ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-10-13 22:21:38 |
貨物鉄道博物館からのお知らせ
「ワ1形5490号の修復完成公開について」 貨物鉄道博物館は今年で開館5周年を迎えることから、これを記念してボランティアの手で修復を進めてきたワ1形5490号の修復完成公開を2008年11月2日(定例開館日)に行います。 ワ1形5490号は1906年(明治39年)に新潟鐵工所で製造され、当時の北越鉄道(現在のJR信越線の一部)で8トン積みの有蓋車として活躍し、後の国有化で全国各地の国鉄線でも使用されました。戦後は近江鉄道に移籍しワ92として活躍した後、2003年(平成15年)に貨物鉄道博物館に収蔵されました。 この貨車は大正時代に荷重を10トン積に増やす改造を受けており、台枠から上は鋼製の柱に木製の板張りで、引戸も木製の、いわゆる木造貨車です。復元に際しては、増トン改造後の姿をできるだけ忠実に再現することを念頭に木工作業を中心とした修復を進め、現存する木造貨車としては最古級の車両の復活という産業遺産保存の面からも貴重な事例といえましょう。 11月2日の定例開館日では午前11時から修復完成公開を祝うお披露目式を行なう他、ワ5490号を使用した情景展示(ボランティアによる昔の貨物の積込風景の再現)や、昔の貨物輸送に関する講演会等を計画しております。また貨車に関する図面や史料などの特別公開も予定しておりますので、皆様お誘いあわせの上ぜひお越しください。 詳しくは貨物鉄道博物館公式サイトをご覧ください。(アドレス:http://frm.kans.jp/ ) |
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