NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8048 (Re:8047) 【小田急】2014年度の鉄道事業設備投資計画(別紙)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 23:45:53
【別紙】
(複々線化事業の進捗状況について)
 当社では、快適な輸送サービスを提供するための抜本的な輸送改善策として、東北沢〜和泉多摩川間(10.4km)の複々線化事業を進めており、現在までに世田谷代田〜和泉多摩川間(8.8km)が完成しています。これにより、朝のラッシュピーク時間帯における向ヶ丘遊園−新宿間の所要時間は事業着手前と比較し、急行で8分程度、各駅停車で4分程度、また、日中時間帯の各駅停車についても7分程度の短縮が図られ、速達性が向上するなどの効果を発揮しています。
 残る、東北沢〜世田谷代田間(下北沢地区)は、2004年9月にエ事着手し、現在、4線地下式による複々線化工事を鋭意推進しています。当区間が完成すると列車の増発が可能となり、大幅な混雑の緩和が図られるとともに、所要時間がさらに短縮します(エ事完成後は、事業着手前と比較し、急行で12分、各駅停車は6分短縮:向ヶ丘遊園−新宿間)。
 また、この複々線化事業は、東京都の都市計画事業である連続立体交差事業と一体的に進められており、踏切での慢性的な交通渋滞の解消、鉄道と道路の安全性向上が図られるとともに、鉄道によって隔てられていた市街地の一体化や駅周辺の整備が進むなど、整備効果は高く、鉄道利用者や地域の皆さまより、早期完成が求められています。
 現在工事中の下北沢地区では、2013年3月22日終電後、急行線相当部のトンネルに線路を切り替え、翌23日より、東北沢駅、下北沢駅、世田谷代田駅の3駅を地下化するとともに、当該区間にあった9箇所の踏切を廃止いたしました。
 また、地下化以降、昨年度は、使用停止した地上の駅舎や線路等の旧鉄道施設の撤去工事を進めた後、残る緩行線トンネル構築に必要な土留めエ事に着手しました。

(東北沢〜世田谷代田間 2014年度工事予定)
 残るエ事は、京王井の頭線交差部を含む約460mの緩行線トンネルの構築や3駅の駅舎工事に加えて、京王井の頭線橋梁架替工事等があります。
 今年度は、引き続き緩行線トンネルの構築に必要な土留め・掘削工事を進めるほか、駅舎工事に着手します。また、下北沢駅で交差する京王井の頭線では、仮橋への架替と既存の橋梁・橋脚の撤去が行われます。
 今後も、2017年度の複々線化による営業運転開始およぴ2018年度の事業完了に向け、鋭意工事を進めてまいります。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 【事業区間(下北沢地区)全体図】
画像サイズ: 1024×246(31%表示)