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No.6357 (Re:6351) Trip Planning:ぎゅぎゅっと冬のフィンランド
ほりうち(ccbu8181) 2019-11-30 18:09:23

Trip Planning

 高速列車、夜行列車、シーニックトレインなど、ヨーロッパではさまざまなタイプの列車が都市や町を結び、地元の人々にとって大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や現地の人々の日常生活を垣間見みたり、列車での国境越えという体験をしたり、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーではレイルエキスパートらによる列車を利用したヨーロッパ旅行のモデルプランをご紹介します。

           ぎゅぎゅっと冬のフィンランド

         フレックスインターナショナルツアーズ 松本 佳奈さん


 今月号の旅のヒントは、レイルエキスパート養成講座201 9年春コースを修め、レイルエキスパートに認定された、フレックスインターナショナルツアーズの松本佳奈さんが作成したフィンランド1カ国周遊6泊8日の鉄道旅行プランです。サンタクロース、ムーミン、トナカイ、オーロラなど冬のフィンランドを存分に楽しむ日程になっています。もちろん、マリメッコや北欧雑貨のショッピングも!<写真=天空を彩るオーロラ(ラップランド地方)(C) Richard Cavalleri Cavalleri>

※このプランは、2019年7月現在の情報に基づき記載されています。
※旅程表およびコンセプト等にある文言は、掲載スペースの関係もあり、編集部によって一部編集しています。ご了承ください。


旅程:

[1日目]関西空港発からヘルシンキ乗り継ぎで、イナリ地方のイヴァロ空港へ。ホテルの送迎車でホテルへ。到着後ホテルにて夕食(ラップランド料理のビュッフェ)。夕食後、近場のオーロラスポットにて観測。
【サーリセルカ泊】

[2日目]ホテルで朝食後、トナカイサファリ、またはハスキーサファリに参加。軽いティータイムがあります。サファリ後は車でノーザンライツ・ヴィレッジ内のアイスバーで一杯。ホテルに戻り夕食(ラップランド料理のビュッフェ)を済ませたら、オーロラハンティングツアーへ。
【サーリセルカ泊】

[3日目]ホテルで朝食。チェックアウトしてバス停へ。10時頃出発のロヴァニエミ行きのバスに乗り、サンタクロース村の最寄のバス停へ(14時頃到着)。サーモンランチで腹ごしらえし、サンタクロースオフィスにて本物のサンタさんと写真撮影。閉館まで過ごした後、17時頃発のバスでロヴァニエミ駅へ。スーパーで簡単な夕食を購入し、IC274(サンタクロースエキスプレス、21時15分発)にてタンペレへ。
【車中泊】

[4日目]早朝5時40分にタンペレ駅到着。朝食はタンペレ・マーケットにある人気のフレンチブラッセリーで。食後、タンペレ大聖堂、ムーミン美術館、カレヴァ教会などを見学。ランチはタンペレ名物のチキンウィングを。その後ナーンタリまで移動。タンペレ発のIC922(15時11分発)に乗り、トゥルクには16時55分着。バス+徒歩で約1時間でホテルに到着。疲れをスパ・サウナでゆっくり癒してお過ごし下さい。夕食はホテルのレストランにて。
【ナーンタリ泊】

[5日目]朝食後、チェックアウトし荷物を預けてムーミンワールドへ。冬季ならではのそり遊びやショーをお楽しみ下さい。ランチは園内のレストランで。ホテルで荷物を受け取りバス+徒歩でトゥルク駅へ。一路ヘルシンキへ。トゥルク発IC984(16時25分発)に乗り、ヘルシンキ中央駅には18時26分着。駅から徒歩圏内にあるホテルにチェックイン。夕食にラヴィントラで伝統フィンランド料理を堪能した後は、スーパーマーケットを巡りお土産を購入。
【ヘルシンキ泊】

[6日目]朝食は老舗ベーカリー・エクベリのカフェで。この後はトラムやバスを駆使し一日かけてショッピングやカフェ巡り。マリメッコ本社にあるアウトレットや、イッタラ・アラビアのデザインセンター等フィンランドならではのお店がいっぱいあります。夜はホリデイバーでカジュアルな海鮮料理を。
【ヘルシンキ泊】

