐることができる高速船
・旅行会社によるチャーターにも適した90人程度の座席定員
・外国人観光客にも快適にご利用いただける船内案内設備を具備


※新船舶の開発・建造、および鉄道・運輸機構の共有建造制度への申し込みにあたり、新船舶を保有するための会社を、瀬戸内海汽船グループと株式会社JR西日本イノベーションズ(*)の共同出資により設立する予定です。
 (*)ベンチャー企業等との出資・提携を推進するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(西日本旅客鉄道株式会社の100%出資子会社)


(2)海上周遊ルート
・2018年、2019年に実施する「せとうち島たびクルーズ」の立寄港をベースとし、基本ルートの検討を進めます。
 (とびしま海道エリア〜しまなみ海道エリア) 
・その他、旅行会社などのニーズに対応し、瀬戸内海での貸切運用なども検討してまいります。

2.就航時期(予定)
 2020年 夏
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 1097×778(29%表示)