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No.2291 (Re:2290) 【阪神他】「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」完成について(2/4)
ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:11:24

 【阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフについて】


1. 制作の経緯


 阪神電気鉄道では、阪神甲子園球場リニューアルを進める中で、このリニューアルを記念し、ご来場の皆さまに球場に刻まれた歴史を感じていただけるモニュメントを、球場正面に設置する構想を固めました。その後、具体的な検討を進める中で、球場に刻まれた感動の歴史そのものである「高校野球」と「プロ野球・阪神タイガース」、そして感動を生んできた舞台として「阪神甲子園球場」という三大要素を表現する方向としました。

 そして2008年春、阪神電気鉄道の呼びかけに対して、高校野球の主催者である日本高等学校野球連盟、朝日新聞社、毎日新聞社と、阪神タイガースが賛同し、5者が刻んできた感動の歴史と未来への願いを込めたレリーフを、共同事業として制作することが決定しました。

 また、制作者は、元独立行政法人国立美術館理事長の辻村哲夫氏のご推薦により、優れた具象彫刻家である武蔵野美術大学の脇谷徹教授に依頼することになりました。

 レリーフの具体的なテーマは、高校野球を、甲子園大会での優勝の瞬間を表現した「歓喜 高校球児」、阪神タイガースを、2005年リーグ優勝時の岡田監督の胴上げをベースにした「感動のリーグ制覇 阪神タイガース」、球場を、長年親しまれてきた蔦に覆われるリニューアル前の球場を表現した「伝統の継承 蔦に彩られた甲子園球場」としました。

 これらのテーマを受け、2008年5月、脇谷教授はデザイン構想から着手し、約15ヶ月の制作期間を経て、この記念レリーフを完成させました。