NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.5853 (Re:5851) 【小田急】2012年度の鉄道事業設備投資計画(3/3)
ほりうち(ccbu8181) 2012-05-02 19:30:32
別紙(複々線化事業の進捗状況について)

 当社では、快適な輸送サービスを提供するための抜本的な輸送改善策として、東北沢〜和泉多摩川間(10.4km)の複々線化事業を進めており、現在までに世田谷代田〜和泉多摩川間(8.8km)が完成しています。これにより、朝のラッシュピーク時間帯における向ヶ丘遊園→新宿の所要時間は事業着手前と比較し、急行で8分程度、各駅停車で4分程度、また、日中時間帯の各駅停車についても7分程度の短縮が図られ、速達性が向上するなどの効果を発揮しています。
 残る、東北沢〜世田谷代田間(1.6km)は、2004年9月に工事着手し、現在、4線地下式による複々線化工事を鋭意推進しています。当区間が完成すると、すでに完成している複々線施設と繋がることにより、列車の増発が可能となり、大幅な混雑の緩和が図られるとともに、所要時間がさらに短縮します。
 また、この事業は、東京都の都市計画事業である連続立体交差事業と一体的に進められています。これにより、踏切での慢性的な交通渋滞の解消、鉄道と道路の安全性向上が図られるとともに、鉄道によって隔てられていた市街地の一体化や、駅周辺の整備が進むなど、事業による効果は高く、早期完成が求められています。

(東北沢〜世田谷代田間2012年度工事予定)
 本工事区間(下北沢地区)では現在線の地下化に向けて、昨年度までに営業線直下での掘削工事を完了させ、トンネル本体の構築工事を進めてまいりました。2012年度は世田谷代田駅から梅ヶ丘駅間で地下化にむけて最後となる仮線路切替工事を6月8日(金)終電後に実施するほか、地下化に必要な箇所のトンネル構築工事が完了します。さらに、地下化時に使用開始する各駅のホームや仮駅舎を含む駅関係工事や、営業運転の開始に必要な軌道・電気・信号関連工事が最盛期となります。
 また、本事業に併せて改築が必要となる下北沢駅の京王・井の頭線施設については、昨年度から工事着手しており、京王電鉄と地下化時の乗換通路や駅出入口等の調整を踏まえて工事を進めるなど、2013年中に地下化での営業運転が開始できるよう開業設備工事を進めます。一日も早い地下線切替に向けて鋭意工事を進めてまいります。


※入力者注:別紙pdfファイルに含まれる画像の内容は、掲示板発言に添付可能なサイズでは詳細が不明になるため、pdfファイル自体をデータライブラリに収録しました。下記からご覧ください。

小田急ニュースリリース
2012年度の鉄道事業設備投資計画 輸送サービスの向上に291億円