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No.6396 (Re:6390) Trip Planning:フォトジェニックでかわいい村をめぐるイギリス・フランス・ベルギー周遊
ほりうち(ccbu8181) 2019-12-27 18:16:25

Trip Planning

 高速列車、夜行列車、シーニックトレインなど、ヨーロッパではさまざまなタイプの列車が都市や町を結び、地元の人々にとって大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や現地の人々の日常生活を垣間見みたり、列車での国境越えという体験をしたり、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーではレイルエキスパートらによる列車を利用したヨーロッパ旅行のモデルプランをご紹介します。

         フォトジェニックでかわいい村をめぐる
        イギリス・フランス・ベルギー3カ国周遊


                  エイチ・アイ・エス 高橋真梨香さん

 今月号の旅のヒントは、レイルエキスパート養成講座201 9年春コースを修め、レイルエキスパートに認定された、エイチ・アイ・エスの高橋真梨香さんが作成した、フォトジェニックでかわいい村を訪れる3カ国(英国、フランス、ベルギー)周遊の旅です。英国ではコッツウォルズ、フランスではコールマール、ベルギーではブルージュと、街歩きが楽しいカワイイ村や町を列車で訪れます。
<写真=ユーロスター(1等)の車内で提供される食事の一例(C)Eurostar Eurostar>

※このプランは、2019年7月現在の情報に基づき記載されています。
※旅程表およびコンセプト等にある文言は、掲載スペースの関係もあり、編集部によって一部編集しています。ご了承ください。


旅程:

[1日目]11:35羽田発 ANA|16:10ロンドン(ヒースロー空港)着。ヒースローエキスプレスにてロンドン・パディントン駅へ。ホテルにチェックイン後、市内観光へ。国会議事堂、ビッグベンのライトアップを見て記念撮影。ロンドン・アイからロンドンの夜景を一望。【夕食】たくさんの花々が飾られたパブThe Churchill Armsで夕食。
【ロンドン泊】

[2日目]【朝食】ピンクの外観が可愛いカフェPeggy Porschen Cakesで。終日、ロンドン市内観光(11:00頃、バッキンガム宮殿の衛兵交代式を見学<約45分>|12:00頃、ウェストミンスター寺院、セントポール大聖堂、タワーブリッジを観光)|15:30頃、王室御用達の老舗Fortnum&MasonのThe Diamond Jubliee Tea Salonでアフタヌーンティー)|その後、1泊分の荷物を持ってコッツウォルズへのショートトリップ|モートン・イン・マーシュ泊18:00頃、パディントン駅発/19:30頃、モートン・イン・マーシュ駅着、その後ホテルへ。【夕食】アフタヌーンティーで食べきれなかったものをテイクアウト、パディントン駅で軽食を購入してもいいかもしれません。

[3日目]【朝食】ホテルにて。コッツウォルズ周遊観光。モートン・イン・マーシュからバスに乗ってボートン・オン・ザ・ウォーターへ(約30分)|10:00頃、「コッツウォルズのヴェニス」とも呼ばれる小川のある美しい村ボートン・オン・ザ・ウォーターを散策。村全体をミニチュアで表現したテーマパーク「モデルヴィレッジ」や雑貨屋等|バスに乗ってバイブリーへ(約40分)|12:00頃、バイブリー散策。14世紀の家並みがそのまま残されているアーリントンロウ等、コッツウォルズを代表する街並みを散策。【昼食】スワンホテル内のレストランで。バスに乗ってスウィンドンへ(約1時間)|16:00頃、スウィンドン発/17:30頃 パディントン駅着。【夕食】ピンクの可愛い店内とタマゴ型のお手洗いがフォトジェニックで話題のレストランSketch Galleryで。その後、ホテルへ。
【ロンドン泊】

[4日目]【朝食】花々がたくさん咲いているレストランThe Ivy Chelsea Gardenにて、エッグベネディクトやパンケーキを。テラス席もお勧めです。午前中は大英博物館観光(約90分)|12:24頃、ユーロスターでロンドン・セントパンクラス駅発/15:47頃、パリ北駅着。ランチは車内で軽食を購入(※ユーレイル グローバルパスを利用してパスホルダー割引料金で座席指定券を購入)、パリ到着後、ホテルにチェックイン。その後、パリ市内観光へ。凱旋門を見て、シャンゼリゼ通りでショッピング|20:00頃 ディナークルーズでパリの夜景も楽しみましょう。
【パリ泊】

