ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-07-13 00:53:17 |
2024年7月12日
鉄 道 博 物 館 鉄道博物館と DB博物館の姉妹館提携について 鉄道博物館(さいたま市)と DB博物館(ドイツ連邦共和国ニュルンベルク市)は、 本年7月11日にDB博物館にて姉妹館提携の調印を行いました 鉄道博物館(さいたま市)と DB博物館(DB Museumドイツ連邦共和国ニュルンベルク市)は、これまで収蔵品の貸し借りや世界の鉄道博物館の国際会議開催などで連携を行ってきました。また、公益財団法人東日本鉄道文化財団(鉄道博物館を所有・運営する財団)の基本財産を拠出したJR東日本は、ドイツ鉄道(DB)とこれまで密接な協力連携を行っています。 このたび、両館の交流活動を強化する目的で、DB博物館において姉妹館提携を締結しました。この提携により、従来からの文書・収蔵品の貸し借りなどに加え、共同企画展の開催や更なる知識の共有を図っていきたいと考えています。 7月11日18時(現地時間)に開式した調印式には、約40名の関係者が出席しました。 DB博物館ゲッツェ館長の挨拶に始まり、ドイツ鉄道財団ランゲマネージング・ディレクター、バイエルン州ベルンライター住宅・建設・交通大臣、ニュルンベルク市レーナー文化担当市長からの挨拶が有りました。 日本側からは、在ミュンヘン日本国総領事館別所健一総領事、JR東日本パリ事務所黒田英朗所長の挨拶ののち、東日本鉄道文化財団田浦芳孝理事長、当館大場喜幸館長がスピーチを行いました。 その後、両館長が姉妹館提携文書へ署名し、記念品として高速鉄道車両模型の交換(DB博物館からICE車両のH/Oサイズ模型、鉄道博物館からE5新幹線車両のH/Oサイズ模型)が行われました。 鉄道博物館(さいたま市)においても、2025年又は2026年に姉妹館提携に関する式典の開催を計画しています。 なお今回の姉妹館提携調印式の約1週間後に、「さいたま市とニュルンベルク市の経済連携のための覚書(2019年11月15日締結)」の更新締結が、ニュルンベルク市において両市長により調印される予定です。今回の両館の姉妹館提携が両市の交流促進にも寄与することを願っています。 【別紙1】 鉄道博物館とDB博物館の姉妹館提携について 1 日 時 2024年7月11日(木)18:00〜 2 場 所 DB博物館(ドイツ連邦共和国ニュルンベルク市)第一車両ホール 3 式次第 (1)DB博物館館長挨拶 (2)鉄道博物館(さいたま市)の紹介映像放映 (3)ドイツ鉄道財団マネージング・ディレクター挨拶 (4)バイエルン州住宅・建設・交通大臣挨拶 (5)ニュルンベルク市代表挨拶 (6)在ミュンヘン日本国総領事館総領事挨拶 (7)JR東日本パリ事務所所長挨拶 (8)東日本鉄道文化財団理事長挨拶 (9)鉄道博物館館長挨拶 (10)調印式および記念品交換 ※記念品は両国の高速鉄道車両の模型 4 主な出席者 (名前【役職】)※順不同、関係者含め参加者総数は約40名 ・Christian Bernreiter【Bavarian State Minister for Housing,Construction and Transport】 ・Prof.Dr.Julia Lehner【Cultural Mayorof City of Nuremberg】 ・Kenichi BESSHO【Consul General of Japanin Munich】 ・Sebastian Lange【Managing Director of Deutsche Bahn Foundation】 ・Oliver Gtze【Director of DBMuseum】 ・Hideaki KURODA【Director of East Japan Railway Company Paris Office】 ・Yoshitaka TAURA【President of East Japan Railway Culture Foundation】 ・Yoshiyuki OBA【Director of The Railway Museum】 5 両館のつながり 【2010年】ドイツ鉄道175周年を記念したDB博物館の「Planet Railway」展に、鉄道博物館が物品、文書、映像素材を提供。 【2013〜19年】鉄道博物館の主導で、世界の鉄道博物館が集まる「国際鉄道博物館会議(Railconf)」を設立。第1回会議は2013年に東京と大宮で開催。以降2年ごとに開催することとし、2015年に第2回会議がニュルンベルクで開催され、第3回会議(ボルチモア2017年)と第4回会議(シドニー2019年)が開催され、鉄道博物館関係のテーマ(車両管理・保存、体験展示など)が議論されてきた。第5回は新型コロナウイルス感染症やその他の理由で開催されていない。DB博物館と鉄道博物館は、姉妹館提携を行うことを2019年に合意したが、新型コロナウイルス感染症拡大のため延期となっていた。 【2023年】DB博物館開催の「FUTURAILS」展へ1/10 ALWEGモノレール模型・資料を鉄道博物館が貸し出し 【2024年】7月11日に姉妹館提携をDB博物館(ニュルンベルク)で締結 【2025年又は2026年】鉄道博物館(さいたま市)でも姉妹館提携関係の式典を開催予定 6 挨拶要旨 ・DB博物館 ゲッツェ 館長 本日、皆様がここに集まり、さいたまの鉄道博物館と当館が姉妹館提携の覚書に署名できることを大変嬉しく思います。大きさや来館者数が世界最大規模の博物館の一つである鉄道博物館と当館が提携することは、大変光栄なことです。私たちはこの提携にふさわしい存在であるように最善を尽くしたいと思います。さいたまの鉄道博物館が鉄道を現代的手法で多彩に展示していることに刺激を受けています。さいたまの鉄道博物館は鉄道の技術的発展をより重点的に展示していますが、当館では文化や社会の変遷に重点を置いています。この姉妹館提携を契機に、両館が互いに学び合い、さらに発展していくことを期待します。 ・鉄道博物館 大場 喜幸 館長 鉄道博物館は今年で開館17年となりますが、東京駅にあった初代鉄道博物館から数えると100年以上が経過しています。収蔵品は67万点以上、収蔵車両は42両で、小さなお子様にも鉄道の仕組みなどを楽しみながら学んでいただくことも当館の大事な使命としています。ニュルンベルクと同様に「鉄道のまち」である大宮を盛り上げるため、様々な企画を行っています。これまでにDB博物館に収蔵品を貸し出すなどの交流がありますが、今回の姉妹館提携を契機に更に交流を密にして、様々なイベント企画を実施していきたいと考えています。どのように盛り上げていこうかと思い、今からとても楽しみです。 参考 DB博物館について 1882年に設立されたDB博物館(DB Museum)は、現在、世界最古の鉄道博物館で、ドイツ連邦共和国のニュルンベルク市にあります。ドイツ鉄道(DB)の社会貢献の一環として、博物館はドイツ鉄道財団に属し、その傘下で運営されています。約15,000点の展示資料や、多数の歴史的な車両が展示されています。 |
|
|