NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.7591 (Re:7590) 【東武】東京スカイツリーのライティングによるCO2をオフセット(2)
ほりうち(ccbu8181) 2013-12-03 23:40:00
〈別紙〉

1 オフセット・クレジット(J−VER)の取得について
(1)プロジェクトの概要
 @プロジェクト名 東武鉄道社有林篠井山林間伐促進プロジェクト(栃木県宇都宮市)
 A対象面積 53.3ha
 Bクレジット取得量 797t−CO2
 Cクレジット取得日 2013年5月29日(木)
 D内容
  栃木県宇都宮市にある篠井山林のうち、スギ・ヒノキといった針葉樹林の間伐を実施し、間伐によって森林が吸収するCO2吸収量をクレジットとして認証を取得。

※オフセット・クレジット(J−VER)制度について
 2008年度に環境省が創設いたしました、省エネルギー機器の導入や森林整備などの取り組みによるCO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量をカーボン・オフセット用のクレジットとして国が認証する制度です。なお、J−VER制度は、経済産業省が所管する国内クレジット制度と統合し、2013年度より「J−クレジット制度」へ移行され、J−VER制度によって認証されたプロジェクトは、「J−クレジット制度」に継承されます。


2 オフセット・クレジット(J−VER)の活用について
(1)東京スカイツリー(R)ライティングでの活用
 東京スカイツリーのライティングに使用されている照明器具は、既に全てLEDが使用され、最大43%の省エネ効果のある環境にやさしい設備となっておりますが、今般のオフセット・クレジットを活用することで、東京スカイツリーのクリスマス特別ライティングから1年分のライティングによるCO2排出量のカーボン・オフセットを実施します。
 また、今回、東武タワースカイツリーが購入したクレジットは500tであり、東京スカイツリーのライティング1年間の使用電力によって排出されるCO2の量は約101tであることから、ほぼ5年分に相当することになるため、今後5年間、継続してオフセットしていく予定です

 @オフセット対象:東京スカイツリーのライティングによる1年分のCO2排出量
  ※2013年11月1日(金)〜2014年10月31日(金)
 Aオフセット量:101t−CO2※
※上記CO2量は環境省のガイドラインに基づき算定した現時点で想定される量であり、オフセットの際には実際に使用した電力使用量から再計算し、無効化(二重に使われないよう取り消す処理)します。

(2)今後の活用について
 取得したオフセット・クレジットの活用策を検討するとともに、今後も率先して地域社会に貢献し、地球環境保全に努めていきます。


3 グリーン電力の活用について
(1)グリーン電力制度について
 グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)、水力、地熱などの自然エネルギーによって発電された電力のことです。自然エネルギーによる発電は発電するときにCO2を発生しないため、省エネルギー(化石燃料の節減)やCO2排出抑制地球温暖化を防止するなどの「環境付加価値」をもっていると言えます。
 「グリーン電力制度」とは、自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者機関(グリーンエネルギー認証センター)の認証を得て、「グリーン電力証書」という形で取引する仕組みです。「グリーン電力証書」の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載された電力量(kWh)相当分の自然エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したとみなされるため、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっています。

(2)東京スカイツリータウン(R)での活用
 東京スカイツリータウンでは、2013年11月1日(金)から2014年1月31日(金)の間、「東京スカイツリータウンイルミネーション2013」が実施されておりますが、東京スカイツリーの足元を彩る約50万球のイルミネーション、スカイアリーナ壁面にリズミカルな音楽に合わせて映像を投影するプロジェクションマッピングや期間中の外構の照明などをグリーン電力にて賄っています。
 このグリーン電力は、バイオマス発電による電力であり、東京スカイツリータウンが生ごみ処分施設として契約している食品リサイクル施設(メタン発酵)で発電した電力を活用しています。

以上