[5日目]【朝食】パリ北駅構内のレトワール・デュ・ノールのカフェ、またはパン屋さんでブリオッシュをテイクアウトして、TGVに乗ってアルザス地方へ日帰り観光へ|07:19頃、パリ東駅発/09:05頃、ストラスブール駅着|ノートルダム大聖堂や、ドイツの文化が色濃く残る木組みの建物がメルヘンで可愛いストラスブール旧市街を散策|11:51頃、ストラスブール駅発/12:21頃、コルマール駅着|プチ・ヴェニスなど、『美女と野獣』や『ハウルの動く城』のモデルになったとされるカラフルで可愛いコルマール旧市街を散策|15:00頃、コルマール発のバスに乗ってリクヴィールへ(所要約30分)|ブドウ畑に囲まれた美しく可愛いリクヴィール村を散策|16:30頃、リクヴィール発のバスに乗ってコルマールへ。その後、17:37頃、コルマール駅発の列車でパリへ(ストラスブール駅で乗り換え)/20:12頃、パリ東駅到着
【パリ泊】

[6日目]7:00頃、観光客が少ないうちにエッフェル塔周辺へ。シャイヨー宮やシャン・ド・マルス公園等で記念撮影|朝食後、9:00頃、開館時間に合せてルーブル美術館へ。ルーブル美術館観光、パレ・ロワイヤル観光(ストライプの円柱のオブジェ等、フォトジェニックな中庭で記念撮影)|タリスでブリュッセルへ(※パスホルダー料金で座席指定券を購入) 12:55頃、パリ北駅発/14:17頃、ブリュッセル南駅着|ブリュッセル市内観光、グランプラス広場(市庁舎、王の家)や聖ミカエルと聖デュル大聖堂、ギャラリー・サンテュベールでショッピング。
【ブリュッセル泊】

[7日目]朝食後、ICでブルージュ日帰り観光へ|9:59、ブリュッセル南駅発/10:55、ブルージュ駅着|ブルージュ観光(愛の湖公園・ブルージュ聖母教会・運河クルーズ・マルクト広場・救世主大聖堂等)|15:10、ブルージュ駅発のICに乗ってブリュッセルへ|その後、グランプラスやギャラリー・サンテュベール、サブロン広場周辺でチョコレート店めぐりとショッピング。18:00頃、空港へ向けて出発|21:10 ブリュッセル発 ANA NH232便で帰国の途へ。
機中泊

[8日目]15:40成田着



旅行プランの概要とコンセプト:

        フォトジェニックにこだわった旅のプラン

 この企画は、昨今の旅行では欠かせない要素となっている「フォトジェニック」をテーマに思わず誰かに共有したくなるような旅をコンセプトに考えました。イギリス、フランス、ベルギーという、一見よく見かける組み合わせでありながらも、はちみつ色の建物が並ぶイギリス・コッツウォルズ地方、木組みの建物やカラフルな建物が可愛いフランスのストラスブールやコルマール、リクヴィール、運河が綺麗なベルギー・ブルージュを組み込むことで、この3カ国への旅行が初めての方だけでなく、すでに渡航歴がある方でも楽しめるような旅程になっています。
 さらに、ヨーロッパの周遊旅行や列車を使った旅行が初めての方でも行きやすいように、拠点都市から日帰りや1泊2日のショートトリップで行けて、なるべく列車の乗り換えが少ない場所を選びました。観光プランや食事プランについても「フォトジェニック」をテーマにお勧めのレストランを選んでいます。
 この旅行プランの対象は、20〜30代のSNSや流行に敏感な女性のほか、写真を撮ったり、ヨーロッパの歴史的な建造物や街並みを見たり、歩いたりするが好きな人を想定しています。


