ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-04-23 00:57:32 |
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp タイトル: THE rail No.118 発 行 日: 令和3/2021年4月21日 定 価: 本体3,600円+税 発 行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン U R L: http://www.etrain.jp/ e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp 図書符号: ISBN978-4-87112-118-7 C1065 \3600E [スタッフ] 企画・編集 前里 孝 発 行 平井憲太郎 写 真 補 正 脇 雅恵・秋山瑛美 デ ザ イ ン 前里規子 写真スキャニング 株式会社日報 印刷・製本 昭栄印刷株式会社 THE レイル No.118 もくじ 国鉄蒸機運転室の通風・換気装置 グラフ 独自の通風装置を備えた国鉄蒸機たち 早川昭文/八木邦英 4 蒸気機関車運転室 通風・換気装置あれこれ 新澤仁志 12 ヒギンズ写真の真髄3 全国各地の国鉄蒸気機関車たち 所蔵:NPO法人名古屋レール・アーカイブス 解説協力:奥野和弘/宇都宮照信/小野英晴 28 グラフ 1960年代の京阪石坂線 大津電車軌道の面影をしのぶ 構成・文:福田静二 58 滋賀県立公文書館の史料から見た 大津電車軌道の歴史 貝塚恒夫 66 汽車電車と記念写真 第1回 高見彰彦 88 ヤードマン 98 ヤードマン ■レイルとしては久しぶりの“煙三昧”となりました.その主軸となるのは新澤仁志さんが寄せてくださった,国鉄蒸気機関車運転室の換気装置についての稿です.最初にお話を聞かせていただいてからタイミングをはかっているうちに,2年以上が経過してしまいました. ■巻頭では,新澤さんの稿に登場する保存機関車の現役時代の姿を,早川昭文さんと八木邦英さんの作品でグラフを構成してみました.早川さんからは実はもっとたくさんの写真が寄せられたのですが,2019年刊行の“蒸機の時代No.74”に“中央西線のD51とその保存機”というテーマで,たくさんの写真を発表されており,重複するカットは割愛せざるを得ませんでした.ちなみに,同号はまだ在庫がございます.お持ちでない方は,ぜひご注文を! ■新澤さんの稿にちなんで,ということでもありませんが,3回目を迎えるヒギンズさんのモノクロ写真グラフでは,ヒギンズさんの眼に映った,わが国鉄蒸気機関車の表情を,存分に堪能していただきました. ■このグラフ写真の時代考証に際しては,多くの方のご協力をいただきました.心から感謝申し上げます. ■ところが締切間際,名古屋レール・アーカイブスから“ヒギンズさん自身による撮影場所と日付のメモが発見された”との報せがあり,多くの写真の,場所や日付が判明したのでした.苦労して突きとめた撮影場所のいくつかは,そのメモによって裏付けを得ることができました.ただ,山陰本線綾部など,一部写真については,失礼ながら調査結果を優先しました.ご理解くださいますようお願いいたします. ■第2テーマは大津電車軌道,現在の京阪電鉄石山坂本線の歴史研究です.これまで詳しく語られることのなかった同線の始まりから現在に至る車輛と路線の歴史を,地元在住の貝塚恒夫さんが解き明かしてくださいました.調査に際しては,地元の利をいかし,滋賀県立公文書館に収蔵されている史資料を丹念の調べ,新聞などによる裏付けも行ない,もちろん現地踏査も怠りなく,その結果を読みやすい文章で纏められたのです.まさに趣味的歴史研究のお手本のような経過と結果といえましょう. ■お仲間である福田静二さんは,この稿に花を添えるグラフ頁を,お持ちの豊富な所蔵写真によって構成してくださいました. ■締めくくりは高見彰彦さんの“汽車電車と記念写真”です.これまで等閑にされがちだった,車輛や駅が背景となっている記念写真ですが,そこには思わぬ歴史的エピソードが秘められていることも少なくないという事実を,読者の皆さんに再確認していただけることと思います. ■元西武鉄道常務取締役の長谷部和夫さんが,3月1日に敗血症性ショックのため逝去されました.93歳でした.レイルNo.92で“昭和中期の西武鉄道こぽればなし西武鉄道でのこと”を発表してくださいました.もっともっと,いろいろなお話をうかがっておきたかったのですが,果たせぬ夢となりました.ご冥福をお祈り申し上げます. |
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