ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-08-13 21:26:56 |
平成24年8月7日
株式会社東京堂出版 http://www.tokyodoshuppan.com/ この度弊社では、『鉄道・貨物の謎と不思議』という単行本を刊行しました。 鉄道といえば、「旅客輸送」が目立ちますが、歴史的には「貨物運送」は日本の物流における屋台骨ともいえる存在でした。昨今では宅配便が主流ですが、かつては大きな荷物から、小さな手荷物まで、国鉄の貨物輸送が華やかに行われていました。 トラック輸送におされて、現在の貨物列車は見る影もないほどですが、それでも貨物列車独特の車両や、運送のためのシステムや仕組みなど、言われてみればそうだったのかと興味深い話題はたくさんあります。 「貨物列車時刻表」が隠れたベストセラーと言われておりますが、鉄道ファンにとっては、貨物運送もまた、大変興味深いジャンルであります。本書では、鉄道貨物運送について、これでもかと言えるほどの圧倒的な量の話題を取りそろえました。鉄道ファンにとって、読み応え充分な本に仕上がっております。 貨物運送は、鉄道の原点!! ・「専用鉄道」と「専用線」の違いは? ・貨物列車が発着しないのに、鉄道駅? ・貨物列車にだって、振替輸送がある!? 紙1枚から100トン超の変圧器まで、あらゆる物を運ぶ貨物運送の、知られざる貨物運送の最新技術と、驚くべき運送実績が詳らかに! 書 名 : 鉄道・貨物の謎と不思議 編著者 : 梅原 淳(うめはら・じゅん) 判 型 : 四六判 造 本 : 並製カバー装 頁 数 : 388ページ 定 価 : 1800円(本体価格) 初版発行: 平成24年7月30日 図書符号: ISBN978-4-490-20788-0 C0065 〔著者略歴〕梅原 淳(うめはら・じゅん) 鉄道ジャーナリスト。1965年(昭和40)東京生まれ。三井銀行(現在の三井住友銀行)、月刊「鉄道ファン」編集部などを経て、2000年(平成12)に独立。執筆活動を中心に、テレビやラジオなどでの解説、講演をはじめ、国土交通省が実施した調査等にも識者として参画する。主な著書は『新幹線「徹底追究」謎と不思議』(東京堂出版)、『毎日乗っている地下鉄の謎』(平凡社)、『鉄道の未来学』(角川書店)、『ココがスゴい新幹線の技術』(誠文堂新光社)など多数。 鉄道・貨物の謎と不思議 ●目次● はじめに 1 第1章 鉄道貨物の謎−7 001 貨物とは何か…………………………………8 〜紙1枚から100トン超の変圧器まで 002 貨物を運ぶ人の不思議……………………10 〜貨物運送を行う鉄道会社 003 貨物列車とは何か…………………………17 〜実は2種類ある 004 自家用の貨物線の謎………………………20 〜「専用鉄道」と「専用線」とは全く別のもの 005 貨物列車の歴史その1……………………30 〜貨物輸送の始まりはいつ? 006 貨物列車の歴史その2……………………34 〜なぜ貨物運送は衰退したのか 第2章 機関車と貨車の謎−39 007 機関車の不急議 その1…………………40 〜貨物列車を牽引する機関車の謎 008 機関車の不思議 その2…………………44 〜重い貨車を引っ張るのに必要な力はどれくらい? 009 貨車の不思議 その1……………………48 〜そもそも「貨車」とはどのようなもの? 010 貨車の不思議 その2……………………52 〜車両の表記はどうなっているのか 011 貨車の不思議 その3……………………58 〜有蓋車の謎 012 貨車の不思議 その4……………………61 〜無蓋車の謎 013 貨車の不思議 その5……………………65 〜コンテナ車の謎 014 貨車の不思議 その6……………………70 〜タンク車の謎 015 貨車の不思議 その7……………………76 〜ホッパ車の謎 016 貨車の不思議 その8……………………79 〜私有貨車の謎 017 貨車の不思議 その9……………………83 〜車掌車の謎 018 貨物電車の謎………………………………86 〜貨物電車のエース、M250系「スーパーレールカーゴ」 019 荷物車の不思議……………………………91 〜なぜJR旅客会社が所有しているのか 020 鉄道コンテナの不思議……………………95 〜ただの箱ではない 第3章 貨物列車の謎−103 021 特急コンテナ電車列車の謎……………104 〜全国でただ1往復だけが走る 022 高速貨物列車の謎………………………109 〜現代の貨物列車の主役 023 専用貨物列車の謎………………………115 〜車扱貨物を運ぶ専用貸物列車 024 特殊な貨物列車の不思議 