NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.3308 【JR東海】定例社長会見(平成22年5月・東京)
ほりうち(ccbu8181) 2010-05-28 14:41:51
JR東海 ニュースリリース

2010.05.27
定例社長会見(平成22年5月・東京)


◆ 東海道新幹線・新大阪駅ホーム桁架設工事について


当社では、東海道新幹線の輸送の弾力性向上や災害時などの対応力強化、また更なる駅コンコースの旅客サービス向上を図るため、平成19年に新大阪駅の大規模改良工事に着手しました。これまでに、分岐器の新設工事や高架橋の新設工事等を順調に進めています。

このたび、工事上の一つの節目として、新設する27番線ホーム用の桁を地下鉄御堂筋線と並行して走る国道423号、通称、新御堂筋と呼ばれる国道の上に架設する工事を実施することになったのでお知らせします。

この工事は新御堂筋を夜間通行止めにしたうえで実施します。ご不便をおかけすることになりますが、ご理解とご協力をお願いします。

新大阪駅大規模改良工事の概要については、平成19年7月及び20年7月に既に公表していますが、あらためて簡単に振り返ります。

新幹線ホーム等の改良については、現在の26番線の北側に27番線の線路とホームを新設する工事及び博多方にある引上線を現状の2線から4線にする工事を進めています。

駅コンコース等の改良については、駅北側地区との歩行者動線の整備を図り、現在、阪急電鉄株式会社が建設中の「新大阪阪急ビル」の3階と接続させるとともに、現在の改札口の利用方法を変更して全て入出場可能な改札口にし、きっぷうりばも改札口の近くに設置するなど、お客様にとってより便利な駅とするための改良工事を行うものです。

これらの工事は平成19年12月から行っており、平成24年度末には27番線ホームを使用開始するとともに、駅北側動線の開通、コンコースのリニューアルを完了させます。さらに、25年度には引上線の増設を完了させる予定であり、これらの一連の工事は7年間かかることになります。

本日お知らせするホーム桁架設工事は、工事全体の中でも一つの節目となる大規模な工事になります。

今回新設する27番線ホームは新御堂筋との交差部分に新たに設置するため、ホームとなる鋼製の桁を幅約90mの新御堂筋上空にかける必要があります。

施工方法を検討した結果、最も安全で通行止め回数の少ない「送り出し架設工法」という施工方法で行うこととしました。

工事手順は、まず駅の博多方にあらかじめ長さ105m、重さ約480トンのホーム桁になる部分を作っておき、そして、組み上げたホーム桁を、少しずつ東京方に送り出していくものです。

この架設工事は、6月27日から6回に分けて実施します。
平均約150名の作業員を動員し、一回あたり25〜40mずつ4回に分けて慎重に130m移動させます。そして、5回目で桁を2.5m降下させ、6回目で南方向に1m横移動させて取付を行います。

先ほど申し上げたように、この工事は安全確保のため、警察など関係機関のご協力をいただき、いずれも土休日に、時間帯は主に午前1時から6時までの深夜に新御堂筋を通行止めにしたうえで実施します。

これらの施工日に新御堂筋をご利用の方にはご不便をおかけすることになりますが、大阪地区ではテレビ、ラジオ、新聞、看板等で事前のお知らせなどを行い、ご理解とご協力をお願いしていきます。

新大阪駅改良工事は、毎日の新幹線輸送を確保したなかで数多くの線路切換を行うとともに、在来線の駅や新御堂筋の上空にホームを新設するなど、多くの難しい工事を行うことになりますが、今後とも引続き安全に留意し、着実に工事を進めていきたいと考えています。

※詳細はこちらをご覧ください。http://jr-central.co.jp/news/release/nws000532.html


◆ JR東海 浜松工場「新幹線なるほど発見デー」を開催します!


今年も、浜松工場「新幹線なるほど発見デー」を開催します。
期日は、7月24日(土)・25日(日)の2日間です。

この「なるほど発見デー」は、夏休みの2日間を使って当社の浜松工場を一般開放し、普段、駅のホームや沿線からは見られない新幹線の姿をお見せするイベントです。

平成7年から毎年行っており、今年で16回目となりますが、これまでの入場者数は約43万人、昨年は2日間で約3万9千人のお客様にご来場いただきました。特にお子様たちに大変好評で、ご家族全員で楽しんでいただけるイベントとしてすっかり定着しました。

毎年人気の「新幹線の車体を吊り上げ・台車に載せる作業の実演」を、今年は初代新幹線0系車両で実施します。この0系車両はJR東海博物館(仮称)に展示予定の車両で、今回初めて吊り上げる様子をご覧いただけます。

また、N700系、700系、300系の「運転台見学」を例年通り行います。さらに「小学生車掌体験」、「ちびっこ制服記念撮影」も実施します。
この他にも「体験工作コーナー」、「新幹線スタンプラリー」、「浜工なるほどガイド」なども引き続き実施します。

このイベントは、どなたでも参加でき、入場無料です。但し、「運転台見学」と「車掌体験」は事前のお申込みが必要です。

当日は、浜松駅から無料のシャトルバスを運転します。
また、遠方の方でも参加しやすいように、ジェイアール東海ツアーズの各支店(※静岡を除く)で運転台見学付きのツアーを設定します。

多くのご家族にご来場いただき、新幹線の魅力を間近に感じることで、子供たちの、そしてご家族の夏休みの思い出になればと思っています。

※詳細はこちらをご覧ください。http://jr-central.co.jp/news/release/nws000534.html


◆ 京都キャンペーン夏編の展開について


当社では、季節ごとに「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンを展開して、様々な角度から京都の魅力をお伝えしています。

現在、「青もみじ」を切り口に初夏編を展開していますが、この初夏編に続き6月下旬〜9月にかけては、「父さんが連れていく京都」をテーマに「清水寺」にスポットをあてて「夏編」を展開しますのでご紹介します。

このキャンペーンは、ご両親が子供と一緒に京都の歴史ある寺社を訪れ、日本の歴史の奥深さに直に触れながら、親子の対話や絆を深めようというものです。主な旅行会社で夏の京都向け対象旅行商品をお申込みのお客様に、大人用の「とらべる京都虎の巻」を1組に1冊、お子様用の「とらべる京都わーくぶっく」を小・中学生のお子様お1人につき1冊をお渡しします。

京都の歴史や社寺についてわかりやすく解説しており、また京都駅からの交通アクセスなども紹介しています。加えて、京都をより楽しんでいただける企画として、「坐禅体験」や「和菓子作り」など、京都ならではの体験メニューも掲載しており、これらのメニューのうち一つで、小・中学生のお子様1名が無料になるチケットもお付けしています。なお、お申込みは対象施設へ電話で予約していくただくことになります。
ぜひ、親子での京都旅行にご利用いただければと考えています。

このほか、「京都のお寺」としての知名度も高く、小・中学生のお子様にも喜んでいただけ、また、京都の街を見渡せる壮大な本堂があるなどご家族での京都旅行というコンセプトに合う「清水寺」にスポットをあて、6月26日以降、首都圏でCMの放映やポスターの掲出を展開していきます。

また、キャンペーンにあわせてJR東海ツアーズより「ファミリープラン」を発売します。ホテル代込みで大変お安い価格設定となっているほか、中学生もこども料金と同額扱いとなっています。さらに、部屋数に限りはありますが、3名様以上でお申込みのお客様にはご家族一緒にお泊りいただけるお部屋もご用意しています。

ぜひ、この夏も新幹線で京都にお出かけいただきたいと思います。

※詳細はこちらをご覧ください。http://jr-central.co.jp/news/release/nws000533.html