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No.2913 (Re:2910) 【JR東海】「奈良デスティネーションキャンペーン」を開催します!(4/11)
ほりうち(ccbu8181) 2010-02-19 22:03:14

2 巡る奈良

 奈良県内各地で「巡る奈良」をテーマに歴史・文化・自然に触れ合えるイベントを開催。奈良県全域を「青龍」「玄武」「白虎」「朱雀」の四神が司る4エリアに分け、主なイベントをご紹介します。特に寺社では「祈りの回廊」と題して、ふだんなかなか拝観することのできない秘宝・秘仏が特別開帳されます。


(1) 青 龍 …飛鳥・藤原周辺、大和高原・宇陀周辺エリア

・奈良文化財研究所飛鳥資料館「キトラ古墳壁画四神」(5月15日〜6月13日)
 1300年の時を越えて甦った未公開の「朱雀」を含めたキトラ古墳壁四陣(青龍・朱雀・白虎・玄武)をすべて特別公開。

・安倍文殊院(あべもんじゅいん)「獅子から降りた文殊菩薩」(1月1日〜11月30日)
 日本三文殊に数えられる安倍文殊院で、造立以来800年ではじめて獅子から降りた重文の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)が眼前で拝観できる。

・壷阪寺(つぼさかでら)「三重塔初層内陣」(3月1日〜5月31日)
 室町時代の再建以来、初公開となる三重塔(重文)の初層が開扉され、内陣に安置されている大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)と秘仏弘法大師像を特別に公開。

・室生寺(むろうじ)「金堂内の外陣拝観」(金堂:5月15日〜8月31日)
 普段は入ることができない国宝の金堂(こんどう)内の外陣から、ご本尊の国宝・釈迦如来立像(しゃかにょらいりゅうぞう)や里帰りにより勢揃いした重文の十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう)などを拝観できる。


(2) 玄武 … 奈良・平城京周辺エリア

・奈良国立博物館「平城遷都1300年記念・大遣唐使展」(4月3日〜6月20日)
 遣唐留学生の活躍を描いた絵巻、仏教を介した日唐間の交流を示す仏像、盛唐のサロンの様子を伝える名画など、国宝級の文化財を国内外から一堂に集め、空前の規模で「遣唐使」の全容をたどる。

・西大寺(さいだいじ)「愛染堂客殿・愛染明王坐像」(4月23日〜5月31日)
 通常非公開である愛染堂客殿(あいぜんどうきゃくでん)の内部公開(4/1〜11/15)に加え、日本の愛染明王像の代表作のひとつである重文の「愛染明王坐像(あいぜんみょうおうざぞう)」も拝観できる。

・薬師寺(やくしじ)「東塔初層内陣」(4月8日〜10月31日)
 今秋から解体修理される東塔(とうとう)の外から初層を覗き込み、内陣の天井絵を拝観できる。また来年1月5日まで玄奘三蔵印伽藍(げんじょうさんぞういんがらん)・大唐西域壁画殿(だいとうさいいきへきがでん)を公開。

・興福寺国宝館(こうふくじこくほうかん)「1300年祭」(3月1日〜)
 阿修羅像を含む国宝級の文化財を所蔵する興福寺国宝館が2010年春リニューアルオープン。


(3) 白虎 …斑鳩・信貴山周辺、葛城周辺エリア

・當麻寺(たいまでら)「東塔」「西塔」(5月20日〜6月20日)
 奈良時代の創建当時のまま現存する、国宝の「東塔(とうとう)」「西塔(さいとう)」の初層を創建以来初めて揃って開扉。

・朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)「信貴山縁起絵巻」(4月22日〜5月5日)
 毎年1巻づつ特別公開の国宝「信貴山縁起絵巻(しぎさんえんぎえまき)」全3巻を本年中に順次公開。デスティネーションキャンペーン期間中は4月22日〜5月5日には「延喜加持の巻(えんぎかじのまき)」が公開される。

・法隆寺(ほうりゅうじ)「法隆寺秘宝展」(3月20日〜6月30日)
 通常拝観できない宝物を、大宝蔵殿(だいほうぞうでん)で特別展示。

・松尾寺(まつおでら)「役行者像」など(6月1日〜30日)
 日本最古の厄除け霊場・松尾寺境内の行者堂に安置されている木造彩色で総高が六尺に及ぶ役行者像(えんのぎょうじゃぞう)を特別公開。重文の大黒天立像(だいこくでんりゅうぞう)も同時に拝観できる。


(4) 朱雀 … 吉野周辺エリア

・榮山寺(えいさんじ)「薬師如来坐像」(4月25日〜5月16日)
 奈良時代の建造物で国宝の八角円堂(はっかくえんどう)で知られる榮山寺で本堂内の厨子(ずし)が開かれ、本尊の薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)が拝観できる。

・吉野山の桜(例年4月上旬〜中旬)
 日本有数の桜の名所である吉野山。例年4月上旬から中旬にかけて3 万本ともいわれる桜が、上千本、中千本、下千本にかけて豪華絢爛に咲き乱れる。