その1……118 〜特大貨物運送とは 025 特殊な貨物列車の謎 その2…………122 〜甲種の鉄道車両の運送 026 特殊な貨物列車の謎 その3…………126 〜停車場外の線路を運転しているのになぜか入換 第4章 線路と施設の謎−129 027 線路の不思議 その1…………………130 〜JR貨物の大多数の線路はJR旅客会社のもの 028 線路の不思議 その2…………………142 〜貨物列車しか走らない知られざる経路 029 駅の不思議………………………………148 〜いまやコンテナ貨物取扱駅が主流に 030 国際空港ならぬ国際駅の不思議………154 〜駅で通関手続きが行える 031 列車が発着しない駅の不思議…………156 〜オフレールステーション、コンテナ営業所の謎 032 信号場、操車場の不不思議……………161 〜貨物列車は何をしているのか 033 荷役設備の不思議………………………165 〜貨物運送最大の特徴 034 車両基地の不思議………………………169 〜簡単なメンテナンスを行う 035 車両工場の不思議………………………174 〜車両を製造するのではなく、メンテナンスを担当する 036 鉄道信号保安装置の不思議……………178 〜貨物列車ならではの装置もある 第5章 貨物列車運転の謎−181 037 機関車の運転の謎………………………182 〜貨物列車の機関車の運用計画の特徴 038 貨車の運転の謎…………………………187 〜コンテナ車とコンテナの運用はとても大変 039 貨物列車の賃量計算の不思議…………191 〜明治から続く伝統的な計算方法 040 貨物列車の停車の不思議………………196 〜荷物の積み降ろし以外で停車することもある 041 黒磯駅に停車の不思議…………………199 〜この駅ならではの特別な事情 042 青森信号場と函館貨物駅とに停車の不思議…204 〜北海道新幹線開業で機関車が変わる? 043 旅客は運ばないが付添人は乗せる……209 〜貨物列車に合法的に乗る方法とその料金 044 入換の不思議……………………………214 〜貨物列車の編成を組み替える方法 045 貨物列車はいまどこに…………………219 〜分割民営化時に自前の線路を持てなかったためとはいえ…… 046 たびたび遅れる貨物列車の不思議……223 〜輸送力をとるか、安全性をとるか〜 047 貨物列車の乗務員の不思犠……………228 〜どうして緩急車はなくなったのか 048 貨物列車の機関車の不思議……………233 〜旅客会社の機関車と乗務員が、貨物列車を牽引!? 049 補助機関車の不思議……………………237 〜力を貸したり、速度を上げたり……本務機を助ける補機の役割 050 運転操作の不思議 その1……………246 〜停止状態から発進まで 051 運転操作の不思議 その2……………252 〜力行状態から停止するまで 052 代行輸送の不思議………………………259 〜貨物列車にも振替輸送がある!? 第6章 運賃・料金の謎−267 053 コンテナ貨物運賃の謎…………………268 〜旅客の運賃とは制度が大きく異なる 054 コンテナ貨物料金の謎…………………283 〜実は料金の支払先は2種類ある 055 車扱貨物運賃の謎………………………296 〜車扱貨物運賃には、割引があるが、割増もある 056 車扱貨物料金の謎………………………306 〜集配のトラックを待たせると、車両留置料がかかる 057 通運の謎…………………………………319 〜貨物利用運送事業者にも、第一種と第二種がある 058 切符の謎…………………………………326 〜貨物運送に切符はあるのか 059 運賃や料金の値引きの謎………………331 〜運賃表どおりの金額を徴収している鉄道事業者は存在しない!? 第7章 貨物列車をよりよく知るために−339 060 貨物列車の変わり種 その1…………340 〜コンテナ列車の変わり種「TOYOTA LONGPASS EXPRESS」の謎 061 貨物列車の変わり種 その2…………348 〜コンテナ貨物列車の変わり種「クリーン川崎号」 062 貨物列車の変わり種 その3…………356 〜往復とも貨物を運ぶ専用貨物列車 063 貨物列車の変わり種 その4…………363 〜専用貨物列車の変わり種 石炭専用貨物列車 064 JR貨物時刻表の謎……………………369 〜JRやJTBの時刻表とはひと味違う特殊な構成 065 未来の貨物列車…………………………376 〜貨物列車の車両とJR貨物という組織を考察する 参考文献 385 |
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