ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-03-20 16:37:28 |
ようこそシベリア鉄道ヘ
ユーラシア大陸横断9000qの旅 そろそろ あこがれ 実現しませんか 人生で一度は乗ってみたい 「シベリア鉄道」。 個人で三度もシベリア鉄道に乗車した著者による “あこがれ”を“実践”するためのシベリア鉄道乗車紀行 タイトル: ようこそシベリア鉄道ヘ ユーラシア大陸横断9000qの旅 著 者: 二村高史 発 行 日: 2022年3月24日 初版第一刷発行 定 価: 2310円(本体2100円+税10%) 発 行 人: 勝峰富雄 発 行: 株式会社天夢人 https://temjin-g.com/ 発 売: 株式会社山と渓谷社 編 集: 佐藤徹也、篠原あさ美〔天夢人〕 デザイン: 高橋 潤 地図協力: 新井美樹 印刷・製本:大日本印刷株式会社 図書符号: ISBN978-4-635-82376-0 C0026 \2100E 二村高史(ふたむら・たかし) 1956年東京下町生まれ。小学生時代から鉄道の乗り歩きに目覚める。東京大学文学部卒業後はシベリア鉄道経由でイタリアへ。その後、塾講師、パソコン解説書制作、日本語教師などを経験してフリーランスに。著書に、『定点写真でめぐる夏京と日本の町並み(青春出版社2019年)』、『鉄道黄金時代1970'sディスカバー・ジャパン・メモリーズ(日経BP社2014年)』などがある。 第1章 ウラジオストクからハバロフスクへ 第2章 ハバロフスクからイルクーツクへ 第3章 バイカル湖を目指す 第4章 イルクーツクからノヴォシビルスクヘ 第5章 ノヴォシビルスクからモスクワへ 第6章 モスクワ、サンクトペテルブルグ、そして旅の終わり まえがき より 人生には、いくつかの分岐点がある。 私にとっての大きな分岐点のひとつは、間違いなく、感受性か豊かだった20代なかばで乗ったシベリア鉄道だ。1981年のことである。 シベリア鉄道の車窓に広がる雄大な風景、そして悠久とさえ感じられる時間を体験することで、つまらないことにくよくよ悩んでいた自分か、ばかばかしくなったものだった。 [中略] そして、最初の旅から4年後の1985年、「給料はいらないから3ヵ月休ませてくれ」と叫んで、2度目のシベリア鉄道乗車を敢行した。このときは改革開放まもない中国の北京を起点にして、北京発ウランバートル経由モスクワ行きに乗車した。 本書はそれから30年後の2015年、仕事や生活に追われて慢性的なシベリア不足に悩んでいた私が、妻とともに、シベリア鉄道のウラジオストクからモスクワまでの9000kmあまりを、4つに分けて12日間で乗り通した記録である。 [中略] ロシア旅行というと、年配のかたの間には、いまだにソ連の暗いイメージをひきずっている人が多いようだ。だが、時代は変わり、ロシアもシベリア鉄道も変わった。入国にビザは必要だが、昔よりも気軽に旅行ができるようになり、自由旅行も可能になった。ホテルやレストランのサービスは比較にならないほど格段に向上している。 若い世代にも、ぜひシベリア鉄道を自分の目で見てほしい。日本人にとってなじみの薄い国かもしれないが、ロシア人の多くは日本に大きな興味をもっている。そんな隣国の人びとの普段着の姿に、ぜひふれてみていただきたい。必ずや、そこには素晴らしい発見があることだろう。 |
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