[7日目]朝食はオールド・マーケットホール内で。その後ウスペンスキー寺院やヘルシンキ大聖堂を散歩がてら見て回りホテルへ戻ります。バスでヴァンター空港へ(約50分)。空港では免税手続きも忘れずに。直行便で帰国の途へ。---

[8日目]朝、関西空港に到着。


旅行プランの概要とコンセプト:

         冬とサンタと北欧雑貨を楽しむ女子旅

 冬のフィンランドを満喫できるプランです。北部のラップランドでは、オーロラやトナカイそりなどのアクティビティを体験したり、本物のサンタクロースにも会いに行けたりもします。南部では、期間限定のムーミンワールド・ウィンターマジックや、本場のサウナ体験、人気のマリメッコやイッタラ等のおしゃれな北欧デザインのショッピングまで思う存分お楽しみ下さい。北から南への移動は、フィンランドナイトトレイン(通称:サンタクロース・エキスプレス)を利用します。列車の高速化に伴い、少なくなってきている夜行寝台列車。寝ている間に移動する為、宿泊費用が抑えられ時間を有効活用することが出来ます。
 ホテルについて、サーリセルカでは人気のガラスキャビンのお部屋に宿泊(スターアークティックホテル)。ナーンタリでは5つ星のスパホテルにて(ナーンタリスパホテル)。ヘルシンキでは観光・ショッピングがメインの為、宿泊費用は抑えました(ホテルフィン)。 このプランは特に20代後半からの大人女子や、初めてフィンランドを訪れる旅行者におすすめします。


編集部からヒトコト:


        夜行列車サンタクロース・エクスプレスで
          北部ラップランドからヘルシンキへ


 今月号の旅のプランは、冬のフィンランドをICと夜行列車、バスで移動し、サーリセルカ、ナーンタリ、ヘルシンキに滞在。サンタクロース、ムーミン、トナカイ、オーロラから、マリメッコや北欧雑貨ショッピングまでフィンランドを存分に楽しむ日程です。
 ヘルシンキとラップランド地方(ケミヤルビなど)を結ぶ夜行列車(=サンタクロース・エキスプレス)。このプランでは、サンタクロースの“公式”故郷と言われているラップランド地方ロヴァニエミから乗車しタンペレにて下車します。デラックス寝台はキャビン内にシャワー&トイレを完備、普通寝台のキャビン内には洗面台を備えています。いずれもシングルとダブル利用となります。1人での予約でも男女別キャビンになりますので、ひとり旅でも安心です。さらに、旅行費用を抑えたいならリクライニング座席も。レストラン車両を連結していますので、車内でスナックや軽食、飲み物類を購入でき、快適な夜行列車の旅が楽しめます。
 インターシティ(IC)は2タイプあり、2階建てのインターシティ2車両は、最高時速200kmで、1回建てのインターシティは最高時速160kmで、都市間を結びます。車内は禁煙で、1等では電源ソケットを完備し、車内ではスナックやドリンク類を販売しています。子供が遊べるプレイルームも備えるなど充実の車内設備が自慢です。
 フィンランド鉄道(VR)は、この旅プランでも利用する夜行列車やインターシティ(IC)のほか、ヘルシンキと主要都市を結ぶ高速列車ペンドリーノ(EP)、急行や普通列車を運行しています。

※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は必ず、実際に時刻表でご確認ください。
※また、列車情報、車内で提供される食事やサービスについても予告なく変更されることがあります。ご乗車の際には事前にご確認ください。


鉄道パス&チケット:
 鉄道パス&チケットに関して、編集部が旅のプランの中から抽出し、一部文言を付け加えました。
・チケット:IC/サンタクロースエキスプレス(ロヴァニエミ駅 ⇒ タンペレ駅<3日目>)、IC(タンペレ駅 ⇒ トゥルク駅<4日目>)、IC(トゥルク駅 ⇒ ヘルシンキ中央駅<5日目>)
・ICに乗車の際は、座席指定は任意ですが、指定することをおすすめします。夜行列車に乗車の際は、座席指定が必要となります。

Tips:
・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。

・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。

・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。また、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。

旅をもっと楽しくするためのヒント:
・フィンランド政府観光局 ⇒ https://www.visitfinland.com/ja/
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 天空を彩るオーロラ(ラップランド地 方)(C)Richard Cavalleri
画像サイズ: 200×150(原寸表示)