            利便性重視、駅近ホテル

 この旅のプランで提案されているホテルをプランの中から編集部が抽出しました。
■ロンドン:ヒルトン・パディントン(2泊)
 空港からのアクセスとコッツウォルズ地方への移動に便利なパディントン駅直結のホテルです
■モートン・イン・マーシュ:ザ・マナーハウス・ホテル(1泊)
 モートン・イン・マーシュ駅から徒歩約8分のハイ・ストリート沿いのホテルです
■パリ:ティモテル・パリ・ガール・デュノール(2泊)
 列車の移動に便利なパリ北駅付近のホテルです
■ブリュッセル:イビス・ブリュッセル・ガール・ドゥ・ミディ(1泊)
 列車のアクセスが良いブリュッセル南駅近くのホテルです


編集部からヒトコト:

            人気の高速列車に乗る!
            ユーロスター、タリス、TGV


 人気の高速列車ユーロスター、タリス、そしてTGVなどに乗車しつつ3カ国を巡ります。途中、ユーロスターは、ロンドンを起点にパリやブリュッセル、アムステルダムなどを結んでいます。ユーロスターの1等(スタンダードプレミア)では、チケット料金に座席での食事が含まれており、座席での食事もユーロスター乗車の楽しみのひとつです。ただ、英国のEU離脱を巡る混迷が続くなか、手続きに時間を要することがありますので、ユーロスターに乗車の際は、チケットに記載された時間を確認して、なるべく早めに駅に到着するようにしてください。
 タリスは、パリとベルギーやオランダ、ドイツ西部を結ぶ紅い車体とオシャレな車内デザインが人気の高速列車。タリスのプレミアム席では、チケット料金に車内での食事が含まれています。ここでご紹介する日程では、パリ〜ブリュッセル間の乗車ですが、2019年3月末からは、新路線として、アムステルダムからシャルル・ド・ゴール空港、さらにディズニーランドパリの最寄り駅となるマルヌ・ラ・ヴァレのルートが開設されるなど、使い勝手がさらに良くなっています。
 フランスが誇る高速列車と言えば、TGVです。最高時速320kmでパリを起点に国内主要都市はもちろん、隣国の都市にも路線を延ばしています。2階建ての車両をはじめ、バー/ビュフェ車両も連結されているため、バケットサンドイッチとコーヒーやジュースなどを購入して、ビュフェ車内または座席にて、車窓を楽しみながら食事をしつつ鉄道の旅を満喫できます。
 このプランで滞在する都市(ロンドン、パリ、ブリュッセル)の主要駅における構内サービス、地域の公共交通機関との接続、近郊都市を結ぶ列車の所要時間などについては、レイルヨーロッパ公式サイトの主要鉄道駅情報を参照ください。

※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は必ず、実際に時刻表でご確認ください。
※また、列車情報、車内で提供される食事やサービスについても予告なく変更されることがあります。ご乗車の際には事前にご確認ください。



鉄道パス&チケット:
 鉄道パス&チケットに関して、編集部が旅のプランの中から抽出し、一部文言を付け加えました。
・ユーレイル グローバルパス(フレキシータイプ7日間):National Rail(ロンドン・パディントン駅 ⇔ モートン・イン・マーシュ駅<2日目>)、National Rail(スウィンドン駅 ⇒ ロンドン・パディントン駅<3日目>)、ユーロスター(ロンドン・セントパンクラス駅 ⇒ パリ北駅<4日目>)、TGV(パリ東駅 ⇒ ストラスブール駅<5日目>)、TGV(ストラスブール駅 ⇒ コルマール駅<5日目>)、TGV(コルマール駅 ⇒ ストラスブール駅 ⇒ パリ東駅<5日目>)、タリス(パリ北駅 ⇒ ブリュッセル南駅<6日目>)、IC(ブリュッセル南駅 ⇔ ブルージュ駅<7日目>)

・ユーレイルパスを使ってユーロスター、タリス、TGVに乗車の際は、別途、座席指定券を購入しなければなりません。この際、お得なパスホルダー料金が適用されます。また、英国のグレートウェスタンレイルウェイに乗車の際も別途座席指定券が必要です。ベルギー国内のICに乗車の際は、座席指定券を購入する必要はありません。


Tips:
・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。

・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。

・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。また、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。


旅をもっと楽しくするためのヒント:
・英国政府観光庁 ⇒ https://www.visitbritain.com/jp/ja
・フランス観光開発機構 ⇒ https://jp.france.fr/ja
撮影日:
撮影場所:
キャプション: ユーロスター(1等)の車内で提供される食事の一例(C)Eurostar
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