ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:15:46 |
2. レリーフの概要 ○名称… 「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」 ○テーマ… 左側:「歓喜 高校球児」 中央:「伝統の継承 蔦に彩られた甲子園球場」 右側:「感動のリーグ制覇 阪神タイガース」 ○設置場所 … 阪神甲子園球場正面壁面 ○素材… ブロンズ(緑青仕上げ) ○サイズ… 縦 2.2m × 横 2.8m ○重量… 約800kg/枚 3.制作者 ○構想・デッサン・制作監修… 武蔵野美術大学 教授 脇谷 徹(わきや とおる) ○原型制作… 脇谷徹、杉崎正則、松本隆 ○制作協力… 高野正晃、坂本龍幸 ○鋳造… 黒谷美術株式会社 【制作者プロフィール】 脇谷 徹 WAKIYA Toru 武蔵野美術大学 共通彫塑研究室 教授 1950年香川県生まれ 武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵専攻修了 <研究テーマ> 作品制作を中心とした具象美術の研究。 <主な発表歴> ’77年「新制作協会展」(東京、’82-‘90年を除き’91年まで出品) ’85・’86年「彫刻新鋭展」ギャラリーせいほう(東京) ’86年「第20 回文化庁現代美術選抜展」巡回 ’87・’88・’89年江戸川区「みちばたの彫刻」制作に参加 ’91年「平面と立体の出会い展」ダバン・ラブ・ギャラリー(東京) ’93年「所沢野外彫刻展」所沢航空記念公園(埼玉) <個展> ’80・’86・’90年キッド・アイラック・コレクシオン・ギャラリー(東京) ’86年信天画廊(東京)、’87年曽根画廊(東京)、’92年喜楽屋ギャラリー(東京) ’98年ヨコハマ・ポートサイド・ギャラリー(神奈川)、’01年麻布霞町画廊(東京) ‘84年「第48 回新制作協会展」新作家賞受賞(東京都美術館) ‘85年「第49 回新制作協会展」新作家賞受賞(東京都美術館) <主なパブリックコレクション> 江戸川区役所、信濃デッサン館 【制作者コメント】 この3枚のレリーフはそれぞれが個別のテーマをもちながらも、甲子園球場を舞台とした人間ドラマとして、3枚でひとつの作品となるように構想されています。 左側の高校野球の優勝決定シーンでは、ユニフォーム姿でベンチ入り出来る18名全員を登場させました。優勝決定の瞬間、レギュラーも控えの選手も皆思い思いのポーズで喜びを全身で表しています。 中央のリニューアル前の甲子園球場には、甲子園球場の代名詞となっている蔦や銀傘をはじめ、甲子園特有のかたちをしたスコアボードや今はもう見ることの出来ない4本脚の照明灯等が表さ れています。また、球場の幾何学的なかたちと両側の人物群像の有機的なかたちを結ぶ役割を、球場周辺の樹木と蔦が担っています。 右側の阪神タイガースの胴上げシーンは、2005年リーグ優勝の岡田監督の胴上げです。選手 に関するさまざまなエピソードを盛り込んでみました。 じっくりと見ていただければ、眼で散策する楽しみが随所に散りばめられています。レリーフから少し離れ大きな構成のダイナミックさを、また近づいてはレリーフの細部を楽しんでいただければ、制作者としてこの上ない喜びです。そして甲子園球場を訪れる多くの方々に、球場の一部として親しんでいただけることを願ってやみません。 脇谷 徹 ※画像添付の都合上、レリーフの写真はリリース文で左右3列だったものを縦1列に配置を変更しています。 |
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