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No.2392 (Re:2382) 【明治村】「京都市電」の運行を再開 平成24年9月28日(金)から乗車体験を開始
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-09-14 18:36:39
博物館 明治村                                  NEWS RELEASE
http://www.meijimura.com/                            平成24年9月13日

        「京都市電」の運行を再開
    平成24年9月28日(金)から乗車体験を開始


 博物館明治村(犬山市内山1番地、館長 鈴木博之)では、所有する京都市電1号(昭和42年村内運転開始)について、経年劣化等の調査・点検のため平成22年12月19日を最終日として運行を休止しておりましたが、このほど修理・点検が終了し、これらの運行に支障はないと判断されましたので、平成24年9月28日(金)に1年9ヶ月ぶりに乗車体験を再開します。(試運転は秋催事「明治のりもの博」初日の9月15日(土)から開始。観覧・撮影可能)
 今回運行を再開する乗物は、下記のとおりです。

■ 京都市電
・ 製 造 年  明治43年〜明治44年(1910年〜1911年)
・動態展示開始年 昭和42年(1967年)    
 *日本で最初に市電の運行を開始したのは京都です。

■ 運行開始日
 平成24年9月28日(金)

■ 乗車体験料(1乗車につき)
 大人・シニア・高校生・中学生500円、小学生300円
 *総距離約800メートルの路線(3駅2区間)を約30分の間隔で往復運行

※蒸気機関車12号(平成22年12月より運行休止中)につきましては、現在修理作業を行っております。運行再開日が確定次第、追ってお知らせいたします。


<京都市電 概要>
■製造年:明治43(1910)年〜明治44(1911)年
■動態展示開始年:昭和42(1967)年
 ※平成22年12月より運休

 1881年ドイツにおいて初めて電車の営業が開始されたが、わが国では市内電車として明治28年(1895)に開業した京都市電が最初である。
 京都では、琵琶湖からひかれる疏水の有効的な利用法として日本最初の水力発電がはじまり、明治24年に電力供給が開始された。さらに明治28年の第4回内国勧業博覧会の開催地が京都に決定したことも重なり、京都電気鉄道が設立され本格的にその敷設へ向けて動き出した。そして明治26年に電気鉄道敷設許可がおり、明治28年伏見線が開業した。
 開業後、急いで「電気鉄道取締規則」がつくられたが、電車には告知人が置かれることになりここに告知人すなわち「先走り」が誕生した。彼らは12歳から15歳までの少年で、通行人に危険な箇所があると運転台から飛び降りて電車の先を走り注意を促した。夜間には堤燈を持って走るなど重労働の上危険なため、明治37年に廃止された。
 開業後路線も拡張され街を行きかう人々に親しまれた京都電気鉄道の市電は、明治45年市営電車の営業開始に伴い、大正7年全面的に市に買収された。
 京都に次いで市内電車が登場したのは名古屋で、明治31年のことであった。
 明治村の車両は明治43年から44年にかけて製造された大型の車両である。

 日本で初めて電車が走ったのは明治23年に東京上野で開催された第3回内国勧業博覧会会場内である。
 京都市電は明治28年現在の京都駅近くから伏見までの約6.4kmで開業し、次いで同年4月から岡崎公園で開催された第4回内国勧業博覧会の会場輸送の「足」として大いに利用された。
 東京では明治15年に馬車鉄道が開業し、新橋・上野・浅草を結ぶ東京の目抜き通りで営業を行った。明治32年には品川馬車鉄道会社を吸収し、明治33年には電車への動力変更を行い東京電車鉄道と改称。開業当時は車両31輌で、すべて英国製で、馬は47頭であったというが、最盛期には車両は300輌を、馬は2000頭を超すほどであったという。

 名古屋では明治31年に名古屋電気鉄道により、名古屋駅前―栄町間2.3kmが開業した。
(参考:博物館明治村ガイドブック)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 今回運行を再開する「京都市電」
画像サイズ: 254×300(原寸表示)