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No.208 (Re:202) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/12 (旅のヒント4/4)
ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:57:50

◎スペイン国鉄(RENFE)エリプソス「フランシスコ・デ・ゴヤ号」

 乗車の2日前、アトーチャ駅の前売りカウンターで、トゥリスタクラス(=簡易寝台、洗面台付4人部屋)を予約した。パスホルダー料金は67ユーロ。マドリッド・チャマルティン駅を19時に出発した。タルゴ車輌は他のホテルトレインと同じ。ただしトゥリスタクラスでは、アメニティー(ミネラルウォーター、耳栓、石鹸、歯磨きセット)が付いている。発車後、車掌が切符と旅券を預かりに来た。21時ごろ座席を寝台に転換した。到着予定時刻を1時間30分ほど遅れて、翌朝10時頃にパリ・オーステルリッツ駅に到着。寝台列車は、食堂・カフェテリア車を連結している。カフェテリアでの朝食セットは6.5ユーロ。パリへの列車到着時刻が遅れたことを考えると、遅延に備え、寝台車が到着予定となる日の午前中のスケジュールには、余裕を見ておいたほうがよい。


◎ユーロスター

 パリ、ロンドン両駅でのチェックインは30分前までとなっているが、両駅(特にパリ北駅)とも広い構内で複雑な構造なので、初めての利用者は1時間前には着いていたい。まず乗車券を自動改札機に通してコンコースへ、次いで仏英両国の出入国手続きだが、これはロンドン行き(英国入国カード要記入)がパリで、パリ行きはロンドンでそれぞれ行なわれ、旅券に押印される。手荷物と身体の保安検査は厳重に行なわれる。またユーロとポンドとの両替はコンコース内でできる。

 乗り心地は振動や騒音が少なく快適である。ドーバー海峡トンネルの通過所要時間は25分間で仏英ののどかな田園風景が十分に楽しめる。夕方、ロンドンからパリへ。レジャーセレクト(1等)は、2+1の座席配列で、英仏の新聞雑誌と飲み物・食事付。当日の夕食のメニューを紹介すると、飲み物がワイン、シャンペン、ソフトドリンク、コーヒー、紅茶、食事はサラダ、チーズまたは鮭、チーズケーキが出された。

※ここで記載されている料金はすべて当時の価格で、07年、または08年の料金は異なる場合がございます。ご了承ください。


★利用する鉄道商品
 ユーレイルパスフレキシー1等15日間用


○レイルエキスパート プロフィール
河野 いわお(こうの いわお)
株式会社JTBサポート中部所属。現在は旅行企画の相談を担当。青春18きっぷを愛用する鉄道旅行好きで、列車利用の旅こそが、旅の内容を豊かにし旅の楽しさを増す一番のものであると確信して、ツアーコースへの組み込みを勧めています。