ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-03-07 21:53:18 |
株式会社交通新聞社
交通新聞社新書2月新刊 青函連絡船が80年に及ぶ歴史を閉じた1988(昭和63)年から四半世紀、最終便を飾った「羊蹄丸」もついに解体された。この間、航路開設以来の歴史や船の建造については、書き残されているものが多数ある一方、実際に日々どのように運行されていたのかについては、断片的な照会が散見されるにとどまり、あまり正確な情報が残されていないのが現状である。 本書は、永年青函連絡船を研究して生きた著者が、臨場感あるれる当時の運行現場の様子を、貴重な資料や写真も交えながら紹介。運行に携わった人々のありのままの姿を書き記す、初の著書である。 ■書 名: 交通新聞社新書063 青函連絡船物語 風雪を越えて津軽海峡をつないだ61マイルの物語 ■著 者: 大神 隆 ■発 売 日: 2014年2月15日 ■定 価: 840円(本体800円) ■体 裁: 新書判 ■ISBN: 978−4−330−43714−9 ■発 売 元: 株式会社 交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ 【著者紹介】大神 隆(おおがみ たかし) 1961年(昭和36)年、東京生まれ。学生時代より青函連絡船に深い興味を持ち、調査研究のための乗船を重ね、CAS(レーダー情報処理装)を使用した津軽海峡の潮流の調査などを行った。 東京・お台場での羊蹄丸展示中は、ガイドボランティアを務め、現在も青函連絡船史料研究会のメンバーとして、船の科学館で青函連絡船に関する講演会を当時の船長や船員らと共に開催している。 目 次 はじめに………3 第1章 青函連絡船とは 青函連絡船とは………14 青函連絡船の歴史〜津軽丸以前〜………21 青函連絡船の誕生………21 車両航送のはじまり………24 貨車航送専用船(貨物船)の登場………26 太平洋戦争下の青函連絡船………27 終戦後の青函航路………28 洞爺丸台風………29 ディーゼル船の登場と洞爺丸台風を教訓とした対策………33 津軽丸型青函連絡船の登場………35 渡島丸型貨物船………48 輸送量減少の時代を迎えて………53 青函連絡船の終焉………59 第2章 青函連絡船こぼれ話 青函連絡船の運航ダイヤ………66 青函連絡船のアンカー………83 きっぷ、記念券・しおりのはなし………97 CASと潮流………106 周遊のはなし………119 係船〜函館ドックにて………126 第3章 青函連絡船の運航 前便の入港〜乗組員の交代………134 出航30分前………142 ブリッジ(船橋・操舵室)………142 船尾・ポンプ操縦室、車両甲板………147 総括制御室………154 案内所………156 出航5分前………160 ブリッジ………160 総括制御室………169 案内所(客室)………173 出航1分前〜出航………174 ブリッジ………174 船首甲板………192 船尾甲板………196 総括制御室………200 案内所………201 第二航路〜第一航路〜港口〜港外へ………203 ブリッジ………203 総括制御室………215 案内所………218 航行中………219 入港スタンバイ………232 ブリッジ………232 総括制御室………235 案内所………236 入港………238 ブリッジ………238 総括制御室………258 案内所………261 第4章 その後の羊蹄丸 暫定運航………264 展示船への改造工事〜羊蹄丸、イタリア・ジェノヴァ〜船の科学館………265 船の科学館での展示終了………269 無償譲渡と新居浜での羊蹄丸………272 多度津への回航と解体………276 あとがき………278 主な参考文献・図書・資料………282 |
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