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No.3509 (Re:3503) 【JR東海】平成23年3月期 第1四半期決算短信(6/7)
ほりうち(ccbu8181) 2010-07-29 21:59:04

 当期においては、景気低迷や高速道路料金値下げ政策の影響が続いたものの、上記の諸施策の取組みに加え、昨年受けた新型インフルエンザによる影響の反動もあり、当第1四半期連結累計期間における東海道新幹線の輸送人キロは前年同四半期比6.8%増の107億9千4百万人キロ、在来線の輸送人キロは前年同四半期比0.2%増の23億2千7百万人キロとなりました。
 バス事業においては、競争激化等の状況も踏まえ、引き続き業務の効率化等を進めました。
 上記の結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比5.7%増の2,865億円、営業利益は前年同四半期比27.3%増の981億円となりました。

2) 流通業
 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、開店10周年記念企画を実施し、新たな食料品をはじめとした魅力ある品揃えの充実、売場のリニューアル、お客様のニーズを捉えたアプローチ強化等に努めました。
 また、農業事業については、グループ会社への出荷を開始しました。
 上記の結果、景気低迷等の影響を受けたものの、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比3.7%増の474億円、営業利益は前年同四半期比299.3%増の11億円となりました。

3) 不動産業
 不動産業においては、駅立地を一層有効に活用し、お客様の拡大につなげるため、東京駅における商業施設のリニューアル等を着実に進めました。また、名古屋駅新ビル計画については、実現に向けた検討を進め、本年5月に具体的内容を公表しました。あわせて、保有資産の有効活用の観点から行っている社宅跡地開発については、「セントラルガーデン・レジデンス静岡」の第二期分譲マンションの建設、販売を進めました。
 上記の結果、景気低迷等の影響を受けたものの、当第1四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比1.7%増の160億円、営業利益は名古屋駅新ビル計画のための費用増等により前年同四半期比17.1%減の29億円となりました。

4) その他
 ホテル業においては、厳しい経済情勢の中、お客様の志向にあった商品設定、高品質なサービスの提供、販売力強化に努めました。
 旅行業においては、平城遷都1300年を迎えた奈良をはじめ、京都、東京等の各方面へ向けた観光キャンペーンと連動した魅力ある旅行商品を積極的に販売するとともに、インターネットを活用した販売に努めました。
 鉄道車両等製造業においては、鉄道車両の製造や建設機械等の更新需要への対応に努めました。
 しかしながら、当第1四半期連結累計期間における営業収益は、景気低迷等の影響により、前年同四半期比1.9%減の455億円となりました。また、営業利益は、費用削減に努めたことなどから、2億円(前年同四半期は0.2億円)となりました。

(2)連結財政状態に関する定性的情報
 当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ429億円増の1,226億円となりました。また、当第1四半期連結会計期間末の長期債務残高は、前連結会計年度末と比べ588億円増の3兆2,324億円となりました。
 当第1四半期連結累計期間については、当社の運輸収入が増加したことなどから、営業活動の結果得られた資金は前年同四半期と比べ547億円増の1,242億円となりました。
 投資活動の結果支出した資金は、設備投資に伴う固定資産の取得にかかる支出が増加したことに加え、資金運用による支出が増加したことなどから、前年同四半期と比べ596億円増の1,308億円となりました。
 財務活動の結果得られた資金は、長期借入金の返済額が減少したことなどから、前年同四半期と比べ21億円増の495億円となりました。