NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6149 (Re:6144) 【JR東海】平成25年3月期 第1四半期決算短信(6/8)
ほりうち(ccbu8181) 2012-07-28 16:54:16
(1) 運輸業
 東海道新幹線については、引き続き脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策に取り組んだほか、新幹線車両の全般検査を行う工場である浜松工場について、耐震性向上等を目的とするリニューアル工事を推進しました。また、本年3月に実施したダイヤ改正では、東海道新幹線の全定期「のぞみ」をN700系による運転とするなど、一段と利便性を高めました。さらに、N700系以降の技術開発成果を採用したN700Aについて、本年度からの投入に向けて準備を進めました。
 在来線については、落石対策や踏切保安設備改良を計画的に推進するとともに、さらなる輸送サービスの充実に向けて、新型車両への取替等に取り組みました。また、本年3月のダイヤ改正や東海道本線相見駅の開業等により整備した輸送基盤を活かしたサービスの提供に努めました。
 販売面については、EX−ICサービスのご利用拡大及びエクスプレス予約の会員数拡大に向けた取組みを推進しました。また、TOICAについては、相互利用サービスの拡大に向けた諸準備を進めるとともに、電子マネー加盟店舗の拡大等に取り組みました。さらに、京都、奈良、東京、伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開し、これと連動した様々な旅行商品の設定に努めました。また、東海道新幹線の海外のお客様向け商品、観光施設等との連携など、営業施策の積極的な展開に取り組みました。
 当第1四半期連結累計期間においては、前年同四半期に東日本大震災に起因する経済活動停滞、観光需要低迷等の影響を受けていたこととの比較により、東海道新幹線の輸送人キロは前年同四半期比14.5%増の114億2千5百万人キロ、在来線の輸送人キロは前年同四半期比2.4%増の23億1千2百万人キロとなりました。
 バス事業においては、競争激化等の状況も踏まえ、安全の確保を前提に業務の効率化等を進めました。
 上記の結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比13.1%増の3,010億円、営業利益は前年同四半期比41.9%増の1,147億円となりました。

(2) 流通業
 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、魅力ある品揃えの充実や、お客様のニーズを捉えたサービスの提供等により、集客力の強化に努めました。
 また、農業事業の充実に取り組みました。
 上記の結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比7.7%増の519億円、営業利益は前年同四半期比85.6%増の16億円となりました。

(3) 不動産業
 不動産業においては、名古屋駅新ビル計画について、建設着手に向けて諸準備を進めるとともに、本年4月の「東京おかしランド」開業により東京駅における商業施設のリニューアルが完了するなど、お客様の拡大に取り組みました。
 上記の結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比3.3%増の156億円、営業利益は前年同四半期比7.8%増の40億円となりました。

(4) その他
 ホテル業においては、お客様の志向にあった商品設定、高品質なサービスの提供、販売力強化に努めました。
 旅行業においては、京都、奈良、東京、伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーン等と連動した魅力ある旅行商品を積極的に販売するとともに、インターネットを活用した販売に努めました。
 鉄道車両等製造業においては、鉄道車両や建設機械等の受注・製造に努めました。
 しかしながら、日本車車両製造株式会社の売上減少等により、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比10.8%減の387億円、営業利益は前年同四半期比60.7%減の6億円